10金が錆びる理由は純度が原因!18金との違いとお手入れ方法

金は希少性の高さから、紙幣や宝石類と同じ資産として扱われています。銀やプラチナよりも高価であり、含有率の低いものは純金よりも安価なため、18金や14金、なかには10金をアクセサリーなどの加工品として購入する方も少なくないようです。

ここでは、金の価値について錆びにくさや純度の違いを中心に紹介していきます。18金と10金にはどのような違いがあるのか、それぞれの特徴を踏まえて詳しくみていきましょう。

 

そもそも金は錆びにくい

金属の錆びとは、その金属がイオン化する際に発生します。「イオン化」とは水溶液の中で金属単体の原子が陽イオンになることを意味し、どの程度イオン化しやすいかは金属の種類ごとに異なります。

イオン化しやすい金属ほど酸化が起こりやすく、酸化によって錆びつきが生じます。金は数ある金属のなかでもイオン化傾向が特に小さいことから、水に溶け出さない金属として知られています。

イオン化しにくいということは酸化がしづらく、錆びも発生しにくい状態です。そのため、経年劣化を気にする必要がなく、銅などの他の金属のように錆び落としをしなくても、そのまま長く美しい状態が保てる特徴をもっています。

 

10金と18金の純度の違い

10金と18金は、それぞれ金と他の金属を混合した「金合金」です。10や18などの数字は、金がどの程度含まれているかを24分率で表したもので、24がもっとも金の純度が高く、数字が小さくなるほど金の含有率は小さくなります。

18金は24分の18、全体の約75%が金でできており、残りの約25%は他の金属で構成されています。10金は24分の10、全体の約42%が金でできており、残りの58%が他の金属で占められています。どちらも金合金という共通点がありますが、全体のうちで金の占める割合が異なっています。

価格についても、18金は10金の約30%以上金を含んでいるため、売却や買取に出す際に有利です。しかし10金でも使われている金の量が多ければ、そのぶん高値がつけられる可能性があります。

また、金製品の価格は含有率とその日の金価格(日次金価格)に応じて変動します。10金の含有率は約42%ですが、金の価格が高いうちに売却をすれば、価格が低い時よりも高値での売却が期待できます。

参考記事:【貴金属の種類】K18(18金)とは?純度の表示と買取相場を解説

 

10金と18金の色合いの違い

10金と18金は金の含有率が異なるため、より金に近い18金のほうがゴールドらしい色味をしています。

ここでは、カラーゴールドと呼ばれる色のついた金合金のうち、人気の高いピンクゴールド・ホワイトゴールド・イエローゴールドについて、色合いの違いを詳しくみていきましょう。

ピンクゴールド

ピンクゴールドは主に金と銅が含まれている金合金・カラーゴールドです。銅の赤色を足すことで、金の黄金色に赤みがさし温かみのあるピンク色に変化します。

18金は金の含有率が多いため、銅はわずか25%程度。そのため黄金色がやや強く出て、ピンク色も柔らかい雰囲気になります。赤みを抑えたピンクゴールドを求めている方には、金の含有率が多いK18がおすすめです。

10金は金の含有率が少なく、他の金属が全体の半分以上を占めます。銅の割合が多ければ多いほど赤みがしっかりと出るため、はっきりとしたピンク色に輝きます。

金のもつ黄金色の光沢感はそのままに、ピンクの色合いも楽しみたい場合はK10が良いでしょう。

18金は金色に近く、10金はピンク色に近いため、可愛いらしさや個性、フェミニンな雰囲気を求める場合は10金をチョイスしたいところです。

一方の18金は金の含有率が多いため、価格も10金より高め。そのぶんデザインも大人っぽく、上質な輝きを求める方に向いています。

ホワイトゴールド

ホワイトゴールドは、金と銀または金とパラジウムなどを混ぜ込んだ金合金です。銀やパラジウムは割り金として使われ、ピンクゴールドと同じように配合率によって色味が変化します。

