執筆:
買取むすび 編集部
金製品の刻印一覧|日本・海外・メッキ・金張りなど徹底解説
「金製品の刻印にはどんな種類がある?」
「持っているアイテムに見慣れない刻印があるけど、意味がわからない」
このような疑問はありませんか?
金製品の刻印からは、純度・加工方法・製造国などが分かり、真贋のチェックや、おおよその買取額の計算にも役立ちます。
しかし、それぞれの刻印の意味や、打刻されている場所を知らなければ判断がつきません。
本記事では、国内外のホールマークや、ブランドの刻印について解説します。
お手持ちの金製品にある刻印の意味を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
金製品の刻印とは?意味・役割を解説

ほとんどの金製品には「K18」や「PG」のような数字・アルファベット、もしくはモチーフが刻印されています。
打刻されている刻印は、金製品の純度や加工方法、製造国やブランドを示す情報です。
たとえば「K18」は「金の含有率が75%」を意味します。
刻印の意味を理解すれば、金製品の価値を理解でき、ある程度の真贋も判別可能です。
金製品の純度を示す刻印一覧

金製品の純度を表す刻印は2種類あります。
- ・24分率表記の刻印
- ・1000分率表記の刻印
それぞれの表記方法を解説します。
24分率表記の刻印
24分率とは、100%を「24」とする表記方法です。たとえば「K24」の刻印の場合、純度100%の金を意味します。
24分率の具体的な純度は、以下の表をご参照ください。
-
24分率の金の純度
24分率表記(カラット表記)
金の純度
K24
99.99%(100%と同義)
K22
91.7%
K20
83.5%
K18
75%
K14
58.5%
K10
42%
K9
37.5%
「K」は金の純度を示す単位である「karat(カラット)」の頭文字です。日本を含め、世界的に広く利用されています。
なお「K」の位置は、製造国によって位置が異なり、日本製の場合は数字の前に位置するのが特徴です。
1000分率表記の刻印
1000分率とは、100%を「1000」とする表記方法です。たとえば「750」と刻印されている場合、純度75%を意味します。
1000分率の具体的な純度と、24分率との対応は以下の表を参考にしてみてください。
-
1000分率の金の純度
1000分率表記
24分率表記
金の純度
1000
K24
99.99%(100%と同義)
917
K22
91.7%
835
K20
83.5%
750
K18
75%
585
K14
58.5%
416
K10
42%
375
K9
37.5%
日本では、金(ゴールド)を用いたアイテムに対してカラット表記(24分率)を用いる慣習が残っているため、あまり見られません。
一方、海外ではカラット表記と同じく1000分率も多く使用されています。
金属の種類を表す刻印一覧

刻印からは、どのような種類の金属を使用しているかも判別できます。金属の種類を表す刻印は、以下のとおりです。
|
金を示す刻印 |
K・Au |
|
銀を示す刻印 |
Ag・SV…など |
|
プラチナを示す刻印 |
Pt・Pm |
|
パラジウムを示す刻印 |
Pd |
それぞれの刻印の意味を見ていきましょう。
金を示す刻印:K・Au
金を使用していることを意味する刻印は2種類あります。
- ・K
- ・Au
「K」は、前述のとおり、金の刻印で一般的に用いられる「カラット」です。ローマ字と純度を示す24分率の数字で表現されます。
「Au」は、金の元素記号からくる刻印で、純度は1000分率を用います。たとえば、純金なら「Au999」、18金なら「Au750」などです。
なお、Auの刻印は省略されるケースも多く、その場合「999」「750」のように、数字(純度)だけ打刻されます。
銀を示す刻印:Ag・SV
素材に銀を使用していることを示す刻印の種類は、以下のとおりです。
- ・Ag
- ・SV
- ・Silver
- ・SILVER
- ・Sterling
- ・Sterling Silver
銀製品は1000分率で純度を示すため、92.5%であれば以下のように表記します。
- ・Ag925
- ・SV925
- ・Silver925
- ・SILVER925
なお、SV・Silver・SILVERの3つは、銀の純度が92.5%以上を意味し、単体で表記できるルールとなっています。
また「Sterling」「Sterling Silver」は、銀と銅で制作された純度92.5%の製品にのみ使用できる刻印です。
いずれも純度が92.5%以上を意味しますが、割金が銅か、それ以外かで使用できる刻印が異なります。
プラチナを示す刻印:Pt・Pm
プラチナを示す刻印は以下の2種類です。
- ・Pt
- ・Pm
一般的には「Pt」が使われています。純度は1000分率で表記するため、純プラチナの場合は「Pt999」のように打刻されます。
「Pm」は、1960年頃までのプラチナ製品によく使われていた刻印で、単体で打刻されているのが特徴です。
「Pm」の場合は、純度が50〜80%になっているケースが多く見られます。
パラジウムを示す刻印:Pd
パラジウム製品には「Pd」の刻印が打刻されています。純度は1000分率で表記するため「Pt900」の場合は、純度90%を意味します。
見た目がプラチナに似ているため、ジュエリーの素材として人気です。
また、ゴールドよりも低価格で購入できる点から、投資目的として保有する人も増えています。
カラーゴールドの刻印一覧

