ルビーとサファイアの違いは何?それぞれの特徴や価値を決めるポイントを解説

「ルビーとサファイアの違いは何?」

「どちらを買うべきか迷ってしまう」

このように思っていませんか?

ルビーとサファイアはいずれも世界中で人気の宝石です。ルビーの情熱的な赤、サファイアの深海のような青がそれぞれの特徴ですが、両者の違いに詳しくない人も多いでしょう。

この記事ではルビーとサファイアの違いや価値を決めるポイントを解説します。

<この記事でわかること>

  • ・ルビーとサファイアの違い
  • ・価値を決めるポイント
  • ・ルビー・サファイアそれぞれの向いている人

ルビーとサファイアの購入を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

ルビーとサファイアの違いは色のみ

ルビー

ルビーとサファイアの違いは色であり、赤がルビー、青がサファイアです。

ルビーの和名は紅玉(こうぎょく)、サファイアの和名を蒼玉(そうぎょく)または青玉(せいぎょく)と呼び、和名からも両者の色の違いが明確に示されています。

赤のルビーには「情熱」「勝利」「勇気」「自由」などの宝石言葉があり、生命力をイメージさせる輝きに魅力を感じる人は多いでしょう。

一方、青のサファイアには「真実」「誠実」「慈愛」「忠実」などの宝石言葉があります。深みのある青色は、空や宇宙のように広大で神秘的な印象を与え、一途な愛の象徴として愛されています。

色の違いによって異なる魅力があるルビーとサファイア。次項では、色の違いをさらに深掘りしていきます。

ルビーとサファイアはもともと同じ鉱物|色の違いは不純物

宝石

ルビーとサファイアはもともと同じ石からできていますが、自然環境によって色が変わります。ここでは、色の違いを深掘りするため以下の3つを解説します。

  • ・ルビーとサファイアはコランダムの結晶
  • ・色の違いの原因となる不純物
  • ・青以外のサファイアもある

一つずつみていきましょう。

ルビーとサファイアはコランダムの結晶

ルビーとサファイアはコランダムという鉱物からできます。コランダムとは酸化アルミニウムの結晶であり無色透明です。

天然のコランダムは美しいものなら「宝石」として扱われるものもあります。

いわば赤く色づいたコランダムがルビー、青く色づいたコランダムがサファイアなのです。

色の違いの原因となる不純物

もともとは同じ無色透明の鉱物が赤や青に変化する理由は、結晶の成長段階で不純物(元素)が混ざるためです。

鉄やチタンが混ざると青が発色してサファイアとなり、クロムが混ざると赤いルビーとなります。

さらに、不純物の量によって明るさや色の鮮やかさが異なります。特にルビーは色の範囲基準から少しでも外れると主要色が赤とみなされないため、すべてサファイアになるのです。

青以外のサファイアもある

サファイアは青のイメージがあるかもしれませんが、ピンクやグリーンのサファイアも存在します。

青色以外のサファイアをファンシーサファイアと呼び、カラーバリエーションが豊富です。

価値が高いのはブルーサファイアですが、ピンクとオレンジが混ざった「パパラチアサファイア」も希少価値の高い宝石に位置付けされています。

ルビーとサファイアの価値を決めるポイント

ルビー

ルビーとサファイアの価値を決めるポイントは以下の4つが重要です。

  • ・カラー(色)
  • ・クラリティ(透明度)
  • ・カラット(重さ)
  • ・産地

それぞれ解説します。

カラー(色)

価値を決める要素としてカラーは重要であり、4つのポイントのうち最も重視されます。

サファイアは「幻のサファイア」と称されるほどのコーンフラワーブルーが最高位であり、白みがかった柔らかい青色が特徴です。

ルビーなら赤色が濃いほど価値が高く、ピジョン・ブラッド(ハトの血)と言われる鮮やかな赤色は最高級品質とされています。反対に、赤色が薄くなると価値が下がり、ピンクに近づきすぎるとピンクサファイアと判定される場合もあります。

クラリティ(透明度)

ルビー・サファイアともに透明度が高いほど価値が高く、肉眼で見えるほどのインクルージョン(内包物)があると価値が下がります。

輝きや透明度を低下させるインクルージョンは価値を下げますが、中には価値を上げるものもあります。

コランダムに含まれるインクルージョンにはルチルシルクという針状の鉱物があり、カボションカット(丸いドーム状のカット)を施すと光が屈折し、スター状に輝く場合があるのです。

これをスタールビー・スターサファイアと呼び、希少性が高いため評価も上がります

カラット(重さ)

宝石の価値を決めるときにはカラーやクラリティなどの見た目に加えて、重さも重要なポイントです。

重さはカラット(ct)で表され、1ctは0.2g(グラム)です。市場に流通しているルビーは2〜3カラットが主流で、サファイアも5カラット未満が多くなっています。

産地

産地も宝石の価値を左右します。ルビーはミャンマー・マダガスカル・タイなどで産出され、特にミャンマーは「ピジョン・ブラッド」の産地として業界で有名です。

一方、サファイアはスリランカ・ミャンマー・オーストラリアなどで産出されます。特にカシミール産(インドとパキスタンの国境付近)は評価が高く、コーンフラワーブルーと呼ばれ、プレミア価格で取引される傾向です。

ルビーとサファイアはどちらを買うべき?おすすめな人を紹介

ルビー

ルビーとサファイアはともに魅力あふれる宝石のため、どちらを購入すべきか迷う人も多いでしょう。以下にそれぞれの宝石がどのような人に向いているのか紹介します。

  • ・ルビーがおすすめな人
  • ・サファイアがおすすめな人

それぞれ解説します。

ルビーがおすすめな人

鮮やかな赤色のルビーは情熱やエネルギーの象徴であり、身につける宝石に力強さや生命力を求める人におすすめです。

ルビーには「活力」「勇気」などの石言葉があり、困難に立ち向かう強さが欲しい人にも向いています

また、「純愛」「仁愛」などの愛情を連想させる石言葉もあり、恋愛成就を願う人にもよいでしょう。

7月の誕生石であるため、7月生まれの方へのプレゼントや、自分へのご褒美・恋人への贈り物としても選ばれます。注意点としては、紫外線に弱い特性があるため、長時間の紫外線が当たる場所での使用や保管は避けたほうがよいでしょう。

サファイアがおすすめな人

サファイアは豊かな青色で知られ、落ち着きや知性を連想させます。古くから魔除けや運気アップなどスピリチュアルな魅力があり、守護力の高さや成功への力を高める対象として信じられていました。

また、サファイアの青は精神の安定や集中力を高める場合にも向いており、仕事や勉強で目標を達成したい人におすすめです。

9月の誕生石としても人気があります。青以外にも、ピンク・黄色などのファンシーサファイアを選ぶのもよいでしょう。

ルビーやサファイアの購入資金は『買取むすび』で用意しよう

本記事ではルビーとサファイアの違いや価値を決めるポイントを解説しました。ルビーとサファイアはもともと同じ鉱物ですが、不純物が含まれることで赤や青が発色します。

ルビー・サファイアともに色の濃さや透明度・重さによって価値が異なり、質の高いものは高額で取引されています。

指輪やネックレスなどさまざまなジュエリーに加工される魅力ある宝石ですが、高額のため購入にはまとまった資金が必要です。

『買取むすび』では、宝石やブランド品など多数の商品を買取しています。ルビーやサファイアの購入資金を作るために不要品を売却してみてはいかがでしょうか。

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