おすすめのフリマアプリ16種類を比較|メリット・デメリットや注意点を紹介
「フリマアプリを使うなら何がいいの?」
「比較するポイントが知りたい」
このように考えていませんか?
フリマアプリは不要品を出品して、購入してくれる人を見つけられる便利なサービスです。
一方で種類が多く、どのアプリにするべきか悩んでしまう人もいるでしょう。
本記事では、複数のフリマアプリの特徴を紹介しつつ、比較するポイントを解説します。
自分に合ったフリマアプリを選ぶための参考にしてみてください。
目次
【初心者におすすめ】フリマアプリ16種類を比較
初心者におすすめなフリマアプリは以下の16種類です。一覧表をご覧ください。
-
フリマアプリ16種類の比較表
名称
販売手数料
振込手数料
匿名配送
10%
200円
可能
4.5〜10%
・楽天銀行 申請金額1万円以上:無料
・楽天銀行 申請金額9,999円以下:210円
・その他の金融機関:金額問わず210円
可能
5%
・PayPay銀行:無料
・その他の金融機関:100円
可能
7〜9.5%
・3万円未満:200円
・3万円以上:300円
可能
7%
200円
可能
なし
なし
可能
5.5%
通常出金で380円
可能
10%
※LYPプレミアム会員なら8.8%
・PayPay銀行:無料
・その他の金融機関:100円
可能
なし
※あんしん決済機能の利用では5%
150円
対応なし
なし
なし。ポイントを現金化できないため振込の機会がない。
不明
なし
なし
対応なし
10.89%
220円
可能
11%
※フードは15.4%
・3万円未満:176円
・3万円以上:275円
対応なし
10%
210円
対応なし
5%
250円
可能
5%
250円
可能
メルカリ
(画像引用元:メルカリ)
メルカリは2013年にサービスを開始した、日本最大のフリマアプリです。フリマアプリを利用したことはなくても、メルカリの名称はご存じの人も多いでしょう。
ファッションやゲーム・電子機器などさまざまなカテゴリーに分かれており、出品総数は10億品を超えます。
出品は無料ですが、出品したものが売れると手数料として品物代金の10%がかかります。また、売り上げを引き出すためには指定口座への振込が必要です。その際の振込手数料は一律200円となっています。
匿名配送も対応しているため、購入者に個人情報を知られたくない人にも安心です。
メルカリについては、以下の記事も参考にしてみてください。
楽天ラクマ
(画像引用元:楽天ラクマ)
楽天ラクマは、日本初のフリマアプリ「フリル」と楽天の旧「ラクマ」が統合してできたフリマアプリです。
品物を撮影して投稿すると出品できる手軽さがユーザーに受け入れられ、利用者を増やしています。
お金のやり取りは楽天ラクマが仲介するため、初めての利用でも安心です。
販売手数料は出品者の実績によって、以下のように変動します。
-
実績別の販売手数料
販売手数料
合計販売回数
合計販売金額
10%
‐
‐
9%
4回以上
5,000円以上
8%
6回以上
1万円以上
7%
8回以上
3万円以上
6%
10回以上
5万円以上
4.5%
10回以上
10万円以上
※300円以上の取引を販売回数1回とカウント
最大で4.5%まで販売手数料が低くなり、たくさん利用するユーザーほどお得です。
また、振込手数料は条件によって、以下のように異なります。
金融機関名 |
申請金額 |
振込手数料 |
楽天銀行 |
1万円以上 |
無料 |
9,999円以下 |
210円 |
|
その他の金融機関 |
金額問わず |
210円 |
参考:Q売上金の振込申請に手数料はかかりますか?|楽天ラクマ
楽天ラクマも「かんたんラクマパック」を利用すると、氏名や住所などの個人情報を公開せずに匿名配送が可能です。
Yahoo!フリマ
(画像引用元:Yahoo!フリマ)
Yahoo!フリマは、出品して売れたお金をPayPayにチャージして使える便利なフリマアプリです。事前の会員登録は不要なため、気軽に利用できます。