金製品には、銀・銅・パラジウムなど他の貴金属と混ぜてカラーバリエーションを出している「カラーゴールド」があります。主な種類と刻印は以下のとおりです。
|
刻印 |
カラーゴールド |
|
YG |
イエローゴールド |
|
WG |
ホワイトゴールド |
|
PG |
ピンクゴールド |
|
GRG |
グリーンゴールド |
刻印は「純度」+「カラーゴールド」で表記されます。たとえば、18金イエローゴールドの場合は「K18YG」のように打刻されます。
それぞれのカラーゴールドの特徴を見ていきましょう。
YG:イエローゴールド
イエローゴールド(刻印:YG)は、金に銀と銅を混ぜて作られる合金です。
割金の銀と銅の比率は、4:6〜6:4ほどで、純金に近い黄色みの強いカラーが特徴です。
日本でメジャーなカラーゴールドで、ジュエリーによく使用されています。
WG:ホワイトゴールド
ホワイトゴールド(刻印:WG)は、金にパラジウムなどを混ぜて作られた、白っぽい輝きを持つ金合金です。
金本来の黄色みを消すために、通常はロジウムという白い金属で表面をメッキ加工しています。
プラチナの代替として、時計やアクセサリーによく使用されています。
PG:ピンクゴールド
ピンクゴールド(刻印:PG)は、金に銅を多めに混ぜ、ほんのりとした赤みがかったピンク色を出した金合金です。
女性向けのジュエリーや時計によく使用され、日本人の肌になじみのよい色合いとして人気があります。
銅の割合が高いほど、赤みが強く出るのが特徴です。
GRG:グリーンゴールド
グリーンゴールド(刻印:GRG)は、金に銀を多く混ぜて、青みのある緑がかった色合いを出した金合金です。
他のカラーゴールドに比べるとあまり一般的ではありませんが、ジュエリーや時計の素材として使用されています。
金メッキ・金張りの刻印一覧

金メッキ・金張りとは、金属の表面に薄い金の層を貼り付ける加工方法を言います。
それぞれの刻印の種類は、以下のとおりです。
|
加工方法 |
刻印 |
|
金メッキ |
GP・GEP…など |
|
金張り |
GF・GR…など |
金メッキ・金張りは、メダル・食器・金杯などに使用されています。
金メッキ:GP・GEP
金メッキは、アクセサリーの表面に電気の力を使って薄い金の膜を貼り付ける加工方法を言います。
「GP」(Gold Plated)や「GEP」(Gold Electro Plated)といった刻印が見られます。
たとえば、純金のメッキの場合は「K24GP」や「K24GRP」のような表記です。
メッキにはGP・GEP以外にも、メッキの厚さを示す刻印があります。
|
メッキの厚さを示す刻印 |
意味 |
|
M・1M・3M・5M |
「3M」の場合は3ミクロンの金メッキを意味する |
|
1/10・1/20 |
「1/10」の場合は、10分の1ミクロン |
なお、金以外のメッキ製品は、以下のように打刻されます。
|
金属の種類 |
刻印 |
|
銀メッキ |
SILVER G(G.SILVER)・SILVER F・E.P.N.S SP・Silver Plated・Sheffield Silver |
|
プラチナメッキ |
PP・PTP |
|
ロジウムメッキ |
RHP |
金メッキは、金の総重量が少ないため、多くの買取店では査定対象外となるケースが多く見られます。
しかし『買取むすび』では、金メッキの製品も買取の対象です。
金張り:GF・GR
金張りは、金メッキよりも厚い金の層を金属の表面に張り付ける加工方法です。
金メッキよりも耐久性があり、金の総重量によって刻印の種類が異なります。
|
金の総重量 |
刻印 |
|
金層の総重量の5%以上 |
GF(Gold Filled) |
|
金層の総重量が5%未満 |
GR(Gold Rolled) |
なお、金以外の刻印の種類は以下のとおりです。
|
加工方法 |
刻印 |
|
銀張り |
SILVER.F |
|
プラチナ張り |
PTF・PR |
|
ロジウム張り |
RHP |
金張りも金メッキと同じく、買取店での査定が難しいアイテムですが『買取むすび』では買取可能です。
日本の金製品のホールマーク一覧

