10円玉で価値のある年号一覧、高価買取となるレアな種類は?

「レアな10円玉の一覧表が見たい」
「いくらで売れる?」
このように考えていませんか?
通常の10円玉には10円を上回る価値はつきません。しかし、希少価値のある珍しい10円玉はコレクションとしての需要があり、額面以上で取引されるケースがあります。
1枚数万円で取引されるレアな10円玉もあるほどです。この記事ではレアな10円玉の一覧表や高く売る3つのポイントを紹介しています。
ぜひこの記事を見ながらお手元の10円玉を確認してみてください。
目次
価値のある10円玉の特徴
レアな10円玉の特徴は以下のとおりです。
- ・発行枚数が少ない
- ・製造エラーが見られる
ひとつずつ見てみましょう。
発行枚数が少ない
発行枚数の少ない10円玉は希少性が高く、価値があります。10円玉は毎年発行されていますが、発行枚数は年によって異なります。
流通している総量や経済の動向を踏まえて調整されているのです。発行枚数の少ない年の10円玉はコレクションとしての需要が高く、高値で取引されています。
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年代ごとの発行枚数
和暦 発行枚数 昭和24年 0 昭和25年 0 昭和26年 101,068,000 昭和27年 486,632,000 昭和28年 466,300,000 昭和29年 520,900,000 昭和30年 123,100,000 昭和31年 0 昭和32年 50,000,000 昭和33年 25,000,000 昭和34年 62,400,000 昭和35年 225,900,000 昭和36年 229,900,000 昭和37年 284,200,000 昭和38年 411,300,000 昭和39年 479,200,000 昭和40年 387,600,000 昭和41年 395,900,000 昭和42年 158,900,000 昭和43年 363,600,000 昭和44年 414,800,000 昭和45年 382,700,000 昭和46年 610,050,000 昭和47年 634,950,000 昭和48年 1,345,000,000 昭和49年 1,780,000,000 昭和50年 1,280,260,000 昭和51年 1,369,740,000 昭和52年 1,467,000,000 昭和53年 1,435,000,000 昭和54年 1,207,000,000 昭和55年 1,127,000,000 昭和56年 1,369,000,000 昭和57年 890,000,000 昭和58年 870,000,000 昭和59年 533,850,000 昭和60年 335,150,000 昭和61年 68,960,000 昭和62年 165,775,000 昭和63年 618,112,000 昭和64年 74,692,000
発行枚数の少ない年については下部にある『価値のある10円玉一覧』の項目で紹介しています。で紹介するため、ぜひご覧ください。
製造エラーが見られる
製造時のミスによってエラーが見られる10円玉もレア硬貨として取引されています。
10円玉の製造エラーは大きく分けて以下のように4つです。
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製造エラーの種類
エラーの内容 特徴 刻印ずれ 刻印がずれている 角度ずれ 表面と裏面の角度がずれている 影打ち 表面と裏面の図柄が同じ ヘゲエラー 面にめくれやシワが生じている
10円玉は検品作業を経て流通するため、市場に流通するエラー硬貨は決して多くはありません。
また、近年は製造技術の向上により製造エラーは少なくなりました。そのため、製造エラーが見られるものは高価買取が期待できます。
エラーコインの詳細については下記を参考にしてください。
価値のある10円玉の年号一覧
以下の10円玉は希少価値があり、高価買取される傾向です。
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レアな10円玉の一覧表
種類 理由 昭和26年発行の硬貨 ・初めて発行された10円玉のため
・側面にギザギザした加工があるため昭和32・33年発行の硬貨 ・発行枚数が少ないため
・側面にギザギザした加工があるため昭和61年後期発行の硬貨 ・製造ミスが見られるため エラー硬貨
発行枚数が少ない年代は価値がある年号であることが高いです。棒グラフで表示の通り、昭和26年の発行開始から昭和64年までを見ると
昭和26年発行の10円玉
昭和26年は10円玉が初めて発行された年です。当時は側面にギザギザした加工が施された、通称「ギザ十」を発行していました。ギザ十はその後8年にわたって発行されます。
現在は発行されていないため、希少性が高くコレクションとして高値で取引されているのです。
状態が良いものほど高価買取される傾向があります。ギザ十の価値について以下の記事でも紹介しているため、ぜひご覧ください。
昭和32・33年発行の10円玉
昭和32・33年に発行された10円玉は発行枚数が少ない点から希少価値があり、高値で取引されています。
10円玉は硬貨の中でも発行枚数が多い傾向があり、過去には約17億枚に達した年もあります。対して昭和32・33年の発行枚数は1億枚以下です。
- ・昭和32年:5,000万枚
- ・昭和33年:2,500万枚
また、昭和33年の10円玉は最後に発行されたギザ十でもあります。
発行枚数が少ないうえに、最後のギザ十として知名度も高いため高価買取が期待できます。
引用:造幣局「年銘別貨幣製造枚数」
昭和61年後期発行の10円玉
昭和61年後期に発行された10円玉は「2万円の価値がある」ともいわれています。高値で取引される理由は、珍しい製造ミスが見られるためです。
昭和61年後期の10円玉には、昭和62年から適用する図柄を誤って施した種類があります。
図柄の違いは以下のように細かい点ですが、珍しい製造ミスのため希少性が高まり、高価買取されています。
昭和61年後期の10円玉の見分け方は?
