執筆:
買取むすび 編集部
マミヤのカメラは現在も買取可能?査定額アップのコツも詳しく解説

「マミヤのカメラ買取は現在でもできる?」
「マミヤの古いカメラが出てきたけど価値はあるの?」
このような疑問はありませんか?
「マミヤ」とは、戦前から長く続いた日本の老舗カメラメーカーです。
現在は経営譲渡によりカメラの生産を終了しており、新製品を手に入れることは不可能になりました。そのためマミヤのカメラを求めるファンは、中古市場に注目しています。
本記事では、マミヤの概要や主なシリーズ製品一覧、高額査定のポイントなど、マミヤのカメラに関する情報を解説します。マミヤのカメラを売ろうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
マミヤのカメラ|歴史と現在
マミヤのカメラはいつ誕生し、どのように激動の世の中を駆け抜けてきたのでしょうか。本章では、マミヤの歴史と現在の状況を紹介します。
黎明期:戦前・戦後の混乱期から高度経済成長期へ
マミヤのカメラが誕生したのは1940年です。当時レジスターの発明などで知られていた間宮精一氏の技術により、中判レンジファインダーカメラ「マミヤシックス」が生まれました。
マミヤシックスの特徴は、折り畳み式のレンズ形状とバックフォーカス機能と呼ばれるフィルム面でピントを調整する仕組みです。戦前は「優良国産品」として官庁や軍部でも採用されました。
1950年にはマミヤ光機株式会社を設立し、1953年に株式上場を果たします。その後、高度経済成長期に入り、マミヤは中判カメラを軸にさまざまなカメラを世に送り出しました。
しかし、時代の流れはマニュアルフォーカスからオートフォーカスへ、アナログからデジタルへと移行し始めるのです。
激動期:時代の流れから吸収合併・撤退へ
1992年、マミヤ光機は釣具メーカーの株式会社オリムピックに吸収される形で合併して「マミヤ・オーピー株式会社」で新たな出発を図りますが、時代の流れに逆らうことはできませんでした。
デジタル化への流れはさらに加速し、フィルムカメラの需要は年が経つごとに落ち込んでいくのです。
2005年には「世界初の中判一眼レフデジタルカメラ」と呼ばれたマミヤZDを製作して起死回生を狙ったものの状況の好転には至らず、2006年9月にカメラ事業から撤退となりました。
現在のマミヤ・オーピーはカメラ生産で培った技術をさらに高め、券売機・ICカードリーダーライター・モバイルオーダーシステムなど幅広い分野で活躍しています。
マミヤの主なカメラシリーズ一覧
本章では以下の機種別に、マミヤの主なカメラシリーズを一覧で紹介します。
- ・レンジファインダーカメラ
- ・一眼レフカメラ
- ・二眼レフカメラ
マミヤは創業以来、一眼レフからデジタルカメラまでさまざまなシリーズを生み出し、戦後日本の光学技術発展に大きく寄与しました。どのシリーズもマミヤの高い技術が感じ取れる逸品ばかりです。
なお『買取むすび』では、ここで紹介したシリーズ以外の製品も買取可能です。
レンジファインダーカメラ
レンジファインダーカメラとは、距離計を用いてピントを合わせるカメラです。マミヤから発売されたレンジファインダーカメラの主なシリーズに、以下のものが挙げられます。
- ・マミヤシックスシリーズ
- ・ニューマミヤ6シリーズ
- ・マミヤ7シリーズ
レンジファインダーカメラは、軽量で持ち運びに便利な点とシャッター音が静かな点が特徴で、現在でもカメラ愛好家から高い人気を誇っています。
一眼レフカメラ
一眼レフカメラとは、内部にミラーとペンタプリズムを装備したカメラです。望遠や広角など撮りたい写真に合わせてレンズ交換できる点が強みで、本格的に撮影したい方に好まれています。
マミヤの一眼レフでもよく知られているのが「中判」と呼ばれるカメラです。中判とはフィルムの大きさのことで、一般的に用いられる35mmフィルムより大きな60mmフィルムを使用するカメラを指します。
マミヤの主な中判一眼レフシリーズは、以下のとおりです。
- ・マミヤRB67シリーズ
- ・マミヤRZ67シリーズ
- ・マミヤ645シリーズ
マミヤではこのほかに、世界初の中判一眼レフのデジタルカメラといわれた「マミヤZD」と呼ばれる機種も発売しています。
二眼レフカメラ
二眼レフカメラとは、縦に2つのレンズが並んだレトロな見た目のカメラです。上部のレンズ(ファインダー)から取り込んだ光を内部のミラーで屈折させ、下部のレンズで撮影する仕組みになっています。
マミヤの二眼レフは、主に次のようなシリーズが挙げられます。
- ・マミヤCシリーズ
- ・マミヤフレックスシリーズ
最後に生産された国産二眼レフカメラは「マミヤC330s」です。現在は、トイカメラの外観を二眼レフ型にしたものやインスタントカメラなど一部を除いて、どこのメーカーからも生産されていません。
新モデル誕生の可能性が現状著しく低いうえにレトロブームが相まって、買取市場の需要が高まっているカメラの1つです。
現在マミヤの修理を請け負っているのはどこ?