日本には、金製品の品質を保証するための「ホールマーク」が存在します。
造幣局が試験し、合格したものにのみ打刻されるため、信頼性が高いのが特徴です。
造幣局の刻印は、日本国旗と、ひし形のなかに1000分率で純度が記されています。
造幣局のホールマークの金属の種類と純度は以下のとおりです。
-
造幣局のホールマークの種類
品位(純度)
金
銀
プラチナ
999
(1000)
○
○
○
950
○
○
925
○
916
(917)
○
900
○
○
850
○
(835)
○
800
○
(625)
○
585
○
(500)
○
416
(417)
○
375
○
※品位の()は、平成24年に廃止された種類です。
日本では、ホールマークの打刻は義務付けられていません。
しかし、ほとんどの金製品には、純度を示す刻印が打たれています。
海外の金製品のホールマーク・刻印一覧

海外の金製品には、国や地域によってさまざまなホールマークや刻印があります。
本章では、主要な国やエリアのホールマーク・刻印について解説します。
- ・アメリカ
- ・ヨーロッパ圏
- ・イギリス
- ・フランス
- ・ドイツ
- ・イタリア
- ・中国
- ・台湾
- ・タイ
それぞれの国の刻印を見ていきましょう。
アメリカ
アメリカでは、K10やK14などのカラット表記が主流です。
また、「KP」という刻印も使用されます。「Karat Plumb」の略で「純度が正確」という意味です。
アメリカには公的検査機関のマークはありませんが、連邦取引委員会(FTC)によって虚偽表示が禁止されています。
ヨーロッパ圏
ヨーロッパでは、1972年に結ばれた「ホールマーク条約」によって導入された「コモンコントロールマーク(CCM)」という共通のホールマークがあります。
天秤のマークと1000分率の純度表示が組み合わさったデザインです。金製品の国際的な流通において品質を保証する役割を果たしています。
オーストリア・ハンガリー・デンマークなど、ヨーロッパの多くの国が加盟しています。
イギリス
イギリスのホールマークは、さまざまなモチーフが組み合わされているのが特徴です。
刻印からは、金属の種類・純度・製造元・検査した場所などが読み取れます。
お手持ちの貴金属に、モチーフのハンコのような刻印が連なっている場合、イギリス製の可能性があります。
イギリスは、ホールマークの起源となった国のため、打刻を受けるには厳しい検査が必要です。その分、純度や品質には信頼がおけます。
フランス
フランスのホールマーク(刻印)は「鷲の頭」のモチーフが特徴的です。
「鷲の頭」が打刻されている場合、製品の純度がK18以上であることを保証しています。
K18以外の純度を表す場合は「鷲の頭」とは異なる刻印が用いられます。例えば、K14には「ホタテ貝」、K9には「クローバー」のモチーフが使用されます。
また、アンティーク品の場合も注意が必要です。「鷲の頭」の刻印が導入されたのは1838年であるため、それ以前のアンティークジュエリーには、当時の各地域で用いられていた独自の刻印が打刻されています。
ドイツ
ドイツの金製品は、24分率の純度と「K」または「ct」が打刻されています。
たとえば、純金の場合は「24K」「24ct」のような表記です。
また、銀製品には「三日月」「王冠」「1000分率の純度」が用いられています。
1884年以前は都市ごとに異なる刻印がありましたが、現在は三日月と王冠がドイツで共通の刻印となりました。
イタリア
イタリアの金製品には「金属の種類」「1000分率の純度表示」「星」のマークと、製造業者ごとに割り当てられたコードが刻印されるのが特徴です。
星はイタリア共通のホールマークで、製造業者のコードは、国が割り振ります。
イタリアはホールマークが任意となっているため、打刻されていないアイテムも存在します。
中国
中国の金製品には、1000分率の純度表記か、もしくは「足金」の刻印があります。
足金とは、中国を含めたアジア圏でよく見られる独自の純度表記です。
|
刻印 |
純度 |
|
万足金 |
K24(純度99.9%)ほど |
|
千足金 |
K21.6~K23ほど |
|
足金 |
K20ほど |
足金の表記はおおよその含有量を示したもののため、刻印だけでは正確な純度は判別できません。
台湾
台湾の金製品には、1000分率表記や、中国と同じ足金の刻印があります。
1000分率表記のときは、金製品の重さも一緒に打刻されているケースも見られます。
たとえば「999.9 20g」と刻印されている場合は、純金の20gのアイテム、という意味です。
タイ
タイでは、1000分率・24分率のどちらかが打刻されています。
特徴的なのは、日本であまり見られない「23K(純度95.8%)」が使用されている点です。タイでは、23Kが一般的な純度であるためです。
また「振和興」や「和成興」と打刻されている場合もありますが、2つは金製品を取り扱う業者の名前で、純度や素材には関係ありません。
なお、タイの純度の打刻基準が国際的な基準と異なるため、刻印の数字よりも実際の純度が低い場合があります。
【ブランド別】の金製品の刻印一覧

