ロレックスの自動巻き腕時計の特徴や歴史とは | 止まった時の対処法も解説

「ロレックスは自動巻きはどんな時計なの?」

「ロレックスの自動巻きは性能がいいの?」

このような疑問はありませんか?

ロレックスは自動巻き腕時計を数多く展開しているため「ロレックス=自動巻き」というイメージを持つ方も多いでしょう。しかし、どのような時計か聞かれると分からない方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、ロレックスの自動巻き腕時計の特徴や歴史などを紹介します。

<この記事でわかること>

  • ・ロレックスの自動巻き腕時計の特徴
  • ・自動巻きとクォーツの違い
  • ・自動巻き腕時計のメリット・デメリット
  •  

自動巻き腕時計とは?

自動巻き腕時計とは、「自動巻き」という名前のとおり、装着している間は腕の動きによって自動でゼンマイが巻き上がる時計です。オルゴールのようにゼンマイを何度も回す必要はありません。

ただし、数日使わずに置いておくと針が止まることも。

また、自動巻き腕時計は、ゼンマイの巻き上げ不足などが原因で一日に±30秒ほどの誤差が生じる場合があります。

ロレックスの自動巻き腕時計も同様に誤差が生じます。ロレックスは一日に±2秒ほどで、他の自動巻き腕時計に比べると誤差が少ないことが特徴です。

基本的に巻き上げ不要な自動巻き腕時計ですが、内部は緻密な部品で構成されているため定期的に分解して清掃・点検(オーバーホール)をしなくてはなりません。

ロレックスは10年以内に一度オーバーホールすることを推奨しています。モデルや部品にもよりますが、オーバーホールには数万~数十万円かかる点も覚えてきましょう。

 

ロレックスの自動巻き腕時計の歴史

ロレックスの自動巻き腕時計は創業時から今ほど性能が高かったわけではありません。ここではロレックスの自動巻き腕時計の歴史を紹介します。

  • ・自動巻き腕時計が誕生したきっかけ
  • ・全回転式ローターを開発
  • ・バブルバックが生まれる
  • ・両方巻き上げ式が登場
  • ロレックスの歴史を一緒に辿ってみましょう。

 

自動巻き腕時計が誕生したきっかけ

1900年代初期は腕時計ではなく、懐中時計が主流でした。しかし、ロレックスは腕時計の高い利便性に目をつけ、研究を重ねました。

そして1926年に、世界初の防水腕時計「オイスター」を開発。高い機密性を持つオイスターは瞬く間に人気となり、ロレックスの腕時計に注目が集まります。

オイスターは高い防水性能を持っていましたが、リューズのねじ込み忘れによって時計内部に水が入り込む事故が多発しました。当時の人はねじ込み式のリューズに慣れていなかったのです。

事故を防ぐためロレックスは「リューズを操作する回数を減らせばいい」という結論に至りました。「手動でゼンマイを回す操作を減らせばリューズのねじ込み忘れも減る」と考えたのです。

リューズから水が入り込む事故が発端となり、自動巻き腕時計の研究が始まりました

 

全回転式ローターを開発

世界初の腕時計「オイスター」を発表してから5年後の1931年。ロレックスは世界初の自動巻きメカニズムを持つ全回転式ローターを開発しました。

時計の動力部分(ムーブメント)の中心におもりを搭載することで、腕を振ればゼンマイが回転する構造を開発したのです。

全回転式ローターの登場により、リューズを操作してゼンマイを巻く必要がなくなりました。

ロレックスはこの自動巻きメカニズムを持つムーブメント「パーペチュアル」を発表します。

パーペチュアルは、ローターが回転することで腕時計が受ける衝撃を分散させられるため、衝撃にも強くなりました。

また、ゼンマイの巻き上げ効率も向上したこともあり、多くの注目を集めるようにもなりました。

 

バブルバックが生まれる

パーペチュアルにより利便性が向上しましたが、従来の手巻きメカニズムに加えて自動巻きムーブメントを搭載しているため、ケースが厚くなっています。

そのため、1950年代頃までに生産されたパーペチュアルの腕時計は「バブルバック」と呼ばれるようになります。ケースの裏蓋が泡のように丸みを帯びているためです。

1950年以降は、ケース径を大きくし薄くした「ビッグバブルバック」なども生まれました。

現代は腕時計の内部機構の改善により、ケースが薄いモデルを展開しています。バブルパック・ビッグバブルパックは現代では数が少なく珍しいため、世界中のコレクターから高い需要があります。

 

両方巻き上げ式が登場

ロレックスは1950年代に「両方巻き上げ方式」のメカニズムを開発しました。

今までは、一方方向の力でしかゼンマイを巻き上げられない作りでした。しかし両方巻き上げ式を採用したCal.1030からは、どちらの方向からの力もゼンマイの動力に変えられるようになったのです。

両方巻き上げ式の登場によりゼンマイの巻き上げ効率は格段に上がり、ロレックスはさらに注目を集めるようになりました。

現代でもロレックスは研究を重ね、より精度の高いムーブメントを開発し続けています。

 