ホワイトゴールドを漢字で書くと「白金(はっきん)」となりますが、「白金(しろがね)」と同じものではないため注意が必要です。白金(しろがね)はプラチナという別の金属で、こちらは金や銀とは異なる銀白色の金属の名称です。

18金のホワイトゴールドは、銀色にやや温かい黄色味を帯びています。はっきりとした白や銀ではありませんが、表面に酸化防止のためのロジウム・コーティングを行っている場合は、金属によるメッキのため10金と遜色ない銀白色に光ります。

10金のホワイトゴールドは、金の含有率が低いため銀やパラジウムの色味がしっかりと出ます。ゴールドよりシルバーが好きな方には、価格も18金よりリーズナブルな10金のアイテムがおすすめです。

イエローゴールド

イエローゴールドは、黄金色のゴールドに銀や銅を混ぜて色を変化させたカラーゴールドです。配合としては銀の割合が銅よりも多く、ピンクゴールドに銅が多いのとは反対に、銀によって自然な光沢感を出しているのが特徴です。

18金のイエローゴールドは、金の含有率が多いため元の黄金色が活かされた自然な色味です。銅が含まれている場合は黄色がしっかりと出ますが、銀がメインの配合はメタリックな輝きが楽しめます。

どちらの色合いでも金の割合が多いため、金合金であることを感じさせにくいことがK18イエローゴールドの魅力といえるでしょう。

10金のイエローゴールドは、金の量が少ないため銀や銅の主張が強くなります。全体的に金の派手さはなく、淡い雰囲気が特徴といえるでしょう。

ネックレスやリングなどは他の宝石の輝きとぶつからないため、リングのアーム部分や宝石を留める部分に適しています。

 

10金が18金より錆びやすい理由

10金は全体の約42%が、18金は全体の約75%が金でできています。純金に近いほど金特有の特性である錆びにくさが発揮されるため、イオン化による酸化が起こりにくくなります。

24金(純金)がもっとも錆びにくい状態で、そこから合金の含有率が上がる(金の純度が下がる)ほど錆びやすくなっていきます。

金合金には、銀・銅・ニッケル・パラジウム・亜鉛・ガリウム・プラチナ・アルミニウムといった金属が配合されますが、これらのうちイオン化傾向の強い金属の配合率が大きい金属は酸化しやすく、錆びにも注意が必要です。

元来、金は酸とアルカリの両方に強く、長期間ゴールドとしての輝きを保持することができる金属です。劣化の程度も少なく、中古でも状態が良ければ新品と遜色ない見た目を維持できるとされています。

持ち前の錆びにくさも加わるため、18金は10金よりも錆びにくく、反対に錆びやすい金属を含む10金はこまめな手入れが欠かせません。

参考記事:10金が錆びる理由は純度が原因!18金との違いとお手入れ方法

 

10金のメンテナンス方法

10金は金以外の金属も含まれているため、純金と同じようなケアでは錆びが発生する場合があります。ここでは、10金のメンテナンス方法について注意しておきたい3つのポイントを紹介します。

使用中に水に触れないようにする

10金のアイテムには硬さのある金属が含まれているため、傷のつきにくさは18金に勝ります。しかし18金よりも錆びやすいことは押さえておきたいポイントです。

10金の中には、水溶液に溶け出してイオン化し、錆びを生じる金属が含まれている可能性があります。水に触れると、それだけでイオン化が始まってしまうため、水分による変色に注意が必要です。

たとえば10金の指輪は、手を洗うときに水に触れてしまうとそこから酸化・錆び・変色の原因になります。中に含まれている金属の種類にもよりますが、汗による変色のおそれにも注意しましょう。

使用後に布で優しく拭く

10金のアイテムを使用したあとは、布を使って優しく拭き取りを行ってください。皮脂や水分がついた状態のままで放置すると、そこから汚れが蓄積し黒ずみの原因になります。

