【1gあたり1万円】金価格はこれからどうなる?今後の予想と価格が変動する要因を紹介
「金価格は今後どうなる?」
「金価格の予想を知りたい」
このように考えていませんか?
これから金を購入しようとしているなら、今後の金価格の動向は気になるものです。金投資で利益を得るには、売買タイミングを見極める必要があります。
この記事では、これからの金貨価格の予想や、価格が変動する要因などを紹介しています。ぜひ投資する際の参考にしてみてください。
<この記事でわかること>
- ・今の金価格
- ・今後の金貨価格の予想
- ・価格が変動する要因
目次
金価格は過去最高額を記録
金価格はここ数年で急騰しており、2023年9月には1gあたり1万円前後で取引されています。近年の金価格の推移は以下のとおりです。
※2023年は9月14日時点のデータを表しています。
金価格は2000年から緩やかに上昇していましたが、2018年を境に急騰しました。その後も価格は上昇し続け、2023年9月に1万円を突破。今日の買取相場は以下のボタンからチェックしてみてください。
過去最高額を記録した金価格の今後の変動は、多くの人の関心を集めています。今後の価格変動の予想は次項で紹介します。
【予想】長期的にみると金相場は上昇する
金価格は類を見ないほどの高価格を記録しているため「今をピークに下落するのではないか?」と思う人もいるでしょう。結論から述べると、長期的にみると金価格は上昇し続けると予想されます。
金価格が上昇すると予想される理由は以下のとおりです。
- ・埋蔵量に限りがあるため
- ・将来的には採掘コストが上がるため
金の売買を検討しているなら、ぜひ参考にしてみてください。ひとつずつ解説します。
埋蔵量に限りがあるため
金は有限資源といわれており、地中に現存する量は限りがあります。そのため、金と肩を並べるほどの希少価値のある鉱石が見つからない限りは、高い価値を維持すると考えられているのです。
今までに採掘されてきた金の総量は約20.5万トン、2021年時点で確認されている金の埋蔵量は5.4万トンです。毎年約3千トンのペースで採掘されており、埋蔵量が残りわずかということがわかります。
金を人工的に生成するのは難しいため、このまま採掘し続ければいずれ底をつきてしまうでしょう。しかし、金は宝飾品・投資商品以外にも工業用品に使われています。常に高い需要があるため、長期的に見て金価格は上昇し続けると考えられているのです。
参考: World Gold Council|金需給の構成とトレンド|戦略的資産としての金の重要性2022年
将来的には採掘コストが上がるため
現在の金の埋蔵量はわずか5.4万トンですが、より地下深くにはさらに金鉱石があるため、技術が発達すればより深部の金鉱石を採掘できるようになります。
「未採掘の大量の金が市場に出回れば金相場に影響を与えるのでは?」と考える方もいるでしょう。
しかし、深部の金を採掘するには今以上のコストがかかるのも目に見えています。採掘にかかったコストは金の価格に反映するほかないため、必然的に価値は上がると考えられているのです。
短期的な金相場の予想は難しい
すぐに利益を得るには、短期的な金相場の予想を立てる必要があります。しかし、短期的な予想は専門家でも難しいといわれています。難しいといわれている理由は以下の要素が関わっているからです。
- ・インフレ・デフレ
- ・地政学的リスク
- ・為替
それぞれ解説します。
インフレ・デフレ
金相場にはインフレ・デフレなどの経済的要因が影響しています。物価が上昇し通貨の価値が下がれば、インフレを懸念して多くの投資家が安全資産である金を保有するようになります。
反対に、通貨の価値が向上するデフレの兆候が見られると、投資家は金を手放し株・債券・預金などの資産を求めるようになるのです。インフレ・デフレを正確に予測するのは困難を極めます。
よって、経済的要因から影響を受ける金相場の短期的な予想は難しいのです。
地政学的リスク
金相場は地政学的リスクの変動からも影響を受けます。
地政学的リスクとは、戦争・テロ・政策により緊張が高まり、加えて地理的要因によって経済の先行きが不透明になることです。近年では、ロシアとウクライナによる戦争により地政学的リスクが向上しています。
