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【2025年最新】ロレックス相場の暴騰・暴落を追う|今後の傾向や資産価値を保ちやすいモデルとは

「ロレックス相場の暴騰や暴落がなぜ起きたか知りたい」

「資産価値を維持しやすいモデルが知りたい」

このように考える方もいるでしょう。

世界に冠たる高級時計ブランド・ロレックスは、特に日本では圧倒的な知名度を誇ります。そのため、時計に資産価値を求める場合、はじめに思い浮かぶのは「ロレックス」という方も多いでしょう。

しかし近年、ロレックスですら相場が安定せず暴騰・暴落した時期がありました。

本記事では、ロレックスが暴騰・暴落した理由を解説します。

暴騰・暴落によって見えてきた、資産価値が落ちにくいモデルや今後の傾向もわかるため、資産価値になるロレックスを知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

目次

2020~2025年のロレックス暴騰・暴落の流れ

この数年で起きたロレックス相場の暴騰と暴落に、戸惑われた方は多いはずです。

本章では、2020年から現在に至るまでに起きたロレックス相場の暴騰・暴落を時系列で解説します。

  • ・2020〜2021年|暴騰
  • ・2022年|暴落
  • ・2025年|モデル格差

それでは、2020年から2021年の相場から見ていきましょう。

2020〜2021年|暴騰

世界中の人々が新型コロナのパンデミックに翻弄されていた2020〜2021年、ロレックスは異常なほど暴騰しました。

コロナ禍によってさまざまな活動が制限され、人々は旅行や娯楽を自粛せざるを得ませんでした。

先の見えない不安感も相まって、余暇や娯楽に充てられるはずだった資金が高級時計市場に流入、資産としてのロレックス需要が急拡大したのです。

世界的な金融緩和と円安も重なったため、人気モデルは正規価格の倍以上で取引される状況になりました。

コロナ禍においてロレックスは、「高級時計」「嗜好品」であると共に、安心材料として「資産の代替手段」の役割を担うようになったのです。

2022年|暴落

暴騰から一転、2022年の春をピークに、ロレックス相場は暴落します。

主な原因として、中国不況と世界的な金融引き締めがあります。世界中に波及したコロナ禍の影響によって、中国では不動産バブルが崩壊しました。

バブルが弾けたことで中国経済は大きなダメージを受け、あおりを食らった富裕層は、所有していたロレックスなどの高額商品の現金化に走りました。

ロレックスの二次販売市場への大量流入が、相場が大きく下落する要因のひとつとなったのです。

2025年|モデル格差

暴落から3年が経過し、供給量の極端な増加による相場の下落も落ち着きつつあります。

一方で、顕著になってきたのがロレックスの【モデルごとの相場の差】です。

デイトナやサブマリーナー、GMTマスターIIなど、ロレックスを代表するアイコン的モデルの相場は高値を維持しています。

一方、デイトジャストやオイスターパーペチュアルといった汎用モデルの相場は下落傾向にあるのです。

価格や流通量、人気で取引相場の明暗が分かれているため、「モデル格差時代」に突入したとも考えられます。

ロレックス相場が暴騰した理由

2020~2021年のロレックスの暴騰について、さらに細かく見ていきましょう。

  • ・ロレックスのブランド戦略+コロナ禍の相乗効果
  • ・日本市場においては円安も大きく影響

一つずつ、解説します。

ロレックスのブランド戦略+コロナ禍の相乗効果

ロレックスの戦略とコロナ禍の時勢の相乗効果で、暴騰が起きたと考えられます。

「高嶺の花」である高級ブランドの価値の維持には、供給量のバランスが重要です。

いつでも手に入るありふれた商品には、人はステータス性を感じにくくなります。

ロレックスは流通量を常にコントロールし、供給不足を演出することで戦略的にブランド価値を維持しているのです。

ロレックスのブランド戦略で「限られた数しか流通していない」市場にコロナ禍によって資金が流入し、需要が急拡大しました。

製造終了モデルがプレミア化することで相場が引き上げられ、さらに原材料価格高騰による定価改定が追い風となり、暴騰へとつながりました。

人々が不安の渦にある中、SNSによって「ロレックスは資産になる」という認識が広まり、さらに相場を引き上げたのです。

日本市場においては円安も大きく影響

日本においては、為替もロレックスの相場に大きな影響を及ぼします。1ドル150円前後まで円安が進行した時期には、日本市場の割安感から海外需要が集中しました。

海外バイヤーの買い付けが相場を押し上げ、多くのモデルが国内外で同時に暴騰しています。

さらに円安による正規店定価改定が中古市場にも波及し、いくつもの追い風を受けたロレックス相場は驚くほどの高値となったのです。