金製品を販売しているブランドにも、それぞれ独自の刻印があります。
本章では、ジュエリーブランドとして人気の11社の刻印を紹介します。
- ・ティファニー(TIFFANY & CO.)
- ・ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)
- ・ハリー・ウィンストン(Harry Winston)
- ・カルティエ(Cartier)
- ・ブルガリ(BVLGARI)
- ・ロイヤルアッシャー(ROYAL ASSCHER)
- ・ミキモト(MIKIMOTO)
- ・タサキ(TASAKI)
- ・セイコージュエリー
- ・シチズン宝飾
- ・ギンザタナカ(GINZA TANAKA)
刻印だけでなく、それぞれのブランドの魅力も紹介します。
ティファニー(TIFFANY & CO.)
ティファニー(TIFFANY & CO.)の製品には、「TIFFANY & CO.」というブランド名と、純度を示す「750」「K18」などの刻印が並んで打たれています。
|
ティファニーの魅力 ダイヤモンドジュエリーのブランドとして世界的に有名。 |
ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)
ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)の刻印には、ブランド名の頭文字をとった「VCA」と、純度を示す刻印が見られます。
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ヴァンクリーフ&アーペルの魅力 すべてのジュエリーが職人の手作業で作られており、細かい部分にまで技術が光るブランド。 |
ハリー・ウィンストン(Harry Winston)
ハリー・ウィンストン(Harry Winston)の刻印は、ブランド名の頭文字をとった「HW」です。並んで、純度を表す数字が打刻されています。
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ハリー・ウィンストンの魅力 世界5大ジュエラーのひとつに数えられるブランド。 |
カルティエ(Cartier)
カルティエ(Cartier)の金製品には、「Cartier」の文字と、○のなかにCが書かれている刻印が使用されています。
また、最近の製品には、四角で囲まれた「PGI」といった刻印が見られるのも特徴です。
「Cartier」のロゴ刻印自体は一貫して使用されていますが、一部のコレクションでは、製造年代によってフォントのスタイルや刻印の鮮明さが異なる「旧型」と「新型」が存在します。
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カルティエの魅力 フランス発祥の高級ブランドで、貴金属や宝石の品質が高いのが特徴。 |
ブルガリ(BVLGARI)
ブルガリ(BVLGARI)のアイテムには、ブランドロゴである「BVLGARI」が打刻されています。
なお、ブルガリはイタリアのブランドのため、純度や素材を表す表記として「イタリアの刻印」が施されています。
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ブルガリの魅力 ダイヤ・ルビー・サファイア・エメラルドなどのストーンを大胆に使用したデザインが特徴。 |
ロイヤルアッシャー(ROYAL ASSCHER)
