海外で金を購入して日本で売却すれば儲かる?真相を『買取むすび』が解説

「海外で安く購入した金を日本で売れば利益がでる?」
「簡単に儲ける方法が知りたい」
このように考えていませんか?
金価格の高騰が続く中、「金の売買で利益を出せるかも」と考える方も少なくないでしょう。
しかし、実際にその方法で儲かるのか、またどのようなリスクがあるのか詳しく知っておく必要があります。
本記事では、海外で金を購入し、日本で売却する際のメリットとリスク、注意点を解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
金の高騰により世界中で需要が拡大
近年、金価格の高騰により、金の需要が拡大中です。
金が高騰した理由は以下の通りです。
- ・供給不足と需要増加
- ・世界情勢の不安定
- ・世界的な低金利
- ・各国の中央銀行の金購入
金は地球上で限られた希少な貴金属で、残りの埋蔵量は約5.9万トンとされています。
近年、生産量が低下する一方で、採掘コストの上昇や投資対象としての需要増加が価格上昇の要因となっているのです。
さらに、新型コロナウイルスのパンデミックやロシアとウクライナの紛争などの国際情勢の不安定さが、金を「安全資産」としての価値を高め、需要を押し上げています。
加えて、世界的な低金利政策により銀行預金や債券の利回りが低下する中、インフレへのヘッジ手段としての金の魅力が増し、投資家が金を選ぶ傾向が強まっているのです。
また、各国の中央銀行が経済の安定や通貨の信用維持のために金を大量に購入していることも、金価格高騰の一因となります。
特に新興国の中央銀行は外貨準備の一環として金の保有量を増やしており、金市場の需要をさらに押し上げています。
金の価格推移
上記の表は、1gあたりの参考小売価格(年間平均価格)です。
※2024年の価格は、9月10日時点の参考小売価格となります。
2020年のコロナウイルスのパンデミックをきっかけに、価格が大きく高騰を見せているのがわかります。
1gあたり12,000円台を超えることも珍しくありません。(2024年9月時点)
日本と海外では消費税の有無によって購入価格が異なる
日本・韓国・インドなど一部の国では消費税がかかるため、非課税の国で購入する価格と比較すると高くなってしまうのです。
また、それぞれの国で税率が異なるため、購入する国によって購入価格は変動します。
世界的には金を非課税で購入できる国の方が多いのが現状です。
非課税の国では、日本よりも約10%安く金製品を購入できます。
金が安い国3選
金を非課税で安く購入できる国は以下の通りです。
- ・シンガポール
- ・台湾
- ・ドバイ
各国の特徴を紹介します。
シンガポール
日本では金の購入時に10%の消費税がかかりますが、シンガポールでは投資用の金に付加価値税や物品税がかからないため、金を安く手に入れることが可能です。
シンガポールは、経済的に安定しており、ビジネスや投資に適した環境が整っているため金の購入先として注目されています。
台湾
台湾では宝石店・デパート・免税店だけでなく、一部の銀行でも金の購入が可能です。
台湾は日本からのアクセスが良く、免税店などで簡単に金製品を購入できます。
ただし、2万米ドル相当以上の金を台湾から持ち出す場合は申告が必要です。
ドバイ
ドバイの「ゴールド・スーク」と呼ばれる市場は金の取引が有名で、度99%以上の金は非課税で購入できます。
2018年に付加価値税(VAT)が導入され、純度99%未満の金は課税対象となりました。
海外からの旅行者は支払った付加価値税の85%を返金してもらえる制度もありますが、返金には免税タグとレシートが必要です。
海外で金を購入して日本に持ち込めば利益が出るのか?
