執筆:
買取むすび 編集部
金のホールマーク(刻印)は国によって種類が違う【海外のホールマークを紹介】
「国によって刻印は違うの?」
「アクセサリーに見慣れない模様や数字が刻まれているけど、意味がわからない」
このような疑問はありませんか?
ホールマーク(刻印)は国によってデザインが異なるため、初めてめにする刻印が入っていれば、海外製の可能性があります。
お手持ちのアクセサリーまたは金製品の刻印の意味を読み取れるようになるため、本記事では海外のホールマークについて解説します。
自分の持っているアイテムの素材・純度・製造国を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
海外のホールマークについて知りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
金製品のホールマーク(刻印)とは

ホールマーク(刻印)とは、以下のことを証明するための印です。
- ・金製品であること
- ・金の純度
各国でそれぞれ基準が設けられており、なかには製造した工場や地域まで判別できるものもあります。
表記が義務化されている国、されていない国があり、日本においては義務ではありません。
ホールマーク(刻印)の歴史

ホールマークの制度が世界で初めて整備された国はイギリスです。14世紀に金製品の品質を保証する目的で始まりました。
当時、刻印の打刻を担当していたところが「Goldsmiths’ Hall(ゴールドスミスホール)」という会館だったため、「ホールマーク」と呼ばれるようになりました。
ホールマーク制度は、粗悪な金製品や偽物の流通を防ぐ役割を果たし、のちにヨーロッパ各国へ広がります。
現代でも、金製品の品位(純度)を保証するための信頼できるマークとして使用されています。
金の純度の表記方法は2つ

金の純度は、主に2つの方法で表記(打刻)されています。
- ・24分率
- ・1000分率
24分率とは、24を100%とした場合の表記方法です。「K24」「K18」と表記されているものが該当します。
1000分率は、1000を100%とした場合の表記方法で、「K」をつけずに数字のみで表記されるのが特徴です。
それぞれの対応表は以下のとおりです。
-
24分率・1000分率の早見表
24分率(K表記)
1000分率
純度
K24
999
99.9%
K22
916
91.6%
K18
750
75.0%
K14
585
58.5%
K10
416
41.6%
K0
375
37.5%
海外で使用されている金製品のホールマーク(刻印)