ロイヤルアッシャー(ROYAL ASSCHER)は、王冠モチーフの刻印が特徴です。
モチーフの詳細は公式サイトから確認できるため、お手持ちのジュエリーに王冠が打刻されている方は、ぜひ確認してみてください。
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ロイヤルアッシャーの魅力 1854年に創業したオランダの老舗ダイヤモンドジュエラー。 |
参考:ロイヤルアッシャー公式サイト「CRAFTSMANSHIP」
ミキモト(MIKIMOTO)
ミキモト(MIKIMOTO)のアイテムには、以下のいずれかが打刻されています。
- ・アコヤ貝のなかに「M」が書かれているデザイン
- ・「MIKIMOTO」の文字
アコヤ貝のデザインが用いられている理由は、創業者が世界で初めて真珠の養殖に成功した功労者であるためです。
上記の通り刻印には2種類が存在しますが、アコヤ貝に「M」のデザイン(通称「Mマーク」)は主に過去のヴィンテージ品に使用されていた旧ロゴマークです。
現行品では「MIKIMOTO」の文字刻印が主流となっています。
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ミキモトの魅力 厳しい基準をクリアした高品質な真珠が使用されたジュエリーが特徴。 |
参考:MIKIMOTO公式サイト「よくあるご質問」
タサキ(TASAKI)
タサキ(TASAKI)の製品には、「TASAKI」の文字とロゴマークが刻印されています。
ただし、2009年以前の製品には「TASAKI」という刻印がない場合もあります。
お手持ちの年代が不明で気になる場合は、公式に問い合わせてみるのが確実です。
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タサキの魅力 自社で養殖した高品質のパールを使用したジュエリーが特徴。 |
参考:TASAKI公式サイト「商品について」
セイコージュエリー
セイコージュエリーは、時計で有名なセイコーグループのジュエリーブランドです。
製品には、ツバメのモチーフが刻印されています。当ブランドは2008年に解散したため、現在は発売されていません。
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セイコージュエリーの魅力 精密な時計を製造するセイコーの技術が活かされた、繊細なデザインが特徴。 |
シチズン宝飾
シチズン宝飾(シチズンジュエリー)は、時計ブランドであるシチズングループのジュエリー部門です。
ブランドのロゴには、「C」または「G」のようなモチーフが用いられています。2020年に解散したため、中古市場でしか手に入りません。
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シチズン宝飾の魅力 時計メーカーとしての高度な技術力がジュエリーにも反映されているのが特徴。 |
ギンザタナカ(GINZA TANAKA)
ギンザタナカは、日本の老舗貴金属店です。アイテムには、星の中にSの文字が入った「ホシエスマーク」と呼ばれる刻印が施されています。
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ギンザタナカの魅力 田中貴金属の直営ブランドで、高品質・低価格が魅力。 |
参考:ギンザタナカ公式サイト「品質管理」
刻印が施されている場所

