エラーコインは高く売れる?価値ある9種類のエラーを解説!

「エラーコインって何?」

「どのくらいの価値があるの?」

このような疑問はありませんか?

エラーコインは、いわゆる失敗作とされる硬貨です。本来なら検品の際にはじかれて流通しないため、コレクターの間で人気があり高値で取引される場合があります。

エラーの種類や程度によって価値は異なるため、売却を迷っている方もいるでしょう。

この記事ではエラーコイン種類や価値について解説します。ぜひ、参考にしてみてください。

エラーコインとは

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エラーコインは製造過程でできてしまった不良品です。穴のズレた50円玉や、絵柄の傾きなど、通常の硬貨と異なる特徴を持ちます。

エラーコインが流通する理由は、不良品を職員が持ち出した、正規品に紛れて出回ったなど諸説ありますが、明確な答えはありません。

まったく同じものは存在せず、それ自体が唯一無二の限定品となるため、コレクターの間で人気があります。

額面以上の価値を持つ場合があるため、エラーコインを見つけたときは、専門家に査定を依頼してみるとよいでしょう。

『買取むすび』では経験豊富な鑑定士が、お客様のエラーコインを丁寧に査定いたします。査定は無料なため、気軽にご利用ください。

価値のあるエラーコインの種類一覧

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エラーコインには以下の9種類があります。

  • ・穴なし
  • ・穴ズレ
  • ・ズレ打ち
  • ・傾打ズレ
  • ・無刻印
  • ・陰打ち(影打ち)
  • ・裏写り
  • ・ヘゲエラー
  • ・文字欠け

それぞれ見ていきましょう。

穴なし

エラーコイン 穴なし

「穴なし」とは、通常なら穴があるはずのコインが塞がっているエラーです。

日本の硬貨では5円と50円の中央に穴が開けられますが、製造過程で打ち抜き工程にミスがあり、穴なしになってしまったものです。

エラーコインの中でも希少性が高いと認められており、コレクターの間で需要があります。

穴ズレ

エラーコイン 穴ズレ

「穴ズレ」は、コインの中央に位置するべき穴がズレている硬貨です。5円玉や50円玉に起こるもので、通常の打ち抜き位置からズレてしまうことで発生します。

大きくズレたものほど価値が高いとされる傾向です。

穴の縁よりも大きくズレたエラーコインをお持ちの場合は、高値で取引される場合があります。

ズレ打ち

エラーコイン ズレ打ち

「ズレ打ち」とは、硬貨のデザインが中心からズレて打刻されている状態を指し「刻印ズレ」「打刻ズレ」とも呼ばれます

例えば、100円玉の数字や表面の桜の花模様の位置が中央に合わされずに打刻されたものです。

明らかにデザインのズレがわかる硬貨ほど希少価値が高いとされ、コレクターに人気があります。

傾打ズレ

エラーコイン 傾打ズレ

「傾打ズレ」は、コインが斜めに打刻された状態を指し、角度ズレとも呼ばれます。

表面に対して、裏面が傾いて打刻されてできるエラーです。特に昭和40年代までに製造された10円玉に多く見られます。

少しの傾きでは見落としやすいですが、だれの目から見ても明らかなほどの傾打ズレはプレミア硬貨として取引される傾向です。特に傾度のズレが100°以上は高値がつく目安とされます。

無刻印

エラーコイン 無刻印

「無刻印」とは文字どおり、絵柄や数字などの刻印がなにもない「のっぺらぼう」状態のエラーコインです。

デザインがないため一目でエラーとわかる特徴を持ち、希少価値の高さが注目されています。

陰打ち(影打ち)

エラーコイン 影打ち

「陰打ち」とは、硬貨の片面は正常であるのに対し、もう片方の面は同じデザインが反転して打刻されたエラーです。

プレスした硬貨に次の硬貨が重なった結果、起こるとされています。

完全に反転したデザインの場合は、価値が高まる傾向です。

裏写り

エラーコイン 裏写り

「裏写り」は、コインの片面に打刻されたデザインが、逆側の面にも薄く映り込んでいる状態です。

10円玉によく見られるエラーで、表面の平等院鳳凰堂に裏面の10の数字が打刻されるケースがあります。

裏写りの程度によって価値が異なり、全体的に写っているほうが高い価値があります。

ヘゲエラー

エラーコイン ヘゲエラー

「ヘゲエラー」は、硬貨の一部に金属の塊が付着したり、めくれ上がったりして変形した状態を指します。

製造過程での衝撃によって、硬貨の縁や表面がめくれて起こるエラーです。

めくれ具合や変形の度合いによって価値が異なり、特に珍しい形状を持つものは高値で取引されることがあります。

文字欠け

エラーコイン 文字欠け

文字欠けは文字の一部が欠けている状態を指します。欠けている部分が大きいものほど検品で取り除かれる割合が多くなるため、価値が高くなります。

一部の欠けなので、発見される割合も他のエラーコインに比べて少なくなっています。

エラーコインに高い価値が認められた事例がある

エラーコインには価値の高いプレミア品が存在します。

過去には280万円で落札された1円玉ズレ打エラーや、500万円で落札された50円の穴ズレエラーといった事例もあるほどです。

100万円を超える価格がつくエラーコインに出会うのは稀ですが、10万円以上で落札されるケースならたびたび見られます。

エラーコインが本物と認められれば、額面以上の価値になる可能性が高まります。少しでも怪しいと思うエラーコインがあれば、鑑定士のいる店舗に持ち込んでみましょう。

 

価値が高いエラーコインの特徴

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エラーの状態以外にも価値を高める要素があります。価値の高いエラーコインの特徴は以下の2つです。

