台紙貼り切手の作り方は?正しい貼り方・売却方法を解説|切手の正しい貼り方も紹介

「バラの切手は台紙に貼ったほうが高く売れる?」
「台紙貼り切手の正しい作り方を知りたい」

このような疑問はありませんか。

シートから切り離されたバラ切手は、台紙に貼ってから売却したほうが高く売れる可能性があります。

しかし、台紙の貼り方を間違えた場合、買取価格が下がってしまったり、買取自体を断られたりする可能性があります。

バラ切手を高く売りたいのであれば、正しい台紙貼り切手の作り方を理解しておくのが大切です。

本記事では、台紙貼り切手の作り方・NGな貼り方・台紙に貼らないほうが高く売れる切手の種類を解説します。

後半では郵便を出す際の切手のマナーも紹介しているため、切手の貼り方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

「台紙貼り切手」とは?

台紙貼り切手とは、バラ切手を台紙に貼り付けて一つにまとめたものを指します。

バラ切手を売る場合、そのままの状態より台紙貼りしたほうが高く売れる傾向です。

買取率が40〜50%向上し、買取価格も10〜20%上がるとされています。

ただし、増加幅は買取業者のレートや在庫状況によって異なります。

そのほか、台紙貼り切手の特徴は、以下のとおりです。

  • ・売れる理由:料金別納郵便の支払手段として需要がある
  • ・バラ切手より高い理由:査定スタッフの手間が軽減される
  • ・台紙貼り切手の注意点:プレミア切手の売却手段には不向き

バラ切手を売る予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。

売れる理由:料金別納郵便の支払手段として需要がある

台紙貼り切手は、料金別納郵便の支払手段として需要があります。

料金別納郵便とは、同一料金の郵便物を10通以上まとめて発送できるサービスです。

郵便物に1枚ずつ切手を貼る手間が省けるため、多くの会社で利用されています。

支払い方法には現金または切手が使用でき、台紙貼り切手の利用も可能です。

台紙貼り切手は中古市場で額面より安く購入でき、送料の節約方法として人気があるため、買取可能となっています。

バラ切手より高い理由:査定スタッフの手間が軽減される

バラ切手は、査定時に金額や枚数を個別に確認する必要があり、手間がかかります。

特に枚数が多いバラ切手の場合は、一度お預かりして種類・額面を分けるなど、膨大な手間が必要です。

一方、台紙貼り切手は、金額や枚数が一目で確認できるため、査定スタッフの作業効率が向上します。

効率アップにより査定時間が短縮されるため、その分、査定額にプラスの影響を与える場合があります。

台紙貼り切手の注意点:プレミア切手の売却手段には不向き

台紙貼り切手は、バラ切手の買取率や買取価格を上げる可能性がある一方、プレミア切手には不向きです。

特に1枚数千円以上の価値を持つプレミア切手は、台紙に貼ってしまうと額面どおりの価値に下がってしまいます。

最悪の場合、無価値となるケースも少なくありません。そのため、すべてのバラ切手を台紙貼りにするのは避けましょう。

まずは自分の持っている切手に価値があるか判断し、額面どおりの場合は台紙貼り切手にするのがおすすめです。

バラでも価値がある切手については、本記事の「バラ切手でも高く売れる種類」で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