現在、マミヤのカメラ修理を請け負っているのは「Phase One Japan サポート」と「山田テクニカルサービス(Mamiya 認定修理店)」の2社です。
Phase One Japan サポートでは「645AFD Ⅲ・645DF・645DF+」のみ修理受付が可能で、それ以外のモデルについては山田テクニカルサービスが修理対応を行っているとされています。
ただし、マミヤのデジタルカメラは山田テクニカルサービスでも修理不可のため、注意が必要です。
もし売却を検討している場合は、修理に出さずそのまま査定に持ち込みましょう。修理にかかる手間や費用を考慮すると、修理せずに売却した方が結果的に手元に残る金額が多くなるケースも少なくありません。
参照: Phase One Japan サポート「Mamiya 製品修理について」
※サポート情報は2024年2月時点のものです。変更の可能性があるため、必ず最新情報をご確認ください。
マミヤのカメラ買取で高額査定を狙うには
マミヤのカメラを買取店舗に出す際は、いくつかの点に気をつけましょう。本章では、マミヤのカメラ買取前に意識するべき点を5つ紹介します。
- ・付属品があれば合わせて査定に出す
- ・埃の拭き取りなど簡単な手入れをする
- ・ほかのカメラも売るならまとめて出す
- ・複数の買取店で査定を受ける
- ・保管時は高温多湿を避ける
大切なカメラを売るなら、少しでも高額で売りたいものです。本章の内容を参考にしてみるだけで、思いがけない価格がつく可能性があります。
付属品があれば合わせて査定に出す
カメラの買取は、本体だけではなく付属品にも需要があります。もし、箱や説明書、レンズ、三脚などの付属品があれば、全部セットで査定に出しましょう。
本体だけまたは付属品だけの売却でも問題ありませんが、セットだとより高額の売却が狙えます。デジタルカメラの場合、バッテリーやバッテリーチャージャーの有無も重要です。
埃の拭き取りなど簡単な手入れをする
カメラは、汚れが少なく新品に近いほど高額査定になる傾向です。自分で拭ける程度の簡単な汚れや埃は、軽く落としておきましょう。汚れを落とす際は、力の入れ過ぎでカメラを傷つけないよう注意が必要です。
マイクロファイバークロスなど、繊維の細かい布の使用をおすすめします。カメラの中まで分解して汚れを落とす必要はありません。分解すると、カメラの故障につながる恐れがあるためです。
レンズを拭く際は、メガネ拭きやレンズ専用のクリーニングクロスなどを使いましょう。
ほかのカメラも売るならまとめて出す
ほかにも売りたいカメラがあれば、まとめて出しましょう。買取店によっては、まとめ売りで査定が上がるところもあるためです。『買取むすび』では、2点以上まとめて査定に出せば査定額がアップする「おまとめ査定」をご利用いただけます。
カメラ以外の品物でも「おまとめ査定」の対象となる場合があるため、一緒に査定へ出せる不要品がないか確認してみてください。
複数の買取店で査定を受ける
複数の買取店で査定を受けるのも、高額査定を狙う方法の1つです。売却したい品のおおまかな相場がわかる上に、店頭であれば店舗の雰囲気や店員の対応などの確認も可能です。
買取店によって査定基準が異なるため、査定額に差が出ることは珍しくありません。そのため、1つの店舗で売却を決めてしまうと損をする恐れもあります。特にマミヤのカメラは生産終了で手に入りにくい品物であり、中古市場の需要に応じて価格が変動しやすくなっています。
『買取むすび』では、店頭や電話での相談のほかにLINE・メールによる査定も行っています。『買取むすび』で査定を希望される方は、お気軽にご連絡ください。
保管時は高温多湿を避ける
カメラを保管する際は、劣化防止のためにも高温多湿を避けて保管しましょう。バッテリーや付属品は取り外して別に保存し、レンズにはレンズキャップをつけます。
カメラケースがある場合はケースに収納し、ない場合は密閉できるプラスチック容器を利用して保管するのが効果的です。加えて、乾燥剤も同封し、乾燥剤の交換期限を守って定期的に新しいものに取り替えましょう。
