シャネル（CHANEL）ロゴに込められた想い｜ココマークの由来を『買取むすび』が解説

「シャネルのロゴにはどんな意味がある？」

「シャネルのコンセプトってなに？」

このような疑問はありませんか？

シャネルの特徴的なロゴは、創業者ココ・シャネルの精神やブランドコンセプトが込められています。

「C」を重ねた「ココマーク」は、シャネルのアイコンとして世界中で認知されています。

しかし、シャネルのロゴの意味や歴史について知らない方も多いでしょう。

本記事では、シャネルのロゴの意味や由来、シャネルの歴史について解説します。

ココ・シャネルの思想から生まれたロゴやアイテムの魅力をぜひ再確認してみてください。

シャネル（CHANEL）ロゴに込められた思想

シャネルのロゴは、ブランドの創設者ココ・シャネルの精神を象徴しています。以下の点からシャネルの思想を見ていきましょう。

それぞれ紹介します。

女性の自由

ココ・シャネルは女性の自由と独立を強く支持しており、その思想はブランドのデザインにも色濃く反映されています。

特に、カメリアのモチーフは女性の自由を象徴する重要な要素で、香りを放たない特徴から「女性が自分自身の香りを選べる自由」を表現しています。

さらに、シャネルのブラックは日常的に着用すべきとココ・シャネルが主張し「モード色」としてファッションに導入されました。

1926年に発表されたリトル・ブラック・ドレスは、「シャネル＝ブラック」の概念を世に示し、シンプルなスタイルが真の上品さであるという信念を表現しています。

シンプルこそ美しい

シャネルのデザインはシンプルながらも優雅な美しさを持っています。カメリアマークは日本語で椿を表し、花言葉である「輝き」や「純粋」は、シンプルな美を称えるココ・シャネルの考えにピッタリです。

シャネルのロゴもシンプルながら高級感あるデザインとなっており、ブラックとホワイトのカラーは、「謙虚さ」「純粋さ」「完璧」を象徴しています。このシンプルさは、シャネルのデザインの美しさと、女性の自由や独立を支持するココ・シャネルの思想が融合した形です。

シャネルロゴの種類

シャネルのロゴには主に以下の2種類があります。

それぞれのロゴがブランドの歴史とココ・シャネルの精神を象徴しています。ひとつずつ見ていきましょう。

ブランド名の「CHANEL」

一つ目は、ブランド名である「CHANEL」を特徴的なフォントで表現したものです。シンプルで洗練されたデザインが特徴で、ブランドの高級感とモダンなイメージを反映しています。しかし、よく見ると各文字には独自の特徴があります。

例えば、アルファベットの「A」は、上部が尖っていない点が特徴的です。他の文字とのバランスを保つために上部がフラットにデザインされています。

さらに、「H」の横線は真ん中ではなくやや上の位置に配置し、横線を基準に上部が短く、下部が長いデザインです。他の文字にも通常のアルファベットとは異なる特徴があり、模倣品の防止としても活用されています。

ダブルCで有名な「ココマーク」

二つ目のロゴは、「ココマーク」と呼ばれるダブルCのデザインです。

ブランドの創設者であるココ・シャネルのイニシャルをデザインした、シャネルの象徴的なロゴとなっています。

ダブルCのロゴは、アクセサリー・バッグ・靴など、さまざまな商品に使用されており、ひと目でシャネルと判断できるほど、多くの人々に浸透しています。

シャネルロゴマーク（ココマーク）の由来

シャネルの象徴的なロゴ、通称「ココマーク」の起源には、諸説あります。

それぞれ見ていきましょう。

偶然から生まれた反転「C」説

一つ目は、偶然から生まれた説です。

紙に書いた2枚の「C」のひとつが風でひっくり返り、重なり合ったことがきっかけで誕生したとされています。

シンプルながらも印象的なデザインは、ココ・シャネルによってすぐに気に入られ、ブランドのロゴとして採用されました。

このロゴは、シャネルの哲学「シンプルは美しい」を象徴しており、シャネルのブランドが世界的に知られるようになる原動力となったのです​。

シャトー･ド･クレマの古城説

もう一つの説は、香水製造のために訪れたシャトー・ド・クレマの古城でココ・シャネルが見たマークに起源があると言われています。

ココ・シャネルは、シャトー・ド・クレマの壁に描かれていたダブルCに似たマークを気に入り、城主に使用許可をとったことから、ココマークが誕生したという説です。

シャネルロゴが特徴的なバッグ

シャネルは高級で上品なバッグを数多く製造しており、それぞれのバッグにはブランドを象徴するロゴが採用されています。以下に、シャネルロゴが特徴的なバッグを3つ紹介します。