海外で購入した金を日本に持ち込む場合、関税法により消費税の支払いが必要です。
つまり、買取店で売却して消費税分の利益を得たとしても、日本に持ち込む際に支払った消費税で相殺されます。
例外として、免税範囲である20万円未満の金であれば非課税で持ち込み可能です。
しかし、同じレートで消費税が10%の場合、得られる利益は最大で2万円程度になります。
海外での為替手数料や国内での売却手数料を考慮すると、利益はさらに減るでしょう。
海外旅行のついでに少額の利益を得ることは可能ですが、わざわざ少ない利益のために渡航するのはあまり現実的ではありません。
金の密輸が増えている
日本は世界の中でも特に金の密輸が多い国として知られています。
金の密輸が増えている要因は以下の通りです。
- ・増税の影響から日本への密輸が増えている
- ・日本の法律上リスクが低い
- ・知らない間に密輸している場合もあるため注意が必要
それぞれ見ていきましょう。
増税の影響から日本への密輸が増えている
日本では、令和元年10月1日に消費税が8%から10%に引き上げられました。
消費税のかからない国で金を購入し、税関を通らず国内に持ち込み(密輸)売却すれば、金価格の10%分の利益が生まれます。
金の量が多いほど、大きな利益が得られるのです。
日本の税率である10%は、世界的に見ると決して高いほうではありませんが、次に紹介するリスク面も相まって日本への密輸が増える要因となっています。
参考:東京税関「令和5年の成田国際空港における金地金等密輸入事犯の摘発状況」
日本のリスクが低い
日本で密輸が横行しているのは、日本の法律が犯罪者にとってリスクが低いためです。
他の国では密輸が発覚すると、金はすべて没収されますが、日本では罰金を支払えば没収された金の所有権を取り戻せます。
そのため、発覚した際のリスクが低く、日本が密輸の標的となっているのです。
知らない間に密輸している場合もあるため注意が必要
「簡単に稼げる」「海外旅行ができるバイト」といった怪しい募集には注意が必要です。
たとえば、旅行先で何も知らされないままカバンを渡され、日本に持ち帰るよう指示されるケースがあります。
実はカバンの中には金が隠されており、気づかないうちに密輸に加担させられてしまうこともあります。
税関で見つかった場合、中身を知らなかったとしても密輸の共犯として逮捕される可能性があるため、注意が必要です。
「高収入」や「簡単」といった言葉に惑わされないよう、十分に気をつけましょう。
金を日本に持ち込む際の注意点
テロや密輸などの問題を未然に防ぐため、2007年7月から日本への入国者全員に「携帯品・別送品申告書」の記入が義務付けられました。
携帯品・別送品申告書には、金や金製品の所持を申告する欄があります。
そのため、金を日本に持ち込む際には、少額・少量であっても必ず申告が必要です。
ただし、申告したからといって必ず納税義務が生じるわけではなく、免税範囲内であれば納税は免除されます。
日本で金をスムーズに売却するポイント
日本で金を売却する際は以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。
- ・購入時のレシートや保証書を残しておく
- ・信頼性の高い金ブランドを持ち込む
それぞれ紹介します。
購入時のレシートや保証書を残しておく
金を購入した際のレシートや保証書は、正規ルートで購入されたものを証明する重要な書類です。
密輸が横行している日本において、レシートや保証書が揃っていると、買取業者からの信頼性が高まり、査定額アップが期待できます。
特に高価な金製品を持ち込む場合、購入時の情報が明確であるほどスムーズな取引が可能となるため、大切に保管しておきましょう。
信頼性の高い金ブランドを持ち込む
国際公式ブランドや信頼性の高いメーカーの金であれば、国内外で広く認知されているため、買取業者にとっても取り扱いやすく、高く評価されやすい傾向があります。
広く知られているブランドは以下の通りです。
-
国際ブランド一覧
日本の国際ブランド
スイスの国際ブランド
三菱マテリアル株式会社
田中貴金属工業株式会社
三井金属鉱業株式会社
住友金属鉱山株式会社
日鉱金属株式会社
株式会社 徳力本店
同和鉱業株式会社
石福金属興業株式会社
松田産業株式会社
アサヒプリテック株式会社
Argor S.A.
Argor-Heraeus S.A
Credit Suisse
METALOR
PAMP
Swiss Bank
UBS AG
Union Bank of Switzerland
Valcambi S.A.
アメリカの国際ブランド
フランスの国際ブランド
Asahi Refining USA
Metalor USA
Johnson Matthey
Comptoir Lyon Alemand Louyot
Engelhard-CLAL
カナダの国際ブランド
ドイツの国際ブランド
Asahi Refining Canada
Johnson Matthey
Royal Canadian Mint
Degussa AG
METALOR
オーストラリアの国際ブランド
シンガポールの国際ブランド
GOLDEN WEST REFINING
Johnson Matthey
PERTH MINT
DEGUSSA SINGAPORE
METALOR
イギリスの国際ブランド
韓国の国際ブランド
Engelhard
Engelhard-CLAL
Johnson Matthey
LG Metals
LG-NIKKO
LS-NIKKO
香港の国際ブランド
ウズベキスタンの国際ブランド
Johnson Matthey
METALOR
Navoi Mining and Metallurgical Complex
南アフリカの国際ブランド
ベルギーの国際ブランド
Rand Refinery
Umicore
『買取むすび』が選ばれる理由
『買取むすび』には、以下の特徴があります。
- ・選べる3つの買取方法
- ・豊富な買取実績
- ・日本マーケティングリサーチ機構の調査で3冠達成
順番に見ていきましょう。
選べる3つの買取方法
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買取方法は以下の3つです。
買取方法 |
詳細・特徴 |
・直接店舗に持ち込む ・買い物のついでに利用可能 ・気軽に利用したい方におすすめ |
|
・スタッフが自宅を訪問 ・持ち運びしなくても自宅で完結 ・買取に出す品が多い方におすすめ ※一部の地域は対象外となります |
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・商品を送って売却可能 ・自宅にいながら完結 ・仕事などで忙しい方におすすめ |
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日本マーケティングリサーチ機構の調査で3冠達成
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海外で金を購入して日本で売却しても儲からない
海外で金を安く購入して日本で売却すれば利益を得ることは理論上可能ですが、現実的には多くのリスクや制約が伴います。
特に、消費税の支払いや密輸に関する厳しい規制により、大きな利益を得ることは難しいでしょう。
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