エルメスのコピー品(偽物)は刻印で分かる?刻印の見方や本物を見分けるポイントを紹介
「エルメスの刻印の読み方が知りたい」
「どこに刻印があるの?」
このように考えていませんか?
エルメス製のアイテムにはそれぞれ刻印があります。刻印の有無によって本物か偽物か見分けられると思っている人もいるでしょう。
しかし、偽物でも刻印が施されている場合があるため、見分けるのは簡単ではありません。
この記事では、エルメスの刻印の特徴や読み方、真贋を見分けるポイントを紹介しています。ぜひ、この記事を参考にお持ちのエルメス製アイテムが本物かどうか確認してみてください。
<この記事でわかること>
- ・エルメスの刻印の場所
- ・エルメスの刻印の意味
- ・本物と偽物を見分けるポイント
目次
エルメスの刻印の特徴
エルメスの刻印の特徴は以下のとおりです。
- ・刻印の箇所
- ・刻印が無い場合もある
それぞれ解説します。
刻印の箇所
エルメスの刻印は、製造した時期とアトリエ・人物を意味しています。刻印は商品の真贋を確かめる要素のため、経年劣化により薄くならないように目立たない箇所に施されることがほとんどです。
刻印が見つからない場合は次表を参考にしてみてください。今回はバッグの刻印箇所を紹介します。
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刻印の箇所
バッグの種類 刻印の箇所 ケリー - ベルトの裏
- 正面から見て左側のマチ上部(内側)
バーキン - ベルトの裏
- 正面から見て左上部(内側)
ジプシエール ベルトの裏 ボリード ファスナー付近のタブ裏 ピコタン・ピコタンロック 金具付近(内側) シェルパ 収納ポケットの上部(内側) - リンディ
- 留め具ベルト付近のベルト裏
- サイドポケット(内側)
エルメスは製造年によって刻印の箇所が変わることがあります。そのため、バッグによっては刻印の箇所が違う可能性がある点を覚えておきましょう。
刻印が無い場合もある
ほとんどのアイテムには刻印が施されていますが、本物でも見当たらない場合があります。目立たない箇所にある刻印ですが、経年劣化によって薄れることがあるのです。
また、刻印する箇所などは職人に委ねられているため、見当たらないこともあります。刻印が見当たらないからといって偽物とは限らない点を覚えておきましょう。
エルメスの刻印の見方
エルメスの刻印は「CB6006」というようにアルファベットと数字から構成されています。先頭の「C」は製造した年を、後半の「B6006」は製造したアトリエや人物のイニシャルを意味しています。
製造年は判明していますが、アトリエ・人物についての情報は公開されていないため詳細はわかりません。ここでは、以下の点を解説します。
- ・年代ごとの刻印一覧表
- ・特殊な刻印が存在する
それぞれ確認してみましょう。
年代ごとの刻印一覧表
エルメスの刻印は年代によって刻印の特徴が異なるため、それぞれ紹介します。
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1964~1970年
製造年 刻印 1964年 1965年 1966年 1967年 1968年 1969年 1970年 -
1971~1996年
製造年 刻印 1971年 1972年 1973年 1974年 1975年 1976年 1977年 1978年 1979年 1980年 1981年 1982年 1983年 1984年 1985年 1986年 1987年 1988年 1989年 1990年 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 -
1997~2014年
製造年 刻印 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 -
2015~2023年
製造年 刻印 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
特殊な刻印が存在する
エルメスのアイテムには、製造したアトリエ・人物や年代以外の特殊な刻印が設けられている場合があります。
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特殊な刻印
名称 刻印 意味 クロコダイルニロティカス 大型ワニの革を使用 クロコダイルポロサス 小型ワニの極上部位の革を使用 アリゲーター アリゲーターの革を使用 リザード トカゲの革を使用 アウトレット セールで販売された品物 スペシャルオーダー品 馬の蹄(ひづめ) オーダーメイド品 スター 流れ星 エルメス関係者のために作成した物
エルメスの本物とコピー品(偽物)を見分けるポイント
エルメスは世界中から愛される人気ブランドであり、高額で取引されています。そのため、精巧に作られた偽物も多く出回っているため、購入する際は騙されないように注意しましょう。
本物と偽物を見分けるポイントはいくつかあるため、ここでは一例を紹介します。
- ・刻印
- ・金具
- ・縫い目
- ・付属品
お持ちのエルメスを確認してみてください。
刻印
本物のエルメスにはアイテムの表面に「HERMÈS PARIS MADE IN FRANCE」と刻印されています。
偽物のエルメスにも同じ刻印がありますが、文字のサイズが違ったり、にじんだりしている場合があるため、注意深く見てみてください。
また、エルメス製のアイテムの多くは、製造年とアトリエを示す刻印が施されています。刻印が無い場合は偽物の可能性があるため、ほかの要素も考慮しながら判別しましょう。
金具
偽物は、素材や刻印が丁寧でも金具の作りが雑な場合があります。金具に施されているロゴが歪んでいたり「E」の上に点が無かったりすれば偽物といえるでしょう。
また、バッグなどの下に付いている底鋲(そこびょう)も見分けるポイントです。
本物は手で底鋲をバッグに打ち込んでいるため、わずかな黒ずみが生じたり、ひとつひとつ鋲の頭の形がわずかに違ったりします。全ての鋲が同じ色・形の場合は偽物の可能性があるでしょう。
縫い目
エルメスの革製品は、手縫いとミシン縫いによって作られています。手縫い部分は「クウジュ・セリエ」という独自の縫い方を採用している点が特徴です。
手縫いは縫い目が右下がり、ミシン縫いは左下がりのため、見分けやすいでしょう。
偽物は、手縫いすべき箇所がミシン縫いになっている・糸が浮いている・縫い目の隙間が空いているなど細部が不自然な場合があります。
付属品
本物と偽物を見分けるポイントは付属品にもあります。偽物はバッグや財布などの本体を精巧に作りますが、付属品の作りは雑な場合があるのです。特に保存袋の印字は違いが顕著に表れる傾向があります。
偽物はロゴが歪んでいたり、かすれたりしているため、確認してみましょう。
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エルメスに施されている刻印は、商品の製造された年とアトリエ・人物を示しています。目立たない箇所に刻印されているため、よく探してみてください。
近年は精巧に作られた偽物が多く出回っており、騙されて購入する人は決して少なくありません。紹介したポイントをチェックして見分けるとよいでしょう。
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