品物が売れた際の販売手数料は5%で、他のフリマアプリよりも低めなのも魅力です。初めて売れた品物には販売手数料が無料になるサービスもあります。
Yahoo!フリマでは、すべての品物の送料が出品者負担となっており、匿名配送にも対応しています。
売上金の受け取りは、PayPayへのチャージなら手数料がかかりません。振込申請の場合は、PayPay銀行口座への振込は手数料無料、その他の金融機関は振込手数料1回100円です。
スニーカーダンク
(画像引用元:スニーカーダンク)
スニーカーダンクは、スニーカーやウェアや帽子・アクセサリーなどファッション用品が揃うフリマアプリです。
特徴は真贋鑑定がされてから購入者のもとに届く点です。
出品から販売に至るまでスニーカーダンクが仲介しており、出品者と購入者が直接やりとりする必要はありません。
出品者は品物のサイズや価格を入力し、スニダンベースへ発送するか店舗に持ち込みます。運営によって品物が鑑定され、鑑定基準をクリアした品物のみが鑑定済バッジを付けて発送されます。
販売手数料は会員ランクによって異なり、7〜9.5%です。振込手数料は、3万円未満で200円、3万円以上なら300円かかります。
magi(マギ)
(画像引用元:magi(マギ))
magiはトレーディングカードの売買を行うフリマアプリです。ポケモンカードや遊戯王カードなど、さまざまなカードが出品されておりコレクターから人気があります。
滅多に出会えない希少性の高いカードも売買されており、キーワード検索や価格帯を限定して検索する機能があります。
真贋判定付きのため、ユーザーから信頼されており、匿名配送も対応可能です。
販売手数料は一律7%。売上金の振込手数料は振込金額・金融機関にかかわらず200円で、売上金が200円より少ない場合は振込できません。
希少性の高いカードを所有している人や売りたいカードが多量にある人は、利用してみるとよいでしょう。
モバオク
(画像引用元:モバオク)
モバオクは月額330円の定額制フリマアプリです。月額料金を支払う代わりに販売手数料は無料となっています。
初月1か月は月額料金が無料で、利用しない場合は無料会員に切り替えられるため無駄なコストはかかりません。
販売手数料が10%の場合、たくさん売るほど手数料として払う金額も増えますが、モバオクなら月額330円のみです。
多くの品物を売りたい人や、高い価値のある品物を売りたい人には、どれだけ売っても330円のコストで済むモバオクがおすすめです。
売上金の振込手数料もかからず、匿名配送にも対応しています。
チケジャム
(画像引用元:チケジャム)
チケジャムは、チケットの売買(チケットリセール)に特化したフリマアプリです。アイドルやアーティストのコンサートや演劇・スポーツ観戦のチケットなど、ジャンルごとに売買されています。
出品者と購入者の間は、チケジャムの運営が仲介します。購入者がチケットの受け取りを確認したあとに、運営から出品者にチケット代金が支払われるため、チケット代を払ったのに手元に届かない事態にはなりません。
出品は無料ですが、取引成立後に販売手数料として5.5%かかります。売上金の振込手数料は、通常出金で380円です。
また、取引成立後に売り手の都合でキャンセルした場合は、20%のキャンセル料が発生します。
匿名配送に対応しており、出品者・購入者ともに安心して取引できるように配慮されているのが特徴です。
参考:ご利用ガイド|チケジャム
Yahoo!オークション
(画像引用元:Yahoo!オークション)
Yahoo!オークションは、日本で高い知名度を誇るネットオークションサイトです。厳密には、フリマアプリではありませんが、出品の際にオークション形式ではなく定額出品を選ぶことで、フリマアプリのような使い方ができます。
定額出品では品物の販売価格を出品者が指定できるためです。
海外への出品も可能なため、海外需要のある品物を持っている人にも向いています。ただし、送料が高くなるケースがあるため、海外への販売をしない場合は「海外発送不可」に設定可能です。
