【初めての金投資】純金積立とはどんな投資手法?今の金価格やメリット・デメリットを紹介
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「純金積立はどんな特徴がある?」
「メリットやデメリットが知りたい」
このように考えていませんか?
純金積立は、決められた金額もしくは量の金を毎月購入する投資手法を指します。これから金投資を始めようと考えているなら、選択肢を増やすためにも純金積立の特徴を知っておいて損はないでしょう。
この記事では、純金積立の特徴やメリット・デメリットなどを紹介しています。ぜひ投資する際の参考にしてみてください。
<この記事でわかること>
- ・純金積立の種類
- ・純金積立のメリット・デメリット
- ・取引会社を選ぶときのポイント
目次
純金積立の特徴
純金積立は以下のように2種類の方法があります。
- ・定量積立
- ・定額積立
それぞれの特徴を解説します。どちらの方法がご自身に適しているか判断するために確認しておきましょう。
定量積立
定量積立とは、あらかじめ決めた量の金を毎月購入する方法です。1gあたりの金価格は日々変動しており、ひと月に数百円変動することも珍しくありません。そのため金の購入額は毎月変動します。
毎月5gの金を定量積立したとしましょう。8月の1gあたりの金価格が9,000円の場合は、購入額は4.5万円になります。しかし、9月の金価格が1万円に変動したら、購入額は5万円になるのです。
毎月の購入費用を固定させたい人は、次に紹介する「定額積立」をおすすめします。
定額積立
定額積立は、あらかじめ決めた金額分の金を毎月購入する方法です。購入額は一定ですが、先に述べたように金価格は毎日変動しているため、購入できる金の量が変動します。
毎月1万円分の金を定額積立したとしましょう。8月の金価格が9,000円なら、購入できる金の量は1.1gになります。しかし、9月の金価格が1万円に上昇すれば、購入できる金は1.0gになるのです。
純金積立は、少額から始められるため初心者におすすめの投資方法ですが、予想よりも出費が多くなったり、購入できる金の量が少なかったりする可能性があるため、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
純金積立のメリット
純金積立は多くの人から利用されています。金投資には、直接金塊を購入する方法や金投資信託などいくつか種類がありますが、多くの人から選ばれるのは魅力的なメリットがあるからです。
純金投資のメリットは以下のとおりです。
- ・少額から始められる
- ・資産のリスクヘッジとなる
- ・スポット購入が可能
- ・自分で保管する必要がない
- ・現金・インゴット・金貨に変換可能
それぞれ解説します。
少額から始められる
金は、2023年9月時点で1gあたり1万円前後で取引されるほど高い価値があります。
そのため、インゴットや金貨などの金塊を購入するなら数万円以上する場合がほとんどです。一度に大量の資金が必要なため、金投資はハードルが高いと感じる人も多いでしょう。
しかし、純金積立は1,000~2,000円で購入できる取引会社もあり、初心者でも始めやすい点がメリットのひとつです。購入額は都度変更できるため、家計の状況に応じて増やしたり減らしたりできるのも利点といえるでしょう。
資産のリスクヘッジとなる
金価格は、貨幣・株・債券とは異なる動きを見せます。そのため、経済状況が不安定になり、株や債券などの資産価値が低下しても金は安定した価値を維持できるのです。
経済状況が悪化すれば、金価格は高騰する傾向を見せるため資産のリスクヘッジとして活躍するでしょう。また純金積立は、定額で金を毎月購入できるのも利点のひとつです。
金価格が高騰しているときは少ない金額・量を購入し、反対に金価格が低いときは多くの金を購入します。購入価格が平均化されるため、金価格の変動リスクを抑えられるのです。
スポット購入が可能
毎月の積立購入のほかに、スポット購入ができます。スポット購入とは、単発で金を購入できる取引を指します。家計に余裕があるときや、金価格が下がった際に追加で購入できるのです。
スポット購入も千円単位で購入できる取引会社が多いため、柔軟に資産運用できるでしょう。
自分で保管する必要がない
インゴットや金貨などの金塊は金庫を購入したり、手数料を支払って銀行で保管する方法が一般的です。