  • ・製造年数が新しい
  • ・流通量が少ない年のエラーコイン

それぞれ見ていきましょう。

製造年数が新しい

製造年が新しいものほど、製造技術が上がり、エラーコインが出にくい状況です。そのため、年号が新しいエラーコンほど価値が高いとされています。

昭和40年以降に製造されたエラーコインは流通量が少ないため、高値で取引される場合があります。製造年を確かめたうえで、査定に出してみましょう。

流通量が少ない年のエラーコイン

硬貨の製造枚数は毎年異なるため、流通量が少ない年があります。

特に、流通用の硬貨が発行されなかった「流通不発行」の年号は、収集用で発売される貨幣セットにしか見られません。

50円玉の場合、昭和62年が流通不発行の年にあたるため、同年のエラーコインなら高い価値が認められています

エラーコイン以外の価値あるコイン

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高い価値が認められるコインはエラーコインだけではありません。ここでは、以下の4つを紹介します。

  • ・金貨
  • ・記念硬貨
  • ・ギザ10
  • ・発行枚数が少ない硬貨

それぞれ見ていきましょう。

金貨

金貨は地金型金貨・収集型金貨・通貨型金貨の3種類にわかれています。

地金型金貨は投資用であり、収集型金貨はコレクションとしての価値が認められる金貨です。また、通貨型金貨は金貨に額面が記載され、発行元によって価値が保証されています。

金貨は、金の素材として価値や希少性によって価値が異なります。

メイプルリーフ金貨・カンガルー金貨・ウィーン金貨は世界3大金貨として知名度の高い金貨です。

金貨の価値については以下の記事も参考になります。

記念硬貨

記念硬貨はオリンピックや万国博覧会、皇室関連の記念などに発行される硬貨です。一般の貨幣としては流通せず、コレクション用として発行されます。

2020年の東京オリンピックでも額面100円・1,000円・1万円の記念硬貨が発行されました。

皇室関連の記念硬貨としては、「天皇陛下御即位10万円金貨」や「皇太子殿下御成婚記念硬貨」などがあります。

額面以上の価値を持つ種類もあるため、記念硬貨をお持ちの方は、査定を依頼してみるとよいでしょう。

ギザ10

側面にギザギザの入った10円玉「ギザ10」のなかにも、高い価値が認められるものがあります。ギザ10は昭和26〜33年(1951〜1958年)のわずか7年間、製造されていた硬貨です。

コレクターから人気があり、発行年や硬貨の状態によっては高値で取引されています。

発行枚数が少ない硬貨

硬貨は、流通量や需要によって毎年発行枚数を調整しています。発行枚数の少ない硬貨はプレミア価格で取引される場合があります。

プレミア価値のある代表的な硬貨は以下のとおりです。

  • ・昭和30年の1円硬貨
  • ・昭和32年の5円硬貨
  • ・昭和61年後期の10円硬貨
  • ・昭和62年の50円硬貨
  • ・平成13年の100円硬貨

上記をお持ちの方は、買取店での査定を依頼してみるとよいでしょう。

エラーコインを売却する方法

エラーコインを売却する方法は主に以下の3つです。

  • ・オークションで売却する
  • ・フリマサイトで売却する
  • ・買取専門店で売却する

それぞれ解説します。

オークションで売却する

オークションでの売却は、エラーコインの価値を最大限に引き出す方法のひとつです。

多くのコインコレクターの目に止まる可能性があり、高額な落札価格になる場合があります。

一方で、出品手続きや手数料など、手間と時間がかかるのが難点であったり、コレクターは偽物を嫌煙しがちなので詳細が記載されていないものに関しては入札をしない傾向にあります。とにかく高く売りたい場合に有効ですが、ある程度の知識が必要であったり落札者と連絡を取るなど個人間のやり取りが必要なことも理解しておきましょう。

フリマサイトで売却する

フリマサイトは出品時に自ら価格を設定できる点がメリットです。

しかし、自身にエラーコインの知識がないと、正しい価格設定ができません。

数万円の価値があるエラーコインを、数百円で出品してしまい損をするケースもあります。

また、オークション同様に個人間のトラブルに発展する場合があるため、リスクを承知のうえで利用しましょう。

買取専門店で売却する

買取専門店では、エラーコインを適正価格で現金化できます。

経験豊富な鑑定士によって硬貨の価値を正確に査定し、相場にもとづいた価格での売却が期待できます。

また、オークションやフリマサイトのように出品から売却までのタイムラグがなく、即時に現金化できる点もメリットです。

ただし、近所に買取専門店がない、店に行くのが面倒という場合もあるでしょう。『買取むすび』の出張買取なら、自宅にスタッフが訪問して査定いたします。また、宅配買取は全国受け付けております!

店舗まで出向く必要はないため、お気軽にご利用ください。

偽物に注意|加工されたエラーコインもある

エラーコインの中には、意図的に加工された偽物が存在します。通常のコインを、金属加工に用いる器具などで加工し、エラーに見せかけた物です。

硬貨の加工は「貨幣損傷等取締法」で禁じられており、違反すれば1年以下の懲役、または20万円以下の罰金が課せられる犯罪です。

手元にあるエラーコインが偽物と知らずフリマサイトなどに出品してしまった場合、トラブルの原因になりかねません。

過去には、通常の硬貨を加工してエラーコインとしてオークションに出品・売却し、逮捕者が出た事例もあります。

偽造されたエラーコインを見抜くためには、専門的な知識が必要であり、エラーパターンや特徴の熟知が必要です。

所有するエラーコインが偽物なのか判断できない場合は、経験豊富な鑑定士が在籍する買取専門店を利用するとよいでしょう。

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