布は柔らかく、目の細かいものが理想的。アクセサリーやメガネに使える専用のクロスもおすすめです。ザラザラしている、あるいはヤスリのように研磨効果のある布は大事な10金に傷をつけてしまうおそれがあるため、使用を控えましょう。

細かい装飾の中にホコリ汚れが入り込み、そのまま蓄積してしまう場合があります。そのときは部分的にブラシで汚れをかき出しますが、あくまでも部分的な対処にとどめましょう。

全体にブラシを使う必要はなく、布で表面の汚れをこまめに拭き取ってケアを行ってください。

保管する際に空気に触れないようにする

10金のアイテムを保管する場合は、外の空気に触れすぎないように注意しましょう。空気中の酸素に触れると、中に含まれている金属の性質によって酸化が発生し、徐々に変色していきます。

できるかぎり空気に触れさせないために、ジュエリー用の箱や密封・密閉容器に保存するか、空気を抜いて真空状態で保存できるビニールバッグに入れておくと酸化を予防できます。

ただし、使用中はどうしても空気に触れてしまうため、長時間の使用によって酸化が進む点にも注意が必要です。

 

変色した10金への対処法

10金は金以外の金属が含まれているため、錆び予防が欠かせません。それでも、イオン化傾向の大きい金属成分が多い場合は経年劣化によって変色するおそれがあります。ここでは、変色してしまった10金への対処法を詳しくみていきましょう。

柔らかいブラシで優しく磨く

10金は、こまめに汚れを拭き取って水分を表面に残さないように注意が必要です。

雨、水道水、汗といった水分を残していると、そこに金属が溶け出してイオン化し、酸化による変色が起きやすくなります。特に指輪やネックレスは肌に直接触れるため、気づかないうちに汗によって金属が酸化することがあります。

アクセサリー以外の物も、手に触れている場合は皮脂汚れが付着している可能性があります。皮脂は水分ではありませんが、汚れとして蓄積し黒ずみの原因になるため、こまめに拭き取るようにしましょう。

柔らかく傷のつかない布で表面の水分・皮脂・ホコリ汚れを拭き取ったあとは、布が届かない細かい部分に柔らかいブラシを使います。ブラシは力をかけると傷の原因になるため、あくまでも汚れが取り除きづらい部分のみにとどめます。歯ブラシなどで蓄積したホコリや皮脂汚れをかき出してください。

中性洗剤で洗う

軽く拭いただけでは取り除けない汚れがついている、あるいは長年蓄積した皮脂汚れの黒ずみについては、中性洗剤を使って洗浄しましょう。

中性洗剤は洗浄力が強すぎず、穏やかに洗い上げるため素材を傷める心配が少ない洗剤です。手や指にもやさしく、金を使ったアクセサリー類やコインのこまめなお手入れに向いています。

中性洗剤の選び方としては、パッケージに書かれている説明書きをチェックします。「液性:中性」と書かれていれば、中性洗剤と判断できます(アクセサリー類には「ジュエリー洗浄液」「シルバークリーナー」も使用できます)。

直接こすり洗いをしても良いですが、素材を傷めたくない場合はつけ置きを行いましょう。お湯を張れる容器またはシンクを使い、ぬるま湯を張ります。そこに中性洗剤を数滴落とし、洗いたいものをお湯につけて、5分ほど置きます。

5分後に汚れをしっかりと流水で洗い流し、柔らかい布につけて水気を拭き取ります。細かい汚れが残っていれば、目の細かいブラシで汚れのある部分にのみこすり洗いをしてください。

注意点として、黒ずみをきれいにしたいからと、塩素系の漂白剤を使うのは避けてください。金は酸やアルカリに耐性のある金属ですが、18金には金以外の金属も含まれています。

特に銅が多く配合されているものは塩素に負けてしまい、さらなる黒ずみの原因に。塩素が誤って付着してしまったときも、すぐに流水で洗い流し、表面をこすらずに洗い落とすようにしてください。