海外では、金の純度や製造場所を示すホールマークの図柄や表記方法が各国で異なります。
本章では、なかでも特徴的な7カ国のホールマークを紹介します。
| 国 | ホールマーク(刻印) |
| アメリカ |
・「24分率の純度」+「K」 ・「24分率の純度」+「KP」 |
| フランス | 鷲のモチーフ |
| イギリス | 5つのモチーフの組み合わせ |
| イタリア | 「Au」+「千分率の純度」+「☆・数字・アルファベット」 |
| 中国 | 「〜足金」 |
| 台湾 |
・「〜足金」 ・千分率表記 |
| タイ |
・「24分率の純度」+「K」 ・「振和興」 ・「和成興」 ・「THAI GOLD」 |
手持ちの金製品に見慣れない記号や絵の刻印がある場合は、上記の国のいずれかで生産された可能性があります。
アメリカ
アメリカにおける金製品の刻印は「14K」「18K」など、数字の後にKを付ける表記が一般的です。
ほかにも、特徴的な刻印として「KP(Karat Plumb)」があります。
表示されているカラット数=金の純度が正確であることを示しており「14KP」「18KP」のように表現されます。
なお、アメリカではヨーロッパや日本のように公的機関が直接検査を行う制度はなく、連邦取引委員会(FTC)の指針に従って打刻が行われている点が特徴です。
フランス
フランスでは、金製品のホールマークとして鷲のモチーフが使われています。
鷲の頭が使われたのは180年ほど前からで、それ以前は製造された年代・地域によって細かくホールマークが分類されていました。
そのため、古いアンティーク品には、鷲の頭が刻印されていません。
なお、フランスの制度上、18金以上が正式に金製品とみなされるため、18金未満は金製品として扱われません。
イギリス
イギリスでは、金製品に5つのマークが刻印されています。
-
イギリスのホールマーク
名称 刻印の意味 イギリス特有の表現 スタンダードマーク 金属の種類 金の場合は王冠のマーク アセイットマーク 品物を検査した機関 イギリスには、ロンドンはじめとする計11種類がある デイトレター 品物が検査された年代 数字ではなくイラストで表される ディーティーマーク 税金を支払った証 イギリス特有の制度で、支払った当時の国号が刻印されている メーカーマーク
(スポンサー・マーク)製造元 2〜4文字のローマ字が刻印される
イギリスのホールマークは、純度だけでなく、検査機関・製造年代・税金の支払いの有無・製造元まで読み取れる点が特徴です。
イタリア
イタリアで使用されている金製品のホールマークには「金属の種類と純度」が刻まれています。例えば、18金の場合は「Au 750」と表記されています。
また、この刻印の周囲に「☆」「数字」「アルファベット」が組み合わされて打刻されます。それぞれの意味は、以下のとおりです。
|
刻印 |
意味 |
|
☆ |
イタリア全体で共通して使用されるシンボル |
|
数字 |
国の認可を受けた製造業者に割り振られる登録番号 |
|
アルファベット |
製造地域の略称 |
イタリアは、日本と同じく刻印が義務づけられていないため、すべての金製品に打刻されているとは限りません。
中国
中国をはじめとする東南アジアでは、「〜足金」と刻印されているものがよく見られます。
|
刻印 |
純度 |
|
万足金 |
24金程度 |
|
千足金 |
21〜23金程度 |
|
足金 |
20金程度 |
金の純度を明確にしていない理由は、「〜足金」という表記がそもそも曖昧な刻印のためです。
国で定められているホールマークではないため、信頼度としては各国に比べてそれほど高くありません。
台湾
台湾では、中国と同じ「〜足金」または「999.9」「999」のように千分率が使われています。
台湾のように数字で純度を表す国は多く「999.9・50g」と刻印されていれば「50gの純金」であるという意味になります。
ちなみに、台湾の場合、金の取引は「g(グラム)」ではなく「錢」という単位を使います。
「錢」は、日本でいう「匁(もんめ)」相当です。「一匁(もんめ)」は3.75gですので、台湾で金を購入する際はぜひ参考にしてみてください。
タイ
刻印の表記自体は、海外で一般的な「数字+K」や、単純な100%表記が用いられています。
純度に特徴があり、タイでは23金(約96.5%)が一般的なため、日本ではあまり見られない「23K」「96.5」といった刻印が主流です。
また、22金以上のアイテムに「振和興」や「和成興」の刻印があるのもタイの特徴です。
「THAI GOLD」と打刻されていたりするアイテムも多くみられます。
タイの刻印は制度が整備されているわけではないため、刻印と実際の純度が一致しない場合があります。
条約で定められている「CCM共通管理マーク」

ヨーロッパでは、各国が共通で使用する刻印が条約として定められている「CCM共通管理マーク」という制度が存在します。
1972年に調印された制度で、金製品の場合は、天秤のイラストと千分率表記の純度が打刻されています。
加盟は強制ではありませんが、オーストラリア・オランダ・ポーランド・ハンガリーなど、多くの国々が加盟しています。
日本で使用されている金製品のホールマーク(刻印)
日本のホールマークは、日本国旗とその横にひし形が描かれているマークです。
ひし形のなかには三桁の数字が記載されており、数字が純度を表します。
日本で定められている純度の表記は以下の通りです。
-
日本で定められている金の純度
金の純度 ひし形の内側に描かれている数字 カラット表記 99.99% 999 K24(24金) 91.60% 916 K22(22金) 75.00% 750 K18(18金) 58.50% 585 K14(14金) 41.60% 416 K10(10金) 37.50% 375 K9(9金)
カラーゴールドの場合は、「K」に続く数字の後に以下いずれかが表記されています。
| カラーゴールド | 刻印 |
| イエローゴールド | YG |
| ホワイトゴールド | WG |
| ピンクゴールド | PG |
例えば、18金のホワイトゴールドの場合「K18WG」と記載されます。
「アトK」と「マエK」の違い

金製品には「K18」「18K」のように「K」の位置が違う刻印があります。
必ずではありませんが、日本製の金製品はK18のようにKが数字の前にきています。
一方、18KのようにKがあとにきているものは、海外製品やアンティークものに多く見られる傾向です。
アトKの場合、刻印と金の純度が異なる事例があるため、信頼度としてはマエKよりも低い傾向です。
金メッキ・金張りのホールマーク(刻印)

