中国古銭の種類を一覧で紹介!高額買取につながる査定のポイントも解説

「中国古銭の種類と価値を確認したい」
「高く売れる古銭か知りたい」
このように考えていませんか?
中国古銭は、数千年にわたる歴史と文化を物語る貴重なアイテムとして、多くのコレクターに評価されています。
なかには驚くような高値で取引されるものもあるため、所持している古銭に価値があるのか気になるのではないでしょうか?
本記事では、中国古銭の代表的な種類やそれぞれの特徴を紹介します。
高額査定につながるポイントや偽物の見分け方まで解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
中国古銭の種類
中国は歴史が長く、これまでに数多くの古銭が流通してきました。
中国古銭には以下のような種類があります。
- ・刀銭(とうせん)
- ・布銭(ふせん)
- ・義鼻銭(ぎびせん)
- ・圜銭(えんせん)
- ・五朱銭(ごしゅせん)
- ・開元通宝(かいげんつうほう)
- ・宋銭(そうせん)
- ・明銭(みんせん)
- ・清朝銭(しんちょうせん)
ひとつずつ紹介します。
刀銭(とうせん)
戦国時代に使われていた青銅製の通貨です。先端の尖った形が特徴的で「刀」に似ていることから、名前が付けられました。
種類は「尖首刀」「明刀」「斉刀」「円首刀」の4つに分けられます。
布銭(ふせん)
戦国時代に流通した古銭で、韓・魏・趙の地域を中心に使用されていました。
もともとは農具の「鋤(すき)」がモデルとされ、足の部分が平たいものや尖ったものなど、バリエーションが豊富です。
義鼻銭(ぎびせん)
別名「貝銭」とも呼ばれ、小さな貝の形を模した青銅貨幣です。
表面の模様が蟻の顔に似ていることから「義鼻銭」と名づけられました。
サイズは1.5〜2cmほどで、文字が刻印されているものもあります。
圜銭(えんせん)
ドーナツ型をした円形の貨幣で、戦国時代中期に広まったとされています。
中央に四角い穴が空いており、日本の5円玉や50円玉に近い形状です。
秦の始皇帝による貨幣統一でも、この形が採用されました。
五朱銭(ごしゅせん)
漢の武帝の時代に登場し、唐代まで約700年間使われた貨幣です。
貨幣制度の混乱を抑えるために導入され、表面には「五銖」の文字が刻まれています。
中央の穴は四角く、人気の高い種類ですが贋作も多く出回っているのが特徴です。
開元通宝(かいげんつうほう)
唐代に製造された代表的な銅銭です。
「開元通宝」の文字が入っており、中央に四角い穴があります。
16分類・273種類にも及ぶ多くのバリエーションが存在するため、希少価値は低めに設定されています。
宋銭(そうせん)
北宋・南宋時代に使われていた貨幣で、日本にも日宋貿易を通じて大量に流入しました。
中国国外でも広く流通し、東南アジアからアフリカの一部にまで広がっていたとされています。
出土品が多い種類ですが、状態の良いものは希少です。
※出土品とは、土の中から出てきた古代の遺物や美術品などを指します
明銭(みんせん)
明の時代に流通していた銭貨で、日本には室町時代に多数輸入されました。
江戸時代初期に「寛永通宝」が登場したことで、国内での使用は禁止された経緯を持ち、コレクターの間で人気があります。
清朝銭(しんちょうせん)
清の時代に製造された貨幣で、乾隆帝の治世に発行されたものがよく知られています。
円形に中央の穴というシンプルな形状で、現代の硬貨にも通じるデザインです。
なかには直径8cmを超える大型貨幣も存在します。
また、清朝とは別に、反乱政権である「太平天国」が独自に鋳造した貨幣もあり、こちらもコレクターに高く評価されています。
注目される中国古銭の価値
中国古銭は長い歴史をもつ貴重なアイテムで、需要や状態によって高額で取引されています。
中国古銭の価値が決まるポイントは以下の通りです。
- ・古銭の希少性
- ・流通していた時代
- ・古銭の状態
ひとつずつ紹介します。
古銭の希少性
中国では古代から硬貨が使われており、長い歴史の中で数えきれないほどの種類が発行されてきました。
発行数が少なかった貨幣や、時間の経過とともに現存数が激減した硬貨も多く存在し、コレクター市場における価値を大きく押し上げています。
需要の高まりは古銭市場にも影響を与え、希少なものは驚くような高値で取引されることも珍しくありません。
流通していた時代
清朝末期から中華民国の時代にかけて発行された中国の硬貨は、コレクターの間で人気が高く、高額で取引されています。
この時代は、中国の貨幣制度が大きく転換した激動の時期でもありました。
たとえば、それまでの秤量貨幣から、銀の含有量に基づいた「銀本位制」へと移行するなかで、中国初となる圓単位の本位銀貨「光緒元寶(こうしょげんぽう)」が登場した時期です。
光緒元寶は、単なる通貨以上に、制度改革を象徴する存在として歴史的に重要な品物となっています。
古銭の状態
中国古銭は状態が良い物ほど、高い価値がつきます。
