執筆:
買取むすび 編集部
インゴットは分割したほうが良いの?小分けにするメリットとデメリットを解説
「インゴットを分割するメリットは?
「分割するデメリットや注意点が知りたい」
このように考えていませんか?
インゴットは、金属を特定の型に注ぎ込み、バー状に精製された商品です。主に資産の保存や投資の目的で保有され、さまざまな重さで取り扱われています。
インゴットを所有していると、その後の運用や税金に対して不安を持つ方もいるのではないでしょうか?
今回はインゴットの分割や節税対策について紹介します。インゴットを分割しておくと、将来的な節税につながるため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
インゴットを分割するメリット

インゴットは専門の業者に依頼することで、分割加工が可能です。インゴットの分割には、以下のメリットがあります。
- ・節税対策になる
- ・財産分与がしやすくなる
インゴットを売却すると大きな収益が発生する場合があり、高額な税金が課せられる可能性があります。損しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。
節税対策になる
インゴットには、それぞれ以下の税金が発生します。
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譲渡 |
所得税 |
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贈与 |
贈与税 |
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相続 |
相続税 |
これらの税金を抑えるための手段として、インゴットの分割が有効です。インゴットを非課税額内に分割すれば、税金が発生しません。
財産分与がしやすくなる
インゴットの分割は、財産の分与を簡単にするために有効な手段です。例えば、子供や孫への教育資金や家族間の財産の分け前として分割できます。
分割されたインゴットは、それぞれが独立した価値を持つため、容易に資産の移動や取引が可能です。
インゴットを分割することによる節税対策や財産分与のしやすさは、資産管理や家族間の関係を円滑にする上で大きな効果が期待できるでしょう。
インゴットに関係する税金

インゴットの所有者が変わる際、以下の税金が発生する可能性があります。
- ・所得
- ・贈与税
- ・相続税
それぞれの税金について詳しく見ていきましょう。
所得税
インゴットの売却によって得た利益(売却価格と購入価格との差額)は、一定の条件下で「譲渡所得」として所得税が課されます。
譲渡所得は、その年の税金計算の際に他の所得と合算され、所得税率が決定するのです。
所得に応じて住民税も課税されるため、インゴットの売却益が所得として計上されると、住民税もその分増加する可能性があります。
贈与税
第三者(特に家族など)に贈与する場合、金額に応じて贈与税が発生します。
しかし、贈与税には年間110万円の基礎控除があるため、控除の額内に収めれば、贈与税は発生しません。
つまり事前にインゴットを分割して親戚や家族などへ贈与すると、贈与税の非課税内での取引が可能です。
ただし、正式な文書を用いた贈与契約の手続きは必要です。
参考:国税庁「贈与税の計算と税率(暦年課税)」
相続税
インゴットの大きさ(評価額)によっては、相続時に相続税が発生する可能性があります。
しかし、生前に「生前贈与」をしていれば、相続税がかからない場合もあります。
方法は、前項の「贈与税」と同じく、インゴットを分割して、生前に非課税金額分を毎年贈与するというものです。
また、インゴットを含めた遺産の総額が「3,000万円+600万円×法定相続人の数」に収まる場合も、相続税は発生しません。
参考:国税庁「相続税の計算」
インゴットを分割するデメリット

インゴットの分割は、所有している資産を柔軟に活用する手段ですが、メリットだけではなく、デメリットもあります。主なデメリットは以下の3点です。
- ・費用がかかる
- ・目減りすることがある
- ・生成までに日数がかかる
それぞれ詳しく検討します。
費用がかかる
インゴットを分割するには、適切な機材や技術を持った業者に依頼する必要があります。
そのため、分割作業に対する手数料や加工費が発生します。
特に、細かく分割する場合や特定の形状・重さに加工する場合には、工数が増えるため相応の費用が必要です。
目減りすることがある
金属を加工する際、どんなに高度な技術があっても、微量に金属が減ってしまいます。
これは「目減り」と呼ばれる現象で、インゴットの分割時にも生じる可能性があります。
特に、複数回にわたって分割や再加工したい場合、その度に微量の金属が失われるため、無視できない量になることもあるでしょう。
生成までに日数がかかる
分割加工は、専門的な技術が必要なため、作業完了するまで日数がかかります。
依頼した業者の混雑具合や、求められる加工の精度・複雑さによっては、数週間程度の時間を要することもあります。
急ぎで分割加工したい場合には注意が必要です。
インゴットを分割する際によくある疑問

インゴットを分割する際に生じる疑問について解説します。よくある疑問は以下の通りです。
- Q.10g以下の小分けにできますか?
- Q.海外製でも分割できますか?
- Q.分割後にもとのインゴットに戻せますか?
- Q.相続財産にインゴットがあった場合、分割はどうすればいいですか?
それぞれの疑問を解消していきましょう。
Q.10g以下の小分けにできますか?
A.10g以下の小分けにすることも可能です。
しかし、分割する際の精度や正確性を求められるため、その分の手数料が発生します。
加工を行う業者やその技術の差によっても費用は変動するため、事前に複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
Q.海外製でも分割できますか?
A.海外製のインゴットも基本的には分割可能です。
しかし、品質や純度、製造過程が異なる場合があるため、正確な鑑定や証明が必要になることがあります。
Q.分割後にもとのインゴットに戻せますか?
A.インゴットを一度分割すると、もとの形状や大きさに戻すことは困難です。
元にもとず場合、再度溶解して新たに形成しなければなりませんが、その過程で金属の目減りや、再加工の手数料がかかります。
インゴットの特性や価値をできる限り保持したい場合には、分割を検討する前に必要性や目的をしっかりと考えることが大切です。
Q.相続財産にインゴットがあった場合、分割はどうすればいいですか?
A.2つの分割方法があります。
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換価分割 |
インゴットを売却して、売却益を相続人で分ける方法 |
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代償分割 |
1人がインゴットを相続し、他の相続人は法定相続分と同じ金額を、インゴットを相続した人物から受け取る |
分割したインゴットを売却する際は『買取むすび』をご利用ください

しかし、手数料が発生する」「目減りするリスクがある」というデメリットも理解しておきましょう。
インゴット分割後に売却を検討している方は、ぜひ『買取むすび』へご相談ください。