保管場所を選ぶコツは、できるだけ温度差が生じない場所を選ぶことです。温度差が生じる場所はカメラ内部に結露が発生しカビや故障の原因になる恐れがあるため、保管場所として向いていません。
『買取むすび』では現在もマミヤのカメラを買取中
『買取むすび』では、現在もマミヤのカメラ買取を行っています。マミヤ創業初期のカメラなどアンティークなモデルも買取可能なため、売却を検討している方はお気軽にご相談ください。
『買取むすび』はマミヤをはじめ、さまざまなメーカーのカメラ買取実績があります。買取実績の詳細は、以下のボタンからご確認ください。
マミヤのカメラ買取なら3つの買取方法が選べる『買取むすび』へ
『買取むすび』では、3つの買取方法を用意しています。
- ・買取方法①|店頭買取
- ・買取方法②|宅配買取
- ・買取方法③|出張買取
一つひとつみていきましょう。
買取方法①|店頭買取
『買取むすび』の「店頭買取」は、予約不要で気軽に利用できます。経験豊富な鑑定士により、最短30分で無料査定が可能です。
店舗はいずれも駅から近く、アクセスに優れているため、買い物帰りや仕事帰りでも気軽に立ち寄れます。査定や売却に関する不明点があれば、その場で直接相談いただけるのもメリットです。
『買取むすび』は関東一円を中心に、全国展開中です。お近くに店舗がある方は、ぜひお気軽にご来店ください。
買取方法②|宅配買取
『買取むすび』では、遠方の方でも利用できる「宅配買取」も用意しています。希望される方には宅配キットを手配いたします。宅配キットが届いたら、査定希望のアイテムを入れて返送しましょう。送料はもちろん、査定料・キャンセル料すべて無料のため安心です。
以下のボタンから申し込みフォームに入力するだけで簡単に利用できます。
買取方法③|出張買取
まとまった外出時間を確保するのが難しい方や、売却予定の品物が多い方には、「出張買取」がおすすめです。ご予約いただいた日時に、鑑定士がご自宅まで訪問し、その場で査定いたします。
査定は玄関先でも対応可能です。査定中に不明点や不安なことがあれば、その場で直接鑑定士に相談できる点も安心です。なお、出張料・査定料・キャンセル料はいずれも無料のため、気軽に利用できます。
出張買取のご利用は、以下のボタンからお申し込みください。
【Q&A】マミヤのカメラ買取でよくある質問
この章では、マミヤのカメラ買取でよくある質問をQ&A形式でまとめています。
- ・Q.古いカメラで壊れていますが売れますか?
- ・Q.マミヤの中古カメラに需要はありますか?
マミヤのカメラ売却を検討中の方は参考にしてください。
Q.古いカメラで壊れていますが売れますか?
『買取むすび』では、壊れたカメラや古いカメラも買取しています。壊れたカメラのほかにも、カビが生えているものや年代物のカメラなども査定可能なため、ぜひ一度査定に出してみてください。
『買取むすび』では、カメラやレンズだけではなく三脚・カメラバッグ・アクセサリーなど付属品の買取にも対応しています。カメラの査定に関する詳細は、以下のリンクをご覧ください。
Q.マミヤの中古カメラに需要はありますか?
現在、マミヤカメラは中古市場で高い需要があります。マミヤ・オーピー株式会社が2006年にカメラ事業から撤退し、現在マミヤのカメラは生産されていません。
マミヤのカメラはプロだけではなくアマチュアカメラ愛好家からも根強い人気があるため、今後もますます需要が高まると考えられます。マミヤのカメラを売りたいと考えている方にとっては、まさに今が売り時です。
『買取むすび』では、マミヤシックスやマミヤスケッチなど1960年代までに製造されたアンティークカメラの買取も行っています。ぜひご利用ください。
現在も買取可能!マミヤのカメラ売却は『買取むすび』で
『買取むすび』では、マミヤのほかにもあらゆるメーカーのカメラを買取しています。マミヤのカメラをはじめ、カメラの売却を考えている方は、『買取むすび』で無料査定を試してみてはいかがでしょうか。
豊富な実績を持つ鑑定士が、皆さまのご来店を心待ちにしています。