【自宅でできる】金の比重で純度がわかる!調べ方を『買取むすび』が解説

「刻印がなくて金の純度がわからない」
「金の比重を調べると純度がわかるってほんと?」
このような悩みはありませんか?
金の価値は、純度や重さから決まります。
一般的に金の純度は「K24」や「K18」などの刻印を見ることで判断できますが、製品によっては刻印がないものもあるでしょう。
また、金と偽った製品もあるため、売却の際に本物かどうか確かめておきたいものです。
今回は、金の比重と純度の調べ方について紹介します。
また、偽物の判断方法も解説しているため、純度がわからず困っている方はぜひ参考にしてみてください。
<この記事でわかること>
- ・金の比重と純度の関係
- ・金の比重の調べ方
- ・偽物の確かめ方
目次
金比重を調べてわかること
比重とは、特定の物質の密度と基準とされる物質(通常は水)の密度の比を指します。
つまり、「金の比重」は金と水の密度比率のことです。
純粋な金の比重は「19.32」であり、これは金属の中でも比較的高い値に位置します。
そのため、同じ体積のほとんどの物質よりも金のほうが重いことを意味します。
この特性は金を真贋証明(しんがんしょうめい)する際にも利用する方法です。
金の比重を調べることでわかることは以下の通りです。
- ・金比重とジュエリーの価値
- ・純度と比重を用いた真贋判定
- ・金の純度と比重の関係
- 順番に見ていきましょう。
金比重とジュエリーの価値
金の価値はその純度によって決まります。
一般的には刻印などを確認すると純度がわかりますが、製品による違いや劣化により確認がとれない場合もあるでしょう。
純度をはかる方法には金比重が用いられます。
金の純度と比重の関係を以下の表にまとめました。
-
金の純度と比重
表記 純度(%)
比重
K24
100
19.3
K22
91.7
17.45~18.24
K18
75.0
16.03~17.11
K14
58.3
12.91~14.44
K10
41.7
11.42~13.09
つまり、金の比重が高ければ純度が高く、同じ重さのジュエリーでも価値があると言えます。
純度と比重を用いた真贋判定
純金の比重は19.3で、これを基準に物質の真贋判定が可能です。
偽物の金は本物と異なる素材で作られているため、比重を調べれば偽物を判定できます。
例えば、鉛や銅を混ぜた合金は純金よりも比重が軽く、プラチナや銀を混ぜた合金は純金よりも比重が重くなるため、基準値と異なった測定値になるのです。
密度と比重の違い
この章では、比重と密度の違いについて解説します。
- ・金の密度とは
- ・金の比重とは
「比重」と「密度」は物質の特性を表す2つの異なる用語です。
それぞれについて確認していきましょう。
金の密度とは
物質の密度とは、その物質が単位体積あたりに持つ質量のことを指します。
1立方センチメートル(cm3)の物質の重さがどれだけなのかを示す数値です。
純金の密度は19.32g/cm3になります。
これは、一辺が1センチメートルの立方体の形をした純金の塊の重さが19.32グラムであることを意味します。
金の比重とは
比重とは、特定の物質の密度と、同じ体積の基準物質の密度との比較を指します。
一般的に比較の基準として採用されるのは水で、その物質と水の密度を比較した値を示します。
水の密度は1.0g/cm3、純金の密度は19.3g/cm3のため、比重は19.3です。
比重の場合。単位は使用せず数値のみで表現します。
比重が1より大きい物質は水よりも重いため沈む一方、比重が1より小さい物質は水に浮きます。
自宅でもできる金比重の調べ方
自宅にいながら金の比重を測定する方法は大きく2つあります。
比重計を使用する方法と水に沈めて調べる方法です。
- ・比重計を使用する
- ・水に沈める
- それぞれの方法を解説します。
比重計を使用する
比重計(または密度計)を使用すると、物質の比重を手軽に計算できます。
比重計は物体の質量を計測し、その物体を液体(通常は水)に浸けることで体積を測定します。
比重は物体の質量を体積で割ったものなので、これらの計測値から金の比重を算出可能です。
水に沈める
比重計を持っていなくても、金の比重を調べることができます。
手順は以下の通りです。
- 金製品の重さを調べる
- 容器に水を入れてはかりに乗せる
- 糸(テグスなど)で吊るした金製品を②に入れる
- 金の重さを金の体積で割る
詳しく見ていきましょう。
①金製品の重さを調べる
はかりを使って金製品の重さを測定します。
このとき、使用するはかりはデジタル表記のものがおすすめです。
この測定値は後の比重計算の質量として使われます。
②容器に水を入れてはかりに乗せる
容器は透明なもの(ガラス製やプラスチック製のもの)を使い、一定量の水を入れます。
その後、容器をはかりに置いてその重さを記録しましょう。
この重さは、後の計算で金製品の体積を求める際の基準値となります。
③糸(テグスなど)で吊るした金製品を②に入れる
糸や紐を用いて金製品を吊るし、それを水が入った容器にゆっくりと浸けます。
このとき、容器の水が溢れないようにしましょう。
また、側面や底面に触れないように浮かしておくことが大切です。
金製品を漬けることで水位が上昇し、はかりの測定値が増えます。
この時点のはかりの測定値と、水だけを入れたときのはかりの読み②との差が金製品が占める体積です。
④金の重さを金の体積で割る
測定した金製品の重さ(質量)①を、上記の手順で得た体積③で割ると金の比重を求められます。
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今回は、金比重の重要性や自宅で調べる方法について紹介しました。
金比重を調べることで、純度や真贋を確認できます。
一般的には、刻印や保証書を確認すると純度はわかりますが、どちらもない場合は比重を確認すると良いでしょう。
また、この方法では宝石類がついた金の比重は調べられません。
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