戦争やテロの発生に伴う経済面へのマイナスな影響をあらかじめ予測するのは専門家であっても難しいでしょう。そのため、短期的な金相場の予想は難しいのです。
為替
金相場は、日々変動する為替からも影響を受けます。円安ドル高の状態になれば、日本の金相場は上昇する傾向です。
反対に円高ドル安へと転換すれば金相場は下落します。通貨の需給バランスによって為替は変動しており、将来の予測を立てるのは難しいでしょう。そのため、為替からの影響を受ける金相場の予想も困難なのです。
金投資の方法
これから金投資を始めるなら、どのような方法があるのか確認しておきましょう。金投資には以下の種類があります。
- ・現物取引
- ・金投資信託・ETF
- ・純金積立
- ・金先物取引
それぞれの特徴を解説します。ご自身に適した方法を選ぶために、ぜひ参考にしてみてください。
現物取引
金投資は株や債券などと異なり、インゴットや金貨の現物を売買する「現物取引」が可能です。
インゴットとは、四角形の型に溶かした金を流し込んで作られる金塊で、金の延べ棒やゴールドバーと呼ばれることもあります。金といえばインゴットを積み重ねている場面をイメージする人もいるでしょう。
金貨は、金を主成分とした通貨です。カンガルー金貨・メイプルリーフ金貨・ウィーン金貨など世界中に数多く発行されています。投資用だけではなく、観賞用・収集用としても人気の高い投資商品です。
インゴットや金貨は自分で保管・管理する必要があります。紛失・盗難するリスクが伴うため、持ち運びできない金庫や銀行などで保管することをおすすめです。
金投資信託・ETF
投資信託と聞くと、株式や債券をイメージするかもしれませんが、金を取り扱っている取引会社もあります。
インゴットや金貨はある程度の大きさがあるため、数万円~数十万円ほどの購入費用がかかりますが、投資信託は少額から始められるため初心者におすすめです。
ETFは投資信託のひとつで、リアルタイムでの取引できます。投資信託は価格の見直しを1日に1回しかおこないませんが、ETFは時価で取引できるのです。ただし、投資信託・ETFには手数料がかかる点を覚えておきましょう。
純金積立
純金積立は、毎月少しずつ金を購入する投資方法です。取引会社によって売買時に手数料がかかりますが、毎月数千円から購入できるため初心者におすすめの投資方法です。
純金積立についてより詳しく知りたい人は以下の記事もご覧ください。
金先物取引
通常の金の売買は、購入時の金相場を基準にして取引されます。一方、金先物取引は、売主・買主がお互いに決めた日付にあらかじめ決めた価格で取引する投資方法です。
そのため、購入予定日の金相場が約束していた価格を上回れば差額により利益が得られます。リターンが大きく魅力的ではありますが、同時にリスクもあるため、金投資に慣れた人におすすめの投資方法です。
金価格は下がる可能性も考えられる
長期的に見れば金価格は上昇すると予想されていますが、下落する可能性はゼロではありません。世界情勢の安定や金利の上昇などの変化が起こり、世界経済に大きな影響を与えれば金価格はこれ以上高騰しない可能性もあるのです。
そのため、金投資を始める際はリスクも伴うという点を頭に留めておきましょう。また、金の価格が高騰している今は金を売却するチャンスともいえます。金をお持ちの方は今の買取価格を知るために、ぜひ『買取むすび』の無料査定を試してみてください。
金を売るなら『買取むすび』の査定をお試しください
金価格は長期的に見ればこのまま上昇し続けると予想されています。金は経済状況や地政学的リスクなどから影響を受けるため長期的な予想は立てられますが、短期的な予想は難しいのです。
金の投資方法はいくつか種類があるため、これから始める際は、それぞれの特徴を押さえて、ご自身に適した投資をしましょう。
2023年9月時点の金相場は過去最高額を記録しています。金相場は下がる可能性も考えられるため、今が売却するタイミングともいえるでしょう。
すでに金をお持ちの方は、ぜひ『買取むすび』の無料査定を試してみてください。今の相場を考慮した買取価格を提示するため、金の価値をすぐに調べられます。ぜひ近くの店舗を探してみてください。