 

10金と18金の選び方

10金と18金は、価格以外にも金の配合率の違い、デザインや見た目の色合いに注目して選びましょう。金に高い資産価値があることも踏まえて、ここからは10金と18金がおすすめの人について紹介します。

10金がおすすめの人

10金は、4割弱に金が含まれている金合金です。残りはすべて別の金属で構成されているため、金そのものの価格が影響しづらく、リーズナブルな値ごろ感から人気があります。割り金の種類によっては、安く金合金の製品が手に入る可能性もあるでしょう。

10金のメリットは、カラーゴールドが作りやすく合金として汎用性が高いことにあります。たとえばピンクゴールドであれば銅の割合を多くして可愛いらしいピンク色に仕上げ、指輪などのアクセサリーの素材にすることができます。

金そのものは黄金色をしており硬度に不安がありますが、10金であれば他の硬い金属を自由に混ぜ合わせて、硬さとデザイン性を兼ね備えた金合金となります。

4割弱しか金が含まれていないためチープな印象もありますが、金自体の価格は社会情勢の変化に応じて推移するため、金価格が高騰している時期は10金でも十分に金製品として価値をもっています。

18金がおすすめの人

18金は全体的に高級感があり上品に輝くため、アクセサリーやジュエリーとして人気があります。金製品としても優秀で、全体の7割以上が金で占められているため、資産の一部として18金のアイテムを保有している方もいるかもしれません。

20金や22金のように純金に近づくほど金としての価値は上がりますが、金という素材は柔らかい性質をもっています。

金属の硬さを示す「ビッカース硬さ」によれば、歯の詰め物にも使われるチタンが約110〜150HVであるのに対し、金は半分以下の約70〜22HV程度の柔らかさです。

金そのままではアクセサリーなどの耐久性を求められる加工品には不向きであり、他の金属を混ぜて硬度を出すことで加工がしやすくなります。

18金であればちょうど良く金を含み、硬さを出す他の金属も同時に含んでいるため、指輪やネックレスとして身につけやすいのではないでしょうか。相応の資産価値もあるため、売却を考えている方にもおすすめです。

 

10金の売却時の注意点

10金は全体の4割以上に金を含み、しっかりとした硬度と輝きをもつ金属です。ここからは、10金を売却する場合の相場価格の変動、手数料について注意したいポイントを3点に分けて紹介します。

【10金売却時の注意点】

  • ・保証書や刻印をチェック
  • ・状態の良いものが売れやすい
  • ・買取強化中の店舗を利用する

 

まずは、10金のアイテムに「K10」のような刻印があるかどうかを調べます。刻印のあるものは「表示にある純度の金が使われている」という意味になり、店頭での売却がスムーズになります。

保証書についても同様に、その製品の価値やブランドを判断するためのもので、売却にあたって有利な証明になります。

金に関わらずすべてのアイテムに共通しているポイントとして、傷・変形・変色・欠け・割れができるかぎり少なく、状態の良いものが査定では有利になります。

金を使ったアイテムは変色がしにくい特徴がありますが、10金は錆びや変色のしやすい金属が使われている場合が多いため、売却までの保存状態に左右されます。

次に、金製品の買取を強化している店舗を選びましょう。店舗によっては在庫が豊富にあり、貴金属の買取を積極的に行っていないところもあります。

 

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10金は加工品として優秀なため、アクセサリーや指輪として販売されるものが多くみられます。メレダイヤが使われているもの、ブランドの品物も豊富です。

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金の価値をチェックして買取店舗を選ぶ

いかがでしたでしょうか。今回は、10金と18金の違いを中心にメンテナンスや売却時の注意点を紹介しました。買取を強化している店舗では、金そのものの価値以外にもブランドやデザインを総合的に判断するため、売却前にいくつかの店舗をチェックすることをおすすめします。

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