販売手数料は10%で、LYPプレミアム会員なら8.8%。売上金の振込はPayPay銀行なら振込手数料無料ですが、その他の金融機関では100円かかります。
配送方法を「おてがる配送」にすると、匿名配送が可能です。
ジモティー
(画像引用元:ジモティー)
ジモティーは地域密着型の掲示板アプリです。「必要なものを必要な人へ」をテーマに、無料で譲り合いできるものが多く出品されています。
出品されている品物は、家具・家電・子ども用品・自動車など、さまざまなものが揃っています。
物の売買だけでなく、家具や家電の取り付けの手伝いやスポーツの指導などの依頼もできるユニークなアプリです。
販売手数料はかからず、手渡しすれば送料も無料です。特に、サイズの大きい品物は送料も高くなるため、手渡しできる人・品物を取りに来てくれる人を見つけるならジモティーを利用するとよいでしょう。
対面での受け渡しが不安な人には運営に仲介してもらえる「あんしん決済機能」があります。ただし、販売金額の5%の手数料がかかります。
ジモティーの決済は現金手渡しが基本ですが、オンライン決済も設定可能です。オンライン決済した売上金を振り込む場合は、振込手数料として150円発生します。
匿名配送はジモティーの独自サービスとしては行っていないため、配送業者に個別の問い合わせが必要です。
Ageru(アゲル)
(画像引用元:Ageru(アゲル))
Ageruは2019年にサービスを開始した、日本初の完全ポイント制フリマアプリです。
独自ポイントである「グリーンフラワー・ポイント」を使って取引でき、会員登録やアプリへのログイン、SNSへの投稿などでポイントを獲得できます。
売るよりも「譲る・あげる」を基本としたサービスのため、不要品を高く売りたい人には向きません。
不要品の処分に困っている、捨てるのはもったいないからだれかに使ってほしいという人におすすめです。
販売手数料はなく、ポイントは現金化できないため振込手数料もありません。
Karrot(キャロット)
(画像引用元:Karrot(キャロット))
Karrotはご近所さんと直接やりとりができる、地域限定のフリマアプリです。
利用できるエリアは東京都全域と神奈川県・千葉県・埼玉県の一部に限定されています。公式サイトでは、利用可能地域は拡大予定ですが、現状は関東圏以外の利用は不可となっています。
今後、エリアが拡大する可能性はありますが、現状では関東圏以外の人は使いにくいでしょう。
品物は対面での受け渡しが基本のため、梱包の手間や配送料などのコストはかかりません。また代金のやりとりも対面で行うため、販売手数料や振込手数料は不要です。
対面での取引に抵抗がなく、利用可能エリアに住んでいる人は、検討したいアプリです。
minne(ミンネ)
(画像引用元:minne(ミンネ))
minneはハンドメイド作品の売買がメインのフリマアプリです。クリエイターと購入者をつなぐプラットフォームを提供しており、アート作品やアクセサリー・インテリア雑貨なども多く出品されています。
出品した品物は、公式サイトやSNSで紹介してもらえます。クリエイターを支援する学習コンテンツも用意されているため、ハンドメイド作品を売りたい人にはぴったりです。
販売手数料は、作品価格+購入オプション価格+送料に対して10.89%かかります。振込手数料は、1回の振込につき一律220円です。らくらくミンネコパックの利用により、匿名配送もできます。
自分で作ったものを売る場所であるため、不要品やコレクションアイテム・ブランド品などを売りたい人には向きません。
Creema(クリーマ)
(画像引用元:Creema(クリーマ))
Creemaは、minneと同様にハンドメイド作品を売買できるフリマアプリです。高品質なハンドメイド作品を扱い、服・アクセサリー・バッグ・フードに至るまで、さまざまなジャンルが揃っています。
クリエイターランキングを公表し、自分だけのお気に入りを見つける楽しみもあります。
販売手数料は基本11%ですが、フードの場合は15.4%です。振込手数料は、合計金額3万円未満で176円、3万円以上では275円となっています。匿名配送の機能はありません。