特に、製造終了モデルや、希少モデル・ゴールドモデルは投資対象としてより高騰する傾向が見られました。

暴落に転じたのはなぜか

前述どおり、ロレックス相場暴落の主因は、中国経済の失速です。そこに世界的な金融引き締めという外的要因が加わって引き起こされました。

  • ・中国の不況と不動産バブル崩壊
  • ・世界的な金融引き締め

一つずつ、見ていきましょう。

中国の不況と不動産バブル崩壊

中国の不動産バブル崩壊とゼロコロナ政策によって、富裕層が資産を現金化する動きが加速しました。

ロレックスは換金性が高い資産として大量に売却されたのです。需要に対して供給過剰となることで、暴落のきっかけとなりました。

世界的な金融引き締め

2022年以降、米国を中心に世界的な金融引き締めが進行しました。金利が上昇したため、投資資金の流出も加速し、投機的なロレックス購入が減少したのです。

また、米国関税の引き上げが重なり、海外流通にも逆風となりました。

その結果、ロレックス相場は暴落したものの、一部の希少性の高いモデルの下落幅は限定的で、資産価値として強いモデルと弱いモデルとの格差が目立ち始めました。

2025年の現状:モデル格差相場

2025年9月現在の相場を一言で表すなら「モデル格差時代」です。

  • ・高値を維持するモデル
  • ・下落したモデル

相場を維持できる資産価値の高いモデルから見ていきましょう。

高値を維持しているモデル

暴落のタイミングであっても、高値を維持しているのは主に以下のモデルです。

  • ・コスモグラフデイトナ:Ref.126500LN、116500LNなど
  • ・サブマリーナーデイト:Ref.126610LN/126610LV
  • ・GMTマスターII「ペプシ」:Ref.126710BLRO
  • ・スカイドゥエラー:Ref.336934

いずれも入手困難であり、二次流通市場での価格が定価の2倍近くに達するものも存在します。

下落したモデル

暴落時に価値を維持できず下落したモデルは、主に以下の通りです。

  • ・デイトジャスト(Ref.126300など)
  • ・オイスターパーペチュアル(Ref.124300)
  • ・エアキング(Ref.126900)

エントリー層向けモデルは、暴落の影響を強く受ける傾向があります。特に、ステンレス製のノーマルラインは「定価割れ」も珍しくありません。

今後のロレックス相場はどうなる?3つのシナリオを予測

今後のロレックス相場は、大きく3つのシナリオに分かれると想定されます。

  • ・シナリオ1:再び上昇する可能性
  • ・シナリオ2:緩やかな下落・安定期に入る可能性
  • ・シナリオ3:人気モデルと不人気モデルの二極化が進む可能性

シナリオ1から見ていきましょう。

シナリオ1:再び上昇する可能性

第1のシナリオは、円安や人気モデルの製造終了によって相場が再び上昇するケースです。

為替動向はロレックス市場に直接的な影響を与えるため、円安傾向が強まれば海外需要が日本市場に集中し、ロレックス相場を押し上げます。

一方、米国の利下げや日本の追加利上げで日米金利差が縮小することで、円安は収束に向かうとの予測もあります。

シナリオ2:緩やかな下落・安定期に入る可能性

第2のシナリオは、中国経済の長期低迷と供給増加で、緩やかな下落を伴う安定期に入るケースです。

世界的な景気低迷や中国経済の失速は再び大量売却を招き、供給過多で相場を圧迫する可能性があります。

また、2029年にはスイスでロレックスの新工場が稼働予定のため、供給量が安定し、相場も落ち着くと考えられます。

参照:HODINKEE「Business News ロレックスがスイス・ビュルに新工場を設立し生産拡大を目指す

シナリオ3:人気モデルと不人気モデルの二極化が進む可能性

最も現実的なシナリオは、第3のシナリオである、モデルごとの格差【二極化】が定着するケースです。

現在すでに起きている、人気モデルは引き続き高値水準を維持する一方、汎用モデルは定価前後で推移する流れが想定されています。

ロレックスが欲しい!資産価値が落ちにくい【勝ち】モデルの特徴

前提としてロレックスに限らず、ブランド時計の資産価値を保つためには付属品を全て揃え、コンディションを保つのが大切です。

そのうえで、以下のようなモデルが資産価値が落ちにくいと言えます。

  • ・安定した需要がある定番モデル
  • ・製造終了モデルや限定モデル
  • ・ステンレススチールや個性的なカラーや仕様のモデル

それぞれの特徴を見ていきましょう。

安定した需要がある定番モデル

サブマリーナーやデイトナ、GMTマスターIIといった定番モデルは、世界中で安定した需要があり、揺るぎない人気を誇ります。

事実、いわゆる「ブランドの顔」ともいえるこれらのモデルは、