刻印は、見えにくい場所にあるのが一般的です。一般的な刻印の場所を以下にまとめました。探せない場合は参考にしてみてください。
-
刻印が施されている場所
アイテム
場所
指輪
指輪の内側
ネックレス
留め具の部分
ペンダント
・ペンダントトップ裏側もしくは側面
・バチカンの部分
ブレスレット
・留め具の部分
・モチーフの裏側
ピアス
・キャッチの部分
・ピアスの針の部分
ネクタイピン
針の近く
ブローチ
モチーフの裏側
金杯
底の部分
刻印はとても小さいため、見つかっても読みにくい場合があります。
その際は、ルーペやスマートフォンのカメラで拡大するなどして見てみてください。
偽物の可能性がある金製品の刻印

流通している金製品のなかには、刻印と実際の純度が合っていないものも存在します。
特に注意が必要なのが、以下2つの刻印です。
- ・アトK
- ・〜足金
「18K」のように、Kが数字の後に続く刻印を通称「アトK」と呼び、海外製品に多くみられます。
純度が正確に保証されていないケースがあり、なかには純度50%以下のものも存在します。
そのため、査定時に買取価格が低くなったり、査定自体を断られたりするケースも少なくありません。
また、東南アジアでみられる「足金」という刻印の場合、メッキにもかかわらずメッキを示す刻印がない場合があります。
購入時に見分けるのは難しいため、信頼できる販売先で購入するのがおすすめです。
金製品が本物か確かめる方法

お手持ちの金製品に刻印があっても、本物であるとは限りません。刻印は詐称できてしまうためです。
自宅でお手持ちの金製品が本物か確かめる方法は、3つあります。
- ・アイテムの比重を量る
- ・磁石を近づける
- ・クオリティを見てみる
上記の方法で、ある程度の判別は可能です。ただし、正確に知りたい場合は、専門機関へ依頼し、蛍光X線検査をしてもらうのが確実です。
アイテムの比重を量る
金属はそれぞれ比重が異なるため、比重を計測すれば、本物かどうかを判別する目安になります。比重の調べ方は以下のとおりです。
- 対象のアイテムのを量る
- アイテムが入る大きさの容器に水を入れる
- 測りに水の入った容器を置き、スケールをゼロにする
- 対象のアイテムを水に入れて量る
(※底面にふれないよう、糸でアイテムを吊るすのがポイント) - 「1」の重さを「3」の重さで割る
計算結果が下表の「比重」の範囲にあれば、刻印どおりの純度と判断できます。
-
金の比重一覧
純度
比重
24金
19.13〜19.51
22金
17.45〜18.24
20金
16.03〜17.11
18金
14.84〜16.12
14金
12.91〜14.44
10金
11.42~13.09
ただし、宝石が付いているアクセサリーは比重が調べられません。宝石の重さが影響するためです。
磁石を近づける
磁石に反応しない金の性質を利用して、偽物か判断する方法です。
金メッキや金張りの刻印がないのに磁石に反応した場合、刻印が偽られている可能性があります。
ただし、金メッキ・金張りの下に、磁石に反応しない金属が使用されている場合もあるため、確実な判別方法ではありません。あくまでも目安として試してみてください。
クオリティを見てみる
刻印のクオリティから、本物か見分けられる場合もあります。
本物の金製品の刻印は手で押すか金槌で入れているため、掘りがはっきりとしています。
一方、偽物は刻印が雑だったり、明らかにレーザーで彫られたものが多い傾向です。
素人目で確認するのは難しいですが、気になる場合はチェックしてみてください。
金製品の買取価格を決めるポイント

金製品の買取価格は、主に「純度」と「重さ」で決まります。そのため、査定時には、まず刻印を探して純度をチェックします。
ただし、刻印はあくまでも目安であり、最終的には専用の機械を使った検査によって純度を調べるのが一般的です。
そのため、18金の刻印があっても、機械で調べた結果が75%以下(18金以下)であれば、買取価格は下がります。
刻印がないアイテムの場合は、機械で純度を計測し、判明した純度に1gあたりの相場を乗して買い取ります。
金製品を高く売るためのコツ