Shoppies(ショッピーズ)
(画像引用元:Shoppies(ショッピーズ))
Shoppiesは「女の子のためのフリマ・コーデアプリ」として、Z世代向けのファッションアイテムが豊富です。
若者に人気のトレンド商品が多く、コミュニティ感覚で楽しめるプラットフォームです。アイテムを出品するだけでなく、コーディネートの参考にもできる楽しみ方が若い世代に受け入れられています。
販売手数料は10%、振込手数料は210円です。匿名配送には対応していません。
VINOVER(ヴィノバー)
(画像引用元:VINOVER(ヴィノバー))
VINOVERはアウトドア用品専門のフリマアプリです。アウトドアセレクトショップUNBY(アンバイ)が開発したアプリで、テントやタープ・椅子やテーブルなど、あらゆるアウトドアアイテムが出品されています。
撮影して、すぐに出品できる手軽さと上質なアイテムが揃うため、アウトドア初心者からハードキャンパーまで多くの支持を集めています。
販売手数料は5%で、購入者にも同様に5%の手数料が発生します。振込手数料は250円です。匿名配送にも対応しています。
ARCHIVESTOCK(アーカイブストック)
(画像引用元:ARCHIVESTOCK(アーカイブストック))
ARCHIVESTOCKは、日本初のファッションに特化した出品者完全招待制のフリマアプリです。
出品者は個人・事業者を問わず、ARCHIVESTOCKの審査に通過した公認セラーのみです。
そのため、利用者からの信頼度が高く、上質なファッションアイテムが欲しい人に向いています。
古着好きが集まって、コミュニケーションがとれるフォロー・フォロワー機能があり、フリマアプリの枠を超えてSNSのような楽しみ方もできます。
販売手数料は5%、振込手数料は250円です。取引したアイテムは運営事務局を経由して配送されるため、完全匿名で利用できます。
どこを見て選ぶ?フリマアプリを比較するポイント
フリマアプリを比較するポイントは、以下の5つです。
- ・品物の売れやすさ
- ・手数料の高さ
- ・出品や発送の簡単さ
- ・トラブルへの対策があるか
- ・売上金の受け取り方法を選べるか
それぞれ解説します。
品物の売れやすさ
フリマアプリを選ぶ際は、品物の売れやすさがポイントです。多くの人の目に触れることを意識するならユーザー数の多いメルカリや楽天ラクマがおすすめです。
一方で、トレーディングカードやハンドメイド・アウトドア用品など特定のジャンルに特化したアプリもあります。自分が出品する品物によってアプリを使い分けるのもよいでしょう。
出品したいものと同じような品物が出品されているか、どのくらいの価格で販売されているかを各アプリで確認することも大事です。
手数料の高さ
手数料の高さは、売上金から手元に残るお金を左右するため重要です。
販売手数料は5〜10%の間で幅があり、手数料無料のアプリもあります。手数料が安いアプリを選べば、より多くの利益確保が可能です。
販売だけでなく売上金を出金する際にも振込手数料が発生します。
振込先の銀行によって手数料が異なるアプリもあるため、よく確認したうえで利用しましょう。
出品や発送の簡単さ
出品や発送の手続きが簡単なことも、利用者にとって大きな利点です。
アプリによっては、写真撮影や商品説明の入力が簡単になる機能があり、初心者でも短時間で出品作業を終えられるものがあります。
さらに、匿名配送が可能かどうかや、提携している配送サービスの充実度も重要です。
出品や発送の機能が充実しているアプリを選ぶと、手間をかけずに取引を進められるでしょう。
トラブルへの回避策があるか
フリマアプリを使ううえで、トラブル対策が整っていることは重要です。購入者とのトラブルや品物の未着などが発生した場合に備え、アプリ側のサポート体制が十分かを確認しましょう。
信頼できるカスタマーサポートや、問題発生時の対応が明確なアプリは、取引中の安心感を高めます。また、取引履歴やメッセージ機能が充実していると、万が一の場合でも証拠として役立つことがあります。