台紙貼り切手の正しい貼り方

台紙貼り切手の正しい貼り方・手順は以下のとおりです。

  • ①:台紙を用意する
  • ②:同じ額面の切手を貼り付ける
  • ③:額面・枚数・合計金額を記入する

間違えると買取を断られるため、作成する前に必ず確認しましょう。

①:台紙を用意する

台紙を用意する手順は、以下のとおりです。

1.用紙を用意する

コピー用紙やわら半紙のA3サイズを1枚、もしくはA4を2枚用意する。

2.用紙を作成する

A3を横長に1枚か、A4を縦にして見開きのように連ね、横長の1枚を作成する。

A4の場合は、裏面にテープを貼る。このとき、紙同士が重ならないよう注意。

3.マス目を作る

10列×5行のマス目を記入する。

A4用紙2枚の場合は、5列×5行をそれぞれの用紙に記入。

ひとつの用紙に50枚の切手を貼るイメージで作成します(A4の場合は、2枚合わせて50枚)。

A4用紙1枚に50枚を貼る、または連結していないA4用意に25枚ずつ貼り付ける仕様にするのは間違いです。

自分で作るのが不安な場合は、インターネットで「切手_台紙_ダウンロード」と入力すれば、適切なテンプレートが出てきます。

買取業者によっては台紙のサイズが定められているため、依頼するところが決まっている場合は、業者の規定に従いましょう。

②:同じ額面の切手を貼り付ける

同じ額面の切手を、向きを揃えて台紙に貼り付けます。

できるだけ大きさをそろえ、マスの中央に切手が配置されるよう、また縦横のラインがきれいになるよう貼り付けましょう。

不揃いやバランスが悪い場合は、買取価格が下がる可能性があります。

切手の貼り方は、以下の画像を参考にしてみてください。

切手の貼り方01

切手の貼り方02

切手を貼る際は、水またはのりを使用します。

水の入れたケースにスポンジを浸し、「切手ぬらし器」の代用とすると、きれいに貼れます。

③:額面・枚数・合計金額を記入する

台紙の右下に「切手の額面×50枚=合計金額」と記入しましょう。

84円切手の場合は「84円×50枚=4,200円」のように記入します。

なお、切手を貼る際は、大きさ・絵柄・普通切手・記念切手のように、仕様をそろえたほうが丁寧に見えます。

混在していても買取は可能ですが、なかには断る業者もあるため、わかる範囲でそろえましょう。

貼り方によって買取不可になる場合がある

台紙貼り切手は、貼り方ひとつで買取の可否が決まります。

以下の点に該当する場合、買取ができない可能性があるため、作る際は注意しましょう。

  • ・貼り方が片寄っている
  • ・のり付けが不十分
  • ・セロハンテープで貼られている
  • ・別紙に貼った切手が貼られている
  • ・汚れ・破れ・黄ばみが見られる

切手は、四隅まできれいに貼られていなければなりません。

保管している間に剥がれてしまわないよう、油紙や厚紙を使用し、保管用のフォルダにしまいましょう。

バラ切手でも高く売れる種類

見返り美人切手

バラ切手でも高く売れる種類として代表的なのが、以下の4種類です。

  • ・見返り美人
  • ・月に雁
  • ・ビードロを吹く娘
  • ・中国切手

上記の切手は、台紙に貼ると価値を失う可能性があります。

なお、上記以外のバラ切手の売り方については、以下の記事で解説しています。バラ切手をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

