原油価格と金価格の関係性とは?金を高く売るために知っておきたいポイントを解説

「金を高く売る方法が知りたい」

このように考えていませんか?

原油価格と金価格の変動の仕方は連動するように推移する傾向にあります。

そのため、金価格は、原油価格の推移を見れば予測がある程度つきます。

しかし、近年はコロナウイルスの影響やロシア・ウクライナ危機の影響から、原油価格と金価格の相互関係が崩れている状況です。

今回は、原油価格と金価格の相互関係の仕組みについて紹介します。

金を売却するタイミングに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

<この記事でわかること>

  • ・原油価格と金価格の関係
  • ・原油価格と金価格の推移
  • ・原油価格と金価格の相互関係が崩れた事例

原油価格と金価格の関係

原油

原油価格と金価格には密接な関係があると考えられています。

原油と金の価格が決まる要素は以下の通りです。

  • ・ドル建てで取引
  • ・価格の連動

それぞれ解説していきます。

ドル建てで取引

原油価格と金価格は、同じような変動パターンを示すと考えられています。

この理由は、どちらも「ドル建て」で取引されているという点です。

社会情勢が不安定になると、投資家はより安全な資産である金を求め、需要が高まり金価格が上昇します。

金は安全な資産として需要が一定で、価格も安定しているため、インフレやデフレの影響を受けにくいためです。

この時、原油の需要も高まるため、価格が上がる傾向にあります。

価格の連動

テロなどにより、社会が不安定なときや原油産出国である中東に影響がある事象が起こった場合は、原油供給が減ります。

供給の不安定さは原油価格を押し上げる要因となるのです。

また、社会情勢が不安定になると、安定した資産となる金の需要が高くなるため、金価格も引き上げられます。

しかし、実際には原油と金の間には直接的なつながりはありません。

ドルという共通の要素を通じて、価格の動きが類似するのです。

そのため、原油価格の動きは金価格の先行指標と考えられることがあります。

以下のボタンから今日の金買取相場を調べられるため、ぜひ確認してみてください。

 

原油価格と金価格の連動に変化が起こる3つのポイント

原油

原油と金の価格は高い関連性があり、それぞれの変動は相互に影響を及ぼします。

原油価格と金価格の関連性に変化が起こる3つの主なポイントは以下の通りです。

  • ・原油バランスの変化
  • ・金の需要が拡大
  • ・OPECによる価格調整

それぞれ詳しく見ていきましょう。

原油バランスの変化

世界的な原油供給と需要のバランスは、原油価格に大きな影響を与えます。

供給過多または不足が生じると、価格に反映されるのです。

原油価格が大きく上昇または下落すると、金価格との関連性も変動する可能性があります。

金の需要が拡大

金は一般的に安全資産と見なされ、経済環境が不安定になると需要が増えます。

金の需要が一気に高まると価格が急騰し、原油価格の関連性に影響を及ぼします。

近年起こった金価値の急騰は、原油価格との関連性に影響を与えました。

OPECによる価格調整

原油価格は、原油輸出国機構(OPEC)による生産調整の影響を大きく受けます

OPECが生産量を増やすと原油価格は下がり、反対に減らすと上がる傾向にあります。

これらの動きは金価格にも影響を及ぼし、関連性に変化をもたらす可能性があります。

原油価格と金価格の相互関係が崩れることがある

比較

原油価格と金相場は関連性があり、2014頃まではともに上昇と下落を続けてきました。

  • 原油と金の価格推移

    ※1ドル=140円で計算

    原油価格(1バレルあたり)

    金価格(1gあたり)

    2022年

    13,142円

    7,649円

    2021年

    7,676円

    6,402円

    2020年

    4,420円

    6,122円

    2019年

    6,983円

    4,918円

    2018年

    7,679円

    4,543円

    2017年

    5,892円

    4,576円

    2016年

    4,404円

    4,396円

    2015年

    5,997円

    4,564円

    2014年

    10,110円

    4,340円

 

表を見てわかる通り、2014年以降、原油と金の間の関連性は弱まっています

▼参考

新電力ネット「為替考慮の原油価格推移(OPECバスケット)

田中貴金属工業「金価格推移(年次平均)

 

原油価格と金価格のバランスが崩れた理由は以下の通りです。

  • ・原油価格の下落
  • ・金価格の高騰

それぞれの理由について見ていきましょう。

原油価格の下落

2014年には、いくつかの重大な事象が相まって原油価格の急落を引き起こしました。

  • ・アメリカのシェールガス・オイルの開発
  • ・OPECによる価格調整を通じた市場シェアの保全
  • ・世界各地の成長率の鈍化により引き起こされる原油需要の減少
  • ・イランによる経済制裁の解除

複雑な要素が組み合わさったことで、大きく原油価格が下がりました。

イランの原油輸出の復活や、シェールガス・オイルの進出に対抗するOPECによる大規模な価格割引などが、需給バランスを崩し原油価格を押し下げたのです。

金価格の高騰

これまでの原油と金には、「原油価格が下落すれば金価格も下がる」という関連性が見られていました。

しかし、近年では原油価格が減退した状況でも金需要は高まり価格はゆっくりと上昇を続け、現在は過去最高の9,500円以上/1gで取引されています。(2023年7月時点)

理由として、原油価格が急激に下落したことが「世界経済へのリスク」として認識され、安全資産と見なされる金への投資が増えたと考えられます。

今後の原油と金の関係は未知数

原油

金を高額で売却するには、原油や金価格の推移を見て売り時を見極めると良いでしょう。

また、世界情勢にも視野を広げ、投資家たちの動きを予測する必要があります。

しかし、今後の世界情勢や価格推移は不確定で予測がつきにくいため、金を売却するなら過去最高額を更新し続けている今が売り時と言えるでしょう。

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男性 鑑定

今回は、原油価格と金価格の関係性や価格推移について紹介しました。

原油価格と金価格は互いに違う経済要因で変動しますが、関連性がありました。

そのため、原油価格の推移を確認すれば、金価格の変化がある程度推測できたのです。

しかし、近年の原油と金の価格推移を見ていくと、関連性が成り立たない状況があります。

価格の変動は簡単にはわからないため、金価格が高騰している今が金の売り時と言えるでしょう。

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