売上金の受け取り方法を選べるか
売上金の受け取り方法も、アプリ選びのポイントです。多くのアプリでは銀行振込が一般的ですが、その他にも電子マネーやポイント還元など、複数の受け取り方法が用意されていることもあります。
自分にとって便利な受け取り方法を選ぶと、資金の管理や活用がしやすくなります。生活スタイルやニーズに合わせた柔軟な対応ができるフリマアプリを選ぶとよいでしょう。
フリマアプリを利用するメリット
フリマアプリは、多くの人が利用しています。主なメリットは以下の3つです。
- ・臨時収入が得られる
- ・自分が売りたい価格で売れる
- ・気軽に利用できる
ひとつずつ見ていきましょう。
臨時収入が得られる
フリマアプリを利用するメリットは、手軽に臨時収入を得られる点です。
家の中で使わなくなったものや不要品を出品するだけで、新たな収入源として活用できます。
日用品や服・アクセサリー・本・家具など、ジャンルを問わず幅広い品物が売買されており、特に需要の高いものは短期間で売れることがあります。
フリマアプリを通じて得られる収入は、月々の家計の足しや急な出費の補填に役立つため、幅広い世代に有益です。
自分には不要なものでも、他のだれかにとっては必要なものかもしれません。
使わないものを処分しつつ、無駄なくお金を生み出せる点が人気の理由となっています。
自分が売りたい価格で売れる
自分が売りたい価格を設定して販売できる自由度がある点もフリマアプリのメリットです。
通常のリサイクルショップや買取店では、査定によって決められた価格でしか売却できませんが、フリマアプリなら自分の望む価格を設定できます。
希少価値の高い品物やブランド品など、適切な相場をリサーチして設定すれば、より高い価格で売ることができます。また、購入者とコメントでやり取りして価格交渉が可能なアプリも多く、売り手と買い手が納得したうえで取引を進めることができるのも魅力です。
気軽に利用できる
フリマアプリは、スマートフォンやタブレットさえあれば簡単に始められる手軽さが魅力です。
特別なスキルや知識がなくても、数分でアカウント登録から出品まで完了できます。
写真を撮って簡単な商品説明を入力するだけで出品ができるため、仕事や家事・育児で忙しい人でも空いた時間で利用できます。
アプリによっては出品作業をサポートするガイド機能やテンプレートが用意されているものもあるため、初心者でも安心です。
フリマアプリを利用するデメリット
フリマアプリは手軽に売買できる反面、利用にはいくつかのデメリットもあります。主に以下の3つです。
- ・出品や発送が面倒
- ・トラブルに巻き込まれる可能性がある
- ・すぐに現金が手に入らない場合がある
それぞれ解説します。
出品や発送が面倒
フリマアプリで出品するには、品物の写真を撮り、詳細を入力して出品する必要があります。操作に慣れれば難しくありませんが、品物の状態がわかるように何枚も写真を撮ったり、詳しい説明を加えたりするなど、手間がかかります。
品物が売れた場合は、梱包と発送作業も必要です。梱包には適切なサイズの箱や緩衝材が必要で、送料もかかります。
出品から発送まですべて自分で行うため、初めて利用する人は慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
トラブルに巻き込まれる可能性がある
フリマアプリでは、購入者や出品者との間でトラブルが発生することがあります。
例えば、「品物が思っていたものと違った」「破損していた」などの苦情が届く場合があり、さまざまな事例が報告されています。
運営によるサポートはあっても、最終的に当事者間での解決を求められることがあり、リスクを理解したうえでの利用が重要です。
詐欺や不正取引に巻き込まれるリスクもゼロではなく、特に高価な品物を売買する場合には慎重な対応が求められます。
フリマアプリに関連した詐欺については、以下の記事も参考になります。
参考:フリマサービス トラブル解決は当事者間で|独立行政法人国民生活センター
すぐに現金が手に入らない場合がある