昭和61年10円玉の前期後期を見極めるポイントは3つあります。
- ・平等院鳳凰堂の中央階段
- ・平等院鳳凰堂の屋根の切れ目
- ・平等院鳳凰堂の屋根の先端
ただしどれもかなり細かいのでルーペなどが必要となります。
昭和61年前期 | 昭和61年後期 | |
平等院鳳凰堂の中央階段 | 階段上部の横線が縦線と結合していない | 階段上部の横線が縦線と結合している |
平等院鳳凰堂の屋根の切れ目 | 切れ目がある | 切れ目がない |
平等院鳳凰堂の屋根の先端 | 屋根の先端がゆるやか | 屋根の先端が鋭い |
高価買取が期待できる硬貨のため、手元に昭和61年の10円玉があるなら上記の箇所をチェックしてみるとよいでしょう。
プルーフ加工された10円玉はさらに高く売れる
プルーフ加工とは、硬貨の表面を鏡のように磨いて美しく仕上げる工程を言います。プルーフ加工は、昭和62年からコレクション用として発行される10円玉に施されており、綺麗な見た目を味わえる点が特徴です。
流通を目的とした一般の硬貨とは異なり、数が少ないため高価買取が期待できます。
価値のある10円玉を高く売る3つのポイント
レアな10円玉はそのままの状態でも高く売れます。しかし、以下のポイントを押さえておけばさらに高価買取が可能です。
- ・綺麗な状態を保つ
- ・素手で触らない
- ・自分で洗わない
それぞれ紹介します。
綺麗な状態を保つ
レアな10円玉は綺麗な状態ほど高価買取される傾向です。そのため、風通しが良く、直射日光の当たらない場所で保管しましょう。
高温多湿な場所や直射日光が当たる場所では錆び・カビ・日焼けが生じ、買取価格に影響を与える可能性があります。
コイン専用のケースがあるなら、中に入れて保管するのもよいでしょう。
素手で触らない
レアな10円玉を扱う際は、素手で触らないようにしましょう。素手で触って汚れや皮脂が付着すると劣化の原因となる可能性があるためです。
扱う際は手袋を着けるなどして、肌に直接触れないよう注意する必要があります。
自分で洗わない
綺麗な状態ほど買取価格が高くなるため、洗った方が高く売れると思うかもしれません。しかし、洗浄はかえって買取価格を下げる要因になります。
洗うことで水が付着し、錆びの原因となる可能性があるためです。また、自分で手入れすればキズが生じて価値を損ないかねません。
そのため、査定に出す際は柔らかい布で表面のホコリを取り除く程度に留めましょう。
また、綺麗にしようと表面を研磨するのも買取価格に悪影響を与えます。素人が研磨すると余計なキズがつき、買取価格が下がる可能性があります。
多少汚れていてもそのまま査定に出すのがおすすめです。
価値のあるレアな硬貨を買取している場所
レアな硬貨を持っているなら、どこで売ろうか迷うかもしれません。レアな硬貨は以下の場所で買取しています。
- ・ネットオークション
- ・買取専門店
それぞれの特徴を紹介します。
ネットオークション
ネットオークションは自分で最低価格を決められるため、買い手が見つかりさえすれば相場以上の価格で売却できます。
ただし、相場以上の価格で出品すると入札されずに売れ残る場合がほとんどです。そのため、出品する前に買取相場を調べる必要があります。
また、個人間での取引となるため、やり取りがトラブルに発展する可能性がある点も特徴です。安心して売りたい方は次の方法がおすすめです。
買取専門店
買取専門店ではレアな硬貨を買取しています。多くの買取専門店には硬貨や古銭に関する知識と査定経験が豊富な鑑定士が在籍しており、適正価格での買取が可能です。
気になる点があれば、査定時に相談できるため、初めてレア硬貨を売る方は買取専門店での売却をおすすめします。