金製品を少しでも高く売りたい方は、以下の点を意識してみてください。
- ・査定前に見た目をきれいにしておく
- ・保証書や外箱などの付属品をそろえておく
- ・信頼できる買取専門店に査定を依頼する
ひとつずつ解説します。
査定前に見た目をきれいにしておく
査定に出す前に、付着した皮脂や汚れを落とし、見た目をきれいにしておきましょう。
見た目がきれいだと、査定時の印象がよくなり、買取価格が高くなる可能性があるためです。
ただし、無理に磨きすぎると、アイテムに傷をつけてしまう可能性があります。
お手入れ方法は、やわらかい布で拭いたり、取れない汚れは中性洗剤を薄めた水で優しく洗ったりなどがおすすめです。
※宝石がついたアイテムは、中性洗剤で洗うと石が劣化する可能性があります。
保証書や外箱などの付属品をそろえておく
金製品を購入した時に付いてきた以下の付属品が残っているなら、漏れなくそろえておきましょう。
- ・保証書
- ・鑑定書
- ・ブランドの外箱
- ・ブランドの保存袋…など
特にブランド品の場合、付属品がそろっていれば本物である証明になり、買取価格が上がる可能性があります。
信頼できる買取専門店に査定を依頼する
金製品の買取は、信頼できる専門店に依頼しましょう。お店を選ぶ際は、以下のポイントをチェックするのが大切です。
- ・金製品の買取実績が豊富か
- ・口コミの内容に悪いものがないか
- ・査定料・キャンセル料が無料か
金製品の買取実績が少ない場合、刻印がないアイテムや、金メッキ・金張りの買取が難しい場合があります。
また、接客態度や、査定に対する姿勢をチェックするためには、口コミのチェックも大切です。
ほかにも、査定料・キャンセル料が無料かもチェックしましょう。買取金額は「アイテムの価格」から「手数料」を差し引いて算出されます。
そのため、査定料・キャンセル料が無料の業者は、できる限りお客様へ還元しようと努力している会社と言えます。
『買取むすび』なら金製品の高価買取が可能

『買取むすび』では、金製品の高価買取を実施しています。『買取むすび』の特徴は以下のとおりです。
- ・状態が悪くても査定可能
- ・デザインや宝石の価値も考慮
- ・3つの買取方法から選べる
それぞれの特徴を解説します。
状態が悪くても査定可能
『買取むすび』では、以下の状態のものでも査定可能です。
- ・純度がわからない海外製
- ・刻印がなく状態の悪い
- ・商品として使用できない破損がある
- ・変色が見られる
他社で買取を断られたものを含め、どのような状態でも対応可能です。
状態が悪くて売却を諦めている方は、気軽にご相談ください。
デザインや宝石の価値も考慮
『買取むすび』では、一般的な買取店では価格がつきにくいとされる、メレダイヤ(0.2カラット以下のダイヤモンド)も査定額に含められます。
ほかにも、デザインやブランドの価値も査定可能です。金や貴金属の価値だけでなく、アイテムを総合的に査定できるため、他社より高い金額で買取できます。
宝石がついたアイテムや、ブランド品の金アクセサリーを高く売りたい方は、気軽にご相談ください。
3つの買取方法から選べる
『買取むすび』では、さまざまなライフスタイルのお客様にもご利用いただけるよう、3つの買取方法を用意しています。
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買取方法 |
特徴 |
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・予約不要で査定可能 ・鑑定士に直接相談できる ・即日現金手渡し可能 ・査定料・キャンセル料無料 |
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・自宅にいながら査定・買取が可能 ・無料の宅配キットの用意あり ・全国から利用できる ・送料は『買取むすび』が負担 |
|
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上記のほかにも、LINEで画像を送るだけで、おおよその査定額がわかるLINE査定も実施しています。
「いきなり査定を依頼するのは気が引ける」という方は、ぜひLINE査定も検討してみてください。
【Q&A】金製品の刻印に関してよくある質問

金製品の刻印に関してよくある質問をまとめました。
- Q.純度を表す数字が2つあるのですが、どういう意味でしょうか?
- Q.「P/S」というのは、メッキや金張りですか?
ひとつずつ回答します。
Q.純度を表す数字が2つあるのですが、どういう意味でしょうか?
A.割金の純度を示している可能性があります。
たとえば「SV950、Pt50」と刻印されている場合、シルバー95%、プラチナ5%の割合で作成されているという意味になります。
Q.「P/S」というのは、メッキや金張りですか?
A.プラチナとシルバーを使用している、という意味の刻印です。
厳密には、プラチナ10%、シルバー90%の合金に用いられる刻印です。
プラチナの頭文字が先に打刻されていますが、ほとんどがシルバーでできています。
金製品を高く売りたい方は『買取むすび』へおまかせ

金製品には、素材の種類・純度・加工方法を示す刻印が施されています。ほかにも、製造国やブランドなどの情報がわかる場合もあります。
『買取むすび』では、どのような刻印の金製品も買取可能です。刻印がないものでも問題ありません。ぜひ気軽にご相談ください。