フリマアプリで出品した品物は、いつ売れるかわかりません。即日で売れる場合もあれば、1週間以上売れない場合もあります。
品物が売れて売上金が発生しても、振込手続きなどの数日を要するため、すぐに現金を手にできないことがあります。
急いで現金が必要な人には不便に感じるかもしれません。
フリマアプリを利用する際の注意点
フリマアプリの利用には、以下のような注意点もあります。
- ・二重出品が禁止されている
- ・出品不可の品物がある
- ・出品するものの相場を知っておく必要がある
上記を理解したうえで、利用しましょう。
二重出品が禁止されている
フリマアプリでは、同じ品物を複数のアプリやアカウントで同時に出品する「二重出品」が禁止されています。
購入者が同時に異なるプラットフォームで購入手続きを行った場合、在庫の調整が難しくなり、トラブルに発展する可能性があるためです。
二重出品が発覚した場合、アカウントの一時停止や利用停止といったペナルティが課されることもあります。
信頼性のある利用者としての評価を保つため、二重出品は行わないようにしましょう。
参考:どのようなものが違反になりますか?|メルカリ ヘルプセンター
出品不可の品物がある
フリマアプリでは、法律やアプリの規約により出品が禁止されている品物があります。
例えば、メルカリでは医薬品や医療機器・アダルト関連・金券・カード類・正規品と確証のないブランド品など、さまざまなものが禁止対象となっています。
多くの利用者が安心・安全に取引できるように取られている措置であるため、禁止された品物は出品しないようにしましょう。
違反した場合は、利用制限などのペナルティが課される場合があります。
出品するものの相場を知っておく必要がある
フリマアプリで出品する際、適切な価格を設定するために相場の把握が重要です。
極端に高い価格では売れにくく、反対に安すぎると売れても損をしてしまいます。
多くのユーザーがフリマアプリを通じて価格交渉を行うため、相場よりも少し高めに設定しておき、交渉後の価格を見越しておくのも効果的です。出品前に同じ品物や類似品の価格を調べ、現在の市場価値を把握することで、取引の成功率を上げられるでしょう。
フリマアプリを利用する手順
フリマアプリを実際に利用する手順を解説します。
今回は日本最大のフリマアプリであるメルカリを例に、出品の手順を紹介します。
- ・ステップ1:フリマアプリをスマートフォンにダウンロード
- ・ステップ2:品物をカメラで撮影
- ・ステップ3:品物の説明を入力
- ・ステップ4:品物が売れたら梱包して発送
- ・ステップ5:取引を評価して売上金を獲得
ステップ1:フリマアプリをスマートフォンにダウンロード
まずは、フリマアプリをスマートフォンにダウンロードします。iPhoneの場合は、App Storeから、Androidの場合は、GooglePlayから「メルカリ」のアプリをダウンロードしましょう。
必要事項を入力してログインします。
ステップ2:品物をカメラで撮影
続いては、出品する品物の撮影です。上記画像のように「写真を撮る」の項目をタップするとカメラが起動するため、品物を撮影しましょう。
写真は10枚まで撮影可能なため、さまざま角度で撮影して、品物の特徴が伝わるように工夫します。
ステップ3:品物の説明を入力
商品名・カテゴリー・商品の状態を入力します。内容が充実しているほど、品物の魅力が伝わるため、売れやすくなります。
どのような内容を書けばよいかわからない場合は、同じような品物を出品している人の説明を参考にしてみましょう。
メルカリの取引メッセージについては、以下の記事も参考になります。
ステップ4:品物が売れたら梱包して発送
品物が売却できたら、梱包して発送します。
梱包資材は自宅にあるものを使用したり、近くのコンビニで購入したりできます。
品物によっておすすめの配送方法は異なるため、種類別の配送方法を確認しておきましょう。
ステップ5:取引を評価して売上金を獲得
購入者から受け取り通知が届き、取引の評価が完了すると売上金が反映されます。