金メッキ・金張りとは、化学反応や熱を用いて金属製品に金を貼り付ける加工方法です。
それぞれ、以下のローマ字が打刻されています。
|
加工方法 |
刻印 |
|
金メッキ |
GP・GEP・HGP |
|
金張り |
GF・GS・RGP |
金メッキ・金張りは本体が金ではないため、金としての価値はそれほど高くありません。そのため、装飾やデザインに値段がつくものがほとんどです。
金以外の貴金属の刻印

金以外のシルバー・プラチナ・パラジウムにも、貴金属の種類や純度を示すための刻印が打刻されています。
|
金属 |
素材を表す代表的な刻印 |
純度を表す刻印 |
|
SV・SILVER |
1000分率 |
|
|
Pt・Pm |
1000分率 |
|
|
Pd |
1000分率 |
たとえば、純度が100%だった場合、それぞれ「SV999」「Pt999」「Pd999」のように表記されます。
【アイテム別】ホールマーク打刻されている場所

金製品の刻印の多くは、目立たない部分に小さく打刻されているケースがほとんどです。
お手持ちのアイテムの刻印が見つけられない場合は、以下の場所を探して見てください。
-
刻印が打刻されている場所
アイテム
刻印の場所
指輪
リングの内側
ネックレス
チェーンの留め具
ブレスレット
ブレスレットの留め具
ピアス
ポストやキャッチの部分
刻印は、見つけられても、小さすぎてローマ字や数字が読み取れない場合があります。
肉眼でわからない場合は、ルーペやスマホのカメラの拡大機能を使うのがおすすめです。
【注意】刻印があっても偽物の可能性がある

純度の刻印が打刻されていても、数字と実際の純度が必ず同じとは限りません。
金製品には、実際の純度を偽って刻印を打刻した偽物も存在するためです。
純度を偽っている製品には、以下の特徴が見られます。
- ・金の色味が純度の表記よりも薄い
- ・アイテムのクオリティが低い
また、純度を確かめたい場合は、比重を測ることで、おおよその数字が確認できます。
なお、なかには純度自体は偽っていないものの、メッキまたは金張りかを刻印していないものもあります。
この場合は、磁石を近づけて引き寄せられるか確認する方法が有効です。引き寄せられた場合は、メッキや金張りの可能性があります。
『買取むすび』ではホールマークの有無に関係なく買取可能

買取業者のなかには、ホールマークの有無によって買取をしぶるところや、日本の表記でないからと断るところも存在します。
しかし『買取むすび』では、どのような金製品でも買取可能です。
以下3つの買取方法がありますので、ご自分の都合のよい方法をお選びいただけます。
- ・店頭買取
- ・宅配買取
- ・出張買取
それぞれの特徴を紹介します。
店頭買取
店舗に直接足を運んでいただき、金を査定する方法です。予約は必要ないため、気が向いた時にふらっとお立ち寄りください。
経験豊富な鑑定士が在籍しているため、いつでも正確な査定が可能です。
「なぜその金額になったのか」を納得いくまで確認でき、買取価格が希望額と合わなかった場合は無料でキャンセルもできます。
ご納得いただけた際は、その場で現金にてお支払いいたします。
売れるか不安な金製品でもまったく問題はありません。いつでもお気軽にご来店ください。
宅配買取
宅配買取とは、宅配キットを利用して商品を査定・買取する方法です。
宅配キットは『買取むすび』が無料で用意いたします。
近くに店舗がない方や、営業時間内に店舗へ足を運べない方におすすめです。
以下のページから簡単に申し込めるため、気になった方はぜひのぞいてみてください。
出張買取
出張買取は、『買取むすび』のスタッフが自宅へ伺い、その場で金製品を査定する方法です。
持ち運べない品物を査定して欲しい場合や、引越し・生前整理における品物の処分を検討している方におすすめです。
「売れるか分からないけれど査定してほしい」といった要望でも問題はありません。
査定は玄関先でも行えますので、お気軽にお申し付けください。
ホールマーク(刻印)の意味を知って偽物を回避しよう

ホールマーク(刻印)とは、金属の種類や純度を表すための印です。日本では「日本国旗+ひし形+数字」のデザインが採用されています。
海外のホールマークの金製品は、業者によって買取を断る場合もありますが『買取むすび』では買取可能です。気軽にご相談ください。