順番に紹介します。

ドーヴィル

ドーヴィルバッグのココマークは控えめにデザインされており、代わりに「CHANEL」が大きく表示されているのが特徴的です。

このバッグは2012年に販売されたモデルで、収納力に優れた大きなサイズからクラッチバックサイズまで、さまざまなサイズが展開されています。

カジュアルシーンに適したシャネルのバッグをお探しの方におすすめです。ハンドル部分にある編み込まれた革のチェーンが、おしゃれな印象を与え、シャネルの優雅さが感じられます。

復刻トート

通称「復刻トート」と呼ばれるこのバッグは、多くのユーザーに支持されるロングセラー商品で、前面に大きなココマークが描かれているのが特徴です。

光沢のあるブラックのコーポレートカラーが採用されており、シャネルを代表する「マトラッセ」のテイストを引き継いでいます。

元々は1994年に「ミディアムトートバッグNo.1804」として発売されていたバッグで、一度は廃盤となりましたが、1996年に再生産が始まりました。

カンボンライン

カンボンラインは、シャネルのバッグの中でも特に人気の商品です。端に寄ったロゴは、バッグのデザインを引き立て、シャネルのブランドを主張します。

2000年代にはこのラインが大きな人気となり、多くの女性に愛されるアイテムとなりました。

これまでモノクロのデザインが中心だった中、カンボンラインの2トーンカラーは新風をもたらし、ブランドの新しい魅力として受け入れられました。

残念ながら、このラインの生産は現在終了しています。しかし、その豪華なデザインと多彩なバリエーションは中古市場においても人気があります。

シャネルロゴの想いを引き継ぐ歴代のデザイナー

シャネルは創業以来、何人ものデザイナーがココ・シャネルの思想を受け継ぎ、ブランドの価値や伝統を引き継いできました。本記事では4人をピックアップして紹介します。

順番に見ていきましょう。

カール・ラガーフェルド

ココ・シャネル逝去後の1971年、ブランドの復興を果たしたのはカール・ラガーフェルドでした。

彼はシャネルだけでなく、「ピエール・バルマン」「ジャン・パトゥ」「クロエ」「フェンディ」といった著名ブランドのデザインを担当し、さらに自身のブランドも展開しています。

カール・ラガーフェルドは「モードの皇帝」として広く知られています。

ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ

1984年にシャネルのジュエリー部門に加わったヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ。

彼女はフランスの名門貴族の家系出身で、12歳のころからジュエリー作りに興味を抱いていました。

1998年までの14年間で多くのジュエリーアイテムをデザインし、シャネルから離れた後はディオールのファインジュエリーディレクターとして活躍しています。

ピーター・フィリップス

ピーター・フィリップスは、2008年にシャネルのメイクアップ部門のグローバル クリエイティブ ディレクターに就任し、メイクアップアイテムのブランディングを牽引。

彼はショーの演出や、人気ネイルカラー505番「PARTICULIERE（パティキュリエール）」のヒットアイテムを生み出しました。

2014年からは、ディオールのメイクアップ部門のクリエイティブ＆イメージ・ディレクターを務めています。

ルチア・ピカ

ルチア・ピカは、フリーランスのメイクアップアーティストとして多くのモデルやクリエイターと協力してキャリアを築いてきた人物です。

その功績を認められ、2015年にシャネルのメイクアップ部門のグローバルクリエイティブ＆カラーデザイナーに指名されました。

2017年には、スプリングサマーメイクアップコレクション「ココ コード」を発表し、「自らのスタイルを確立する挑戦」を求めるアイテムを展開しています。

シャネルの買取は「買取価格に期待できる買取店」に選ばれた『買取むすび』におまかせ

本記事では、シャネルのロゴの意味や由来、ココ・シャネルの思想について紹介しました。創業者であるココ・シャネルの想いがつまった象徴的なロゴは、世界中で認知され多くの方から愛されています。

『買取むすび』では、シャネルを含む多くのブランド品の買取を行い、2023年1月に実施した日本マーケティングリサーチ機構の調査において、「買取価格が魅力的な買取店」「安心・信頼できる買取店」「終活・生前整理・遺品整理でオススメしたい買取店」の3つの部門で第1位に選ばれました。

『買取むすび』は、豊富な買取実績と専門知識を活かして高額買取を実現しています。他社で買取を断られた商品や欠損しているものなど、どのような状態のものでも査定可能なため、ぜひ一度ご利用ください。