獲得した売上金は銀行振込などで現金化が可能です。
フリマアプリがおすすめな人
フリマアプリは、特に以下のような人におすすめです。
- ・自分で出品したい人
- ・交渉が得意な人
- ・調べながら作業するのが好きな人
自分に向いているか確認してみましょう。
自分で出品したい人
フリマアプリは、自分の手ですべて行いたい人に向いています。
品物の写真を撮り、特徴や説明を考えて入力し、値段を設定して掲載する一連の流れを自分で行います。
一見面倒に思える作業ですが、品物やサービスに対するこだわりを反映しやすく、思い通りに進めたい人にとってはプラスなのです。
出品したり管理したりするのが好きな人にとって楽しみながら、フリマアプリを利用できます。
交渉が得意な人
交渉が得意な人や駆け引きを楽しめる人にもフリマアプリはおすすめです。
フリマアプリでは、価格交渉が頻繁に行われており、購入希望者から値下げのリクエストが来ると、駆け引きが始まります。
出品者としては、希望する売値を確保しつつ、交渉に応じて購入意欲を引き出すスキルが求められます。
交渉に応じることで、相手との信頼関係を築きやすくなり、スムーズな取引ができるでしょう。
交渉のやり取りを楽しみ、最適な売却価格を見つける喜びを感じられる人には、フリマアプリでの取引は向いているといえます。
調べながら作業するのが好きな人
フリマアプリは、品物の相場や類似商品の価格を調べる作業が伴います。
そのため、調べながら出品や価格設定の作業をするのが好きな人におすすめです。
品物の相場は変動しているため、定期的に出品されている品物の価格をチェックする必要があります。
他の出品者の説明文や写真を参考にし、自分の出品物が目を引くように工夫することも重要です。
調査を重ねることで売れやすい価格や商品説明のコツがつかめ、購入される効率が上がります。リサーチが楽しめる人は、フリマアプリの利用が適しています。
フリマアプリがおすすめではない人
フリマアプリは便利な一方で、おすすめではない人も存在します。以下に当てはまる人はフリマアプリに向いていない可能性があります。
- ・手間を省きたい人
- ・新しいことを始めるのが苦手な人
- ・すぐに現金が欲しい人
それぞれ見ていきましょう。
手間を省きたい人
面倒なことが苦手で、できるだけ手間を省きたい人はフリマアプリに向いていないかもしれません。
先述のようにフリマアプリは品物の撮影から、出品・価格設定・梱包や発送にいたるまで、すべて自分で行います。
作業内容が多く、手間がかかるため、ある程度根気のある人に向いています。シンプルにものを処分したいだけの場合や、手続きに時間をかけたくない人は、フリマアプリ以外の方法を検討したほうがよいでしょう。
新しいことを始めるのが苦手な人
フリマアプリの使い方には、ある程度の慣れが必要なため、新しいことを始めるのが苦手な人には向かないかもしれません。
商品ページの作成や価格設定の工夫、購入者とのやり取りなど、アプリ特有の操作やルールがあります。
売り手と買い手が直接やり取りを行う場面では、コミュニケーションスキルや対応力も求められます。
また、アプリによってルールや機能が異なることも多く、複数のアプリを使い分ける場合はさらに知識や技術が必要です。
新しいツールやシステムに抵抗を感じる人には、少しハードルが高く感じられるかもしれません。
すぐに現金が欲しい人
フリマアプリはすぐに現金化できる手段ではないため、急いで現金が必要な人には向いていない場合があります。
品物が売れるまでの期間は予測できず、売れたあとも購入者の支払い完了や売上金を引き出すための振込など、時間がかかります。
そのため、すぐに現金が欲しい場合には、他の方法で現金を得ることを考えたほうがよいでしょう。
『買取むすび』では無料査定で即日現金買取
早く現金を手に入れたい人はフリマアプリよりも『買取むすび』での売却がおすすめです。
『買取むすび』の無料査定から即日現金化が可能で、出品や購入者とのやり取り・配送などの手間もかかりません。
不要品を売却して、臨時収入を得てはいかがでしょうか。