見返り美人

見返り美人切手は、菱川師宣(ひしかわもろのぶ)の浮世絵をデザインした切手です。

1948年に発行され、縦6.7cm×横3cmと縦長なのが特徴です。

発行枚数が少ないため、希少価値が高く、コレクターに人気があります。

きれいな状態で残っている場合は、高額査定になる可能性がある切手です。

月に雁

歌川広重(うたがわひろしげ)の浮世絵がモチーフの切手です。

見返り美人の後年(1949年)に発行され、「小さな芸術」と呼ばれる美しい図柄で今なお人気があります。

当時の発行枚数は200万枚で、5枚セットで発行されました。コレクター需要が高く、高額買取が期待できる切手です。

ビードロを吹く娘

喜多川歌麿(きたがわうたまろ)の浮世絵がモチーフの切手です。

カラー印刷が特徴で、発売当初は人気が高く、追加発行されたと言われています。

初刷りで500万枚、増刷で550万枚と発行枚数は多いため、見返り美人切手や月に雁切手ほど高額ではありません。

しかし、切手のなかでは価値の高い種類で、高価買取が期待できます。

中国切手

中国切手とは、中華民国から中華人民共和国へ変更したあと(1949年〜)に発行された切手を指します。

特に以下の3つは高価買取となる種類です。

  • ・赤猿切手
  • ・大パンダ切手
  • ・毛沢東切手

なかでも毛沢東切手は希少価値が高く、消印がついていても数万円単位で売れる可能性があります。

実は使用済み切手も売れる

消印がついている使用済みの切手でも以下の特徴に該当する場合は、高く売れる可能性があります。

  • ・希少性が高い
  • ・消印自体に価値がる

希少性が高い切手は、本記事の「バラ切手でも高く売れる種類」をご参照ください。

消印自体に価値のある切手は、以下の表に該当するものを言います。

  • 価値のある消印

    特殊通信日付印

    通称:特印

    記念行事に合わせて発行される大型の消印。

    直径は約36ミリと大きめ。

    記念日に関連したイラストがデザインされており、コレクターに人気がある。

    小型記念通信日付印

    通称:小型印

    全国切手展や地域のイベントなど小規模な記念行事で使用される消印。

    直径は約33ミリと特印よりも小さいサイズ。

    コレクターの収集対象となっており、人気がある。

    風景入通信日付印

    通称:風景印

    名所や観光地を描いた記念性の高い消印。直径36ミリ以内。

    【例】

    ・東京・麻布台ヒルズ郵便局「麻布台ヒルズ森JPタワーと東京タワー」

    ・豊洲市場郵便局「豊洲市場と海鮮・野菜」

    初日用通信日付印

    通称:初日印・ハト印

    切手やはがきの発行初日に押される消印。

    発行当日の記念としての価値を持つ。

    満月印

    切手の中央に丸く押される消印。

    満月のような形状が特徴です。

    切手からはみ出さず、文字がはっきり読めるものが好まれる。

    切手からはみ出しているものは準満月印と呼ばれる。

    小代式機械印

    機械による自動押印方式の消印。

    初期の機械化時代に開発された。

    使用期間が短く、現存数が少ないため、価値が高い。

上記の使用済み切手は、高く売れる可能性があります。

使用済み切手の買取については以下での記事でも解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

台紙貼り切手やバラ切手の売却なら「買取専門店」がおすすめ

台紙貼り切手やバラ切手の売却方法は、大きく2つに分けられます。

  • ・金券ショップ
  • ・買取専門店

おすすめなのは「買取専門店」です。

金券ショップでは、切手を「金券」として扱うため、一律の額面で切手を買取します。

そのため、レアな切手も低い価格で手放してしまう可能性があります。

一方、買取専門店の場合は、切手の価値を考慮した買取価格の提示が可能です。

種類によっては金券ショップより高く売れるため、台紙貼り切手・バラ切手を売る場合は、買取専門店へ依頼するのがおすすめです。

『買取むすび』では台紙貼り切手の買取が可能

『買取むすび』では、台紙貼り切手の買取に対応しています。

以下の特徴により、お客様のライフスタイルに合わせつつ、高値での取引が可能です。

  • 特徴①:他社で断られた切手も査定可能
  • 特徴②:熟練の鑑定士が丁寧に価値を査定
  • 特徴③:4つの査定方法から都合に合わせて選択可能

切手の買取については、以下のボタンからも確認できます。台紙貼り切手を売りたい方は、ぜひご覧ください。

特徴①:他社で断られた切手も査定可能

『買取むすび』では、他社で断られた切手も買取可能です。

例えば、以下の特徴に該当する切手も『買取むすび』であれば買取できる可能性があります。

  • ・バラ切手
  • ・使用済み(消印付き)の切手
  • ・シミ・カビがある切手

バラ切手1枚から査定可能です。状態が悪くて買取を断られた切手をお持ちの方は、ぜひ『買取むすび』へご相談ください。

特徴②:熟練の鑑定士が丁寧に価値を査定

『買取むすび』には、切手の価値を正しく判断できる鑑定士が在籍しています。

少しでも高く買取できるよう、お手持ちの切手を丁寧に査定いたします。