古銭自体が古いもののため、経年劣化はつきものです。
その中でもきれいな状態を保たれている古銭は、希少価値も相まって高値がつきやすくなります。
プレミア価格が付くレアな中国古銭(硬貨)
中国古銭は、歴史的な価値と希少性から、多くのコレクターにとって人気のアイテムです。
また、一部の古銭は、市場での人気が高く、取引価格も年々上昇傾向にあります。
特に注目されている中国古銭は以下の表でまとめました。
-
人気が高い中国古銭一覧
古銭の名称
特徴
光緒元寶
1890年代に誕生。中国初の「圓」単位銀貨で、竜のデザインが印象的。
大清銀幣壹圓銀貨
1910年に発行。「大清銀幣」の文字と龍の彫刻が特徴。
中華民国開国記念幣壹圓銀貨
1912年の中華民国建国を記念して発行。孫文と黎元洪の肖像が刻まれている。
中華民国共和記念幣壹圓銀貨
1914年・1928年に発行。袁世凱の肖像が描かれ、裏には「壹圓」の文字。
袁世凱壹圓銀貨
1914年発行。袁世凱の横顔入り。「中華民国八年」版は特に希少。
中華民国38年貴州省造壹圓銀貨
1949年に貴州省で発行。現存数が少なく希少性が高い。
孫文壹圓銀貨
孫文の横顔とジャンク船が描かれた人気の銀貨。
中国干支銀貨シリーズ
1981年から毎年発行。十二支の動物がモチーフで、形状やデザインが多様。
三国志演義記念銀幣10元銀貨
三国志をテーマにしたプルーフ仕様の記念銀貨。
パンダ銀貨10元
1982年から発行。毎年異なるパンダのデザインが人気。
中国古銭の偽物を見分ける方法
中国古銭は歴史的価値や文化的背景から高い人気がありますが、偽物も多く出回っています。
市場に出ている中国古銭のうち、9割以上が偽物といわれるほどで、本物と見分けがつかないほど精巧に作られたものも少なくありません。
本物と偽物を見分ける方法は以下の通りです。
- ・デザインを確認する
- ・重さ・サイズを確認する
- ・買取業者で査定を受ける
ひとつずつ紹介します。
デザインを確認する
古銭のデザインは、本物であれば非常に緻密に作られています。
たとえば、縁にある「ギザ」と呼ばれる溝の深さや間隔は一定で、雑に刻まれているものは偽物の可能性があります。
ただし、経年による劣化や摩耗も考えられるため、判断が難しい場合もあるでしょう。
重さ・サイズを確認する
本物の古銭は、種類ごとにおおよその重さや直径が決まっています。
極端に軽かったり、大きさが違ったりする場合は要注意です。
ただし、古銭は摩耗によってわずかに軽くなっている場合もあるため、総合的な判断が必要になります。
買取業者で査定を受ける
精巧に作られた偽物の古銭は、本物かどうかを判断するのが難しいケースも多くあります。
そのため、迷ったときは専門知識を持つ査定士に鑑定を依頼するのが安心です。
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- ・選べる3つの買取査定
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順番に見ていきましょう。
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買取方法 |
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【中国古銭】高価買取のポイント
中国古銭は、以下の3つのポイントを押さえることで、より高値での査定が期待できます。
- ・空気に触れないように保管する
- ・無理に汚れをとらない
- ・鑑定書をつける
順番に解説します。
空気に触れないように保管する
古銭の大敵は「酸化」です。
空気に触れることで表面が変色し、価値が下がる原因になります。
保管する際は、コイン専用のケースやチャック付きの保存袋に入れて、空気との接触を最小限に抑えましょう。
また、取り扱う際は素手ではなく手袋を使うと皮脂による汚れを防げます。
さらに、脱酸素剤を一緒に入れておけば、長期間きれいな状態を維持できます。
無理に汚れをとらない
「汚れているから」と自分で磨いたり、薬品で洗浄したりするのはやめましょう。
古銭の表面には細かな模様や刻印があり、これらが損なわれると大きく価値が下がってしまいます。
汚れやくすみが気になる場合でも、手を加える前にまず専門家へ相談しましょう。
古銭は風合いを評価するコレクターも多いため、見た目がきれいになることで価値が上がるとは限りません。
「手を加えない」ことが高評価につながるケースもあるため、そのままの状態で査定にお持ち込みください。
鑑定書をつける
購入時の箱・保管ケース・発行証明書などの付属品が手元にあれば、必ず一緒に査定に出しましょう。
付属品がそろっていれば、古銭の信頼性や希少性が高く評価されやすくなります。
さらに、専門家による鑑定書があると真贋の証明にもなり、査定額アップに繋がります。
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