自動巻きとクォーツの違い

ロレックスと言えば自動巻きをイメージする方も多いでしょう。しかし、ロレックスはクォーツ式の腕時計も展開しています。

クォーツ式腕時計の動力はゼンマイではなく電池です。そのため、自動巻き腕時計と異なり、数日置いていても針が止まりません。

また、自動巻き腕時計は1ヵ月に±60秒ほどの誤差が生じる可能性がありますが、クォーツ式は1ヵ月に20秒ほどしか誤差が生じません

性能面を比べるとクォーツ式の方が優れていますが、今でも多くの人が自動巻き腕時計を好んで選んでいます。自動巻き腕時計を選ぶメリットとデメリットは次項で紹介します。

 

ロレックスの自動巻き腕時計の特徴

ロレックスの自動巻き腕時計は、数ある腕時計ブランドの中でも群を抜いて精度が高いことで知られています。

自動巻き腕時計は精度を高めるために「ヒゲゼンマイ」と呼ばれるパーツが必要です。多くの腕時計ブランドは他社のヒゲゼンマイを採用していますが、ロレックスは自社開発した物を採用しています。

ロレックスの開発した「ブルーパラクロムヒゲゼンマイ」は、ほかのヒゲゼンマイと比べて精度が高く、安定した精密さを発揮します。

ブルーパラクロムヒゲゼンマイに加えて、歯車などのパーツを搭載することで耐衝撃性もトップレベルの性能を持つため、精度の高い腕時計としてロレックスは有名です。

 

自動巻き腕時計のメリット・デメリット

ロレックスは革新的な開発を繰り返し、利便性の高い自動巻き腕時計を発表してきました。しかし、自動巻き腕時計にもメリット・デメリットがあるため、それぞれ解説します。

  • ・メリット
  • ・デメリット
  •  

メリット

自動巻き腕時計のメリットは以下のとおりです。

  • ・電池切れの心配がない
  • ・長く愛用できる
  • ・ステータスが高まる
  • 自動巻き腕時計はゼンマイを動力としているため電池がありません。クォーツ式は2~3年で電池交換が必要ですが、自動巻き腕時計は身に着けていれば針が止まりません。

また、オーバーホールによって摩耗した部品の交換や洗浄すれば非常に長持ちします。ひとつの腕時計を一生使い続けたり、子や孫に譲ることもできます

さらに、自動巻き腕時計は価格が高いモデルが多いため、自身のステータスを高められる点もメリットです。

 

デメリット

自動巻き腕時計のデメリットは以下のとおりです。

  • ・クォーツ式と比べると精度面で劣る
  • ・身につけないと針が止まる
  • ・オーバーホール費用が高い

ゼンマイの巻き上げ不足などが原因で時間に誤差が生じる場合があります。クォーツ式と比べると精度面でどうしても劣る点がデメリットです。

また、自動巻き腕時計は電池要らずですが、身に着けない日が続けば針が止まってしまいます。日時合わせをする手間がかかる点もデメリットでしょう。

オーバーホールは10年以内に一度必要で、数万〜数十万円かかる場合があります。メンテナンスに多額の費用がかかる点は自動巻き腕時計の特徴と言えるでしょう。

 

ロレックスの自動巻き腕時計についてよくある質問

ロレックスの自動巻き腕時計についてよくある質問を3つ紹介します。

  • Q.自動巻き腕時計は何日で止まる?
  • Q.自動巻き腕時計が止まったらどうすればいい?
  • Q.自動巻き時計が壊れたときはどうすればいい?
  • それぞれ回答します。

 

Q.自動巻き腕時計は何日で止まる?

A.モデルによって異なりますが、まったく使用しない状態なら2~3日程度で止まります

最大巻き上げ時から2~3日のため、腕時計を外す前の着用時間が短かったり、腕をあまり動かさない作業が続いたりした場合はもっと早く止まることもあります。

 

Q.自動巻き腕時計が止まったらどうすればいい?

A.止まった際は以下の方法を試してみてください。

  • ・左右に軽く振る
  • ・リューズを回す
  • 左右に振る際は優しく扱いましょう。強く振ると内部に影響を与える可能性があります。

中のゼンマイが壊れる危険があるため、手巻きする際は回しすぎに注意しましょう。回す回数は取扱説明書に記載されているため確認してみましょう。

また、針が正常に動き出してから日時を合わせてください。

 

Q自動巻き時計が壊れたときはどうすればいい?

A.時計本体を左右に振ったり、リューズを回したりしても針が動かない際は、修理に出しましょう。時計内部の構造などに原因がある可能性が高いからです。

どうしても動かない場合は、売却するのもひとつの方法です。多くの買取店では動かない腕時計でも買取しています。

『買取むすび』も動かないロレックスを買取れる可能性があります。査定料は無料のため、ぜひご利用ください。

 

『買取むすび』なら動かないロレックスでも買取可能

自動巻き腕時計は装着している限り動き続ける腕時計です。特にロレックスの自動巻き腕時計は性能が高いため世界中から支持されています。

クォーツ式と比べると精度が劣る点がありますが、一生ものとして長く愛用したり、自身のステータスを高めたりできるメリットがあります。

動かなくなった際はぜひ『買取むすび』の無料査定をお試しください。モデルによっては高価買取できる場合もあるため、ぜひお気軽にご利用ください。

 

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