また『買取むすび』は国内外にルートを持っており、より高い販路を選択できるため、高価買取が可能です。

ほかにも、自社販売によってコストを削減し、その分をお客様に還元できる仕組みも整えています。

お手持ちの切手を高く手放したい方は、ぜひ『買取むすび』へご相談ください。

特徴③:4つの査定方法から都合に合わせて選択可能

『買取むすび』では、さまざまライフスタイルのお客様にご利用いただけるよう、4つの査定方法を用意しています。

店頭買取

・来店時の予約は不要

・査定料・キャンセル料が無料

・当日の現金手渡しが可能

・鑑定士に直接相談できるので安心

・初めて買取を利用する方におすすめ

宅配買取

・送料は『買取むすび』が負担

・査定料・キャンセル料は無料

・希望者には無料の宅配キットあり

・金額は口座振り込みのため非対面で完了

・自宅にいながら時間を気にせず売りたい方におすすめ

※キャンセル時の送料はお客様負担となっています。

出張買取

・鑑定士が自宅へ訪問

・出張料・査定料・キャンセル料は無料

・玄関先での査定に対応

・当日の現金手渡しが可能

・売りたいものが多い方におすすめ

LINE査定

・画像を送るだけで買取価格の概算が把握できる

・利用しても必ず売る必要はない

・買取額UPのクーポンをゲットできる

・とりあえず価格を知りたい方におすすめ

ご自身の都合に合う方法から、お選びください。

※お持ち込みいただいた切手の枚数によっては、当日現金手渡しが難しい場合があります。

【大切】切手の正しい貼り方・マナー

本章では、封筒やはがきに貼る切手のマナーを解説します。大切な郵便物を送る際の参考にしてみてください。

封筒は、縦長か横長かによって貼る場所が異なります。詳細は以下のとおりです。

  • 封筒の切手の貼り方

    縦長の封筒

    切手の枚数

    貼り方

    2枚

    封筒の左上に縦に2枚

    3枚

    封筒の左上に縦に3枚

    4枚

    封筒の左上に縦に4枚

    横長の封筒

    切手の枚数

    貼り方

    2枚

    封筒の右上に横並びに2枚

    3枚

    封筒の右上に横並びに3枚

    4枚

    封筒の右上に横並びに4枚

基本的に、縦長の封筒は縦に連ね、横長の封筒は横に切手を連ねていきます。

切手の枚数は少ないほうがよいとされているため、封筒が重くなるようであれば、金額の高い切手を用意しましょう。

なお、はがきを送る際は、裏面の左上に切手を貼ります。

以降では、慶弔の特別な時に使われる切手の種類や貼り方を解説します。

  • ・慶事用の切手の貼り方
  • ・弔事用の切手の貼り方

マナー違反とならないよう、前もって知っておきましょう。

慶事用の切手の貼り方

慶事用切手とは、結婚式の招待状を送る際に使用する切手です。

必須ではありませんが、慶事用切手を使うのが定番となっています。

慶事用切手には、額面の異なる2種類があります。

  • ・赤と金で鶴が飛び立つデザイン(85円)
  • ・桃色と金で蝶が舞っているデザイン(110円)

(※)2024年11月時点

招待状を送る封筒には110円の切手、返信用のはがきには85円の切手を使用します。

封筒の重さが110円の重さを上回る場合は、2枚以上の切手を貼るか、慶事用以外の額面が高い切手を貼りましょう。

年配者のなかには、2の数字が割り切れることから「縁が切れる」、また切手が重なる様子から「縁起が悪い」と考える方もいます。

送る相手に縁起を重んじる方がいる場合は、切手の枚数に注意しましょう。

弔事用の切手の貼り方

弔事用の切手とは、訃報連絡や法事・法要の日程を文書にて知らせる際に使用します。

具体的な郵便物は、以下のとおりです。

  • ・訃報連絡
  • ・喪中はがき
  • ・法事・法要の案内状

弔事用の切手は、菊の花がデザインされた銀色と紫の85円1種類のみとなっています。

基本ははがきで案内を出すので、指定の左上に貼れば問題ありません。

ただし、封筒で送る場合は85円では料金が不足するため、普通切手を用いるのが一般的です。

【Q&A】台紙貼り切手の買取に関してよくある質問

台紙貼り切手の買取についてよくある質問をまとめました。

  • Q.バラ切手とシート切手の違いはなんですか?
  • Q.貼り方を間違った切手は郵便局で買い取ってもらえますか?

ひとつずつ回答します。

Q.バラ切手とシート切手の違いはなんですか?

A.白いフチが残っている状態の切手を「シート切手」と言います。

切手自体は切り離していなくても、白いフチが欠けている場合は、バラ切手として扱われます。

Q.貼り方を間違った切手は郵便局で買取してもらえますか?

A.郵便局では台紙貼り切手の買取を行っていません。

ただし、所定の手数料を支払えば、郵便はがき・郵便書簡・特定封筒と交換が可能です。

まとめ:台紙切手を売る場合は貼り方に気を付けましょう

バラ切手を売る場合は、台紙貼り切手にしたほうが高く売れる可能性があります。

『買取むすび』では、さまざまな切手の買取に対応しています。

台紙貼り切手・バラ切手をお持ちの方は、ぜひ高価買取の『買取むすび』へご相談ください。

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