【注意】お金はフリマアプリでは売れない可能性が高い
多くのフリマアプリでは、流通している現金の出品を禁止しています。出品可能かどうかは、利用するフリマアプリの規約を確認してみましょう。
規約で禁止されている場合、知らずに出品するとアカウント凍結などのペナルティが科せられる可能性があります。
レアな10円玉は硬貨・古銭の買取実績が豊富な『買取むすび』へ
レアな10円玉をお持ちの方は、硬貨・古銭の買取実績が豊富な『買取むすび』へおまかせください。『買取むすび』では今までに数多くの硬貨や古銭を買取してきました。
レアな硬貨を見逃さない熟練の鑑定士が在籍しているため、どの店舗でも適正価格での買取が可能です。
レアかどうか分からない10円玉でも問題ありません。鑑定士が細かく調査し、買取価格をお知らせいたします。どのような硬貨でも大歓迎のため、ぜひお気軽にお試しください。
『買取むすび』の買取方法
『買取むすび』では以下3つの方法でレアな10円玉を査定・買取しています。
買取方法 | 特徴 |
店頭買取 |
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出張買取 |
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宅配買取 |
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※出張買取の対応エリアはこちらをご覧ください。
いずれの方法でも査定料は無料です。査定額を聞いた後に買取をキャンセルしても手数料はかかりません。
そのため「売るつもりはないけど価値が知りたい」という方でも安心してご利用いただけます。
他社よりも高い査定額を提示するため、ぜひお気軽に『買取むすび』の無料査定を試してみてください。
【Q&A】価値のある10円玉に関する質問
レアな10円玉に関するよくある質問を紹介します。
- Q.平成年号でレアな10円玉はありますか?
- Q.ギザ10が作られていた理由は何ですか?
- Q.ギザ10が作られなくなった理由は何ですか?
ひとつずつお答えします。
Q.平成年号でレアな10円玉はありますか?
A.平成年号でレアな10円玉はありません。
平成年号の10円玉は発行枚数が多く希少性が低いためです。ただし、製造エラーが見られる場合なら、平成年号でも高価買取できます。
Q.ギザ十が作られていた理由は何ですか?
A.硬貨の最高額面を意味する目的でギザギザの加工が施されていました。
ギザ十が発行され始めた昭和26年は、硬貨の最高額面は10円でした。最高額面を象徴としてギザギザとした加工が施されていたのです。
また、銅の転用を防ぐ目的もありました。ギザ十が発行されていた当時は銅の価格が高く、10円玉の側面をこすって出てくる削りカスを売る人がいたのです。
Q.ギザ十が作られなくなった理由は何ですか?
A.硬貨の最高額面が10円ではなくなったためです。
時代が流れるにつれて、最高額面は50円、100円へと上昇していきました。10円玉にギザギザの加工を施したままでは紛らわしいため昭和34年以降からはなくなったのです。
また、銅の価値が下がり、転用する人も少なくなった点も理由のひとつに挙げられます。ギザ十については以下の記事でも紹介しているため、ぜひご覧ください。
まとめ:価値のあるレアな10円玉を売るなら『買取むすび』の無料査定がおすすめ
レアな10円玉は高値で取引されています。『買取むすび』では希少価値のある10円玉の高価買取が可能です。
硬貨の査定経験が豊富な鑑定士が無料で価値をお調べいたします。ぜひお気軽にお試しください。