しかし、自宅で金庫に入れて保管しても自然災害などで紛失するリスクはゼロではありません。また、銀行で保管すれば手数料がかかるうえに、金を買い増しするたびに手続きが必要です。
一方、純金積立は手数料こそ発生するものの、個人で保管できる環境を整えたり、買い増しの度に手続きする必要はありません。気軽に金投資できる点が純金積立のメリットでもあるのです。
現金・インゴット・金貨に変換可能
長年積み立てた金は、現金で返還可能です。取引会社によってはインゴットや金貨での返還ができるため、お好みの方法で引き出せる点も魅力のひとつでしょう。
純金積立のデメリット
メリットの多い純金積立ですが、デメリットも存在します。純金積立のデメリットは以下のとおりです。
- ・金の価値が下がる可能性がある
- ・手数料が発生する
- ・リアルタイムでの取引はできない
- ・インカムゲインが得られない
ひとつずつ解説します。
金の価値が下がる可能性がある
金の価値は安定していることで知られていますが、今後下がることも考えられます。政策や経済状況の好転によって金の需要が下がれば、今より価格が下がる可能性があるのです。
程度の差はあれど、投資はリスクを伴うことを念頭に置いて金購入の判断をしましょう。
手数料が発生する
純金積立は購入した際に手数料がかかり、取引会社によって金額が異なります。購入金額に応じて手数料が変動するところもあれば、一律としている取引会社もあるのです。
手数料は定期的にかかる費用のため、金を購入する前に確認しておきましょう。
リアルタイムでの取引はできない
金はリアルタイムで価格が変動しています。金ETFは取引所が空いている時間帯ならリアルタイムで変化している価格で取引が可能です。しかし、純金積立は取引会社が公表している小売価格でしか売買できません。
リアルタイムの価格を見て取引したい人には純金積立は向いていないといえるでしょう。
インカムゲインが得られない
純金積立ではインカムゲインを得られません。インカムゲインとは、利子・配当金・収益分配金などの資産を保有することで得られる収益を指します。株や債券などはインカムゲインを得られますが、金は保有しても収益は得られません。
金で利益を得るには、購入額と売却額との差額(キャピタルゲイン)を狙うしかないため、定期的な収益には期待しないようにしましょう。
取引会社を選ぶときのポイント
純金積立を始めるなら、まずは取引会社を選ぶ必要があります。取引会社を選ぶ際のポイントは以下のとおりです。
- ・最低購入金額を確認する
- ・手数料・年会費などのコストを確認する
それぞれ確認しましょう。
最低購入金額を確認する
純金積立をしたくても、最低購入金額が1万円などと少し高額なら毎月の支払いが難しくなるかもしれません。
そのため、最低購入金額を事前に確認しましょう。1,000~2,000円から購入できる取引会社なら、家計に負担をかけることなく始められます。
手数料・年会費などのコストを確認する
売買時にかかる手数料や年会費を事前に確認しておきましょう。特に手数料は毎月発生する費用のため、少しでも安価な取引会社がおすすめです。
しかし、手数料・年会費が高い代わりに充実したサービスを提供していることもあるため、よく調べてからご自身に適した取引会社を見つけましょう。
金価格は過去最高額を記録|今が金の売り時ともいえる
2023年9月時点の金価格は1万円前後で取引されるほど価値が高騰しています。近年の金小売価格の推移は以下のとおりです。
※2023年は9月14日時点のデータを表しています。
2017年までは緩やかに上昇していた金価格ですが、2018年から急騰し、今では過去最高額を記録するほどまでに高騰しています。
これからも金価格は伸びると予想されていますが、下落する可能性も十分あり得るため、今が金を売却するチャンスともいえるでしょう。
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純金積立は「定量積立」「定額積立」の2種類があるため、ご自身に適した方法を選択しましょう。また、少額から始められるため、金投資が初めての人でも取り掛かりやすく、多くの人が取り組んでいる投資方法でもあります。
しかし、手数料の発生・インカムゲインが得られない点などのデメリットもあるため、よく考慮してから純金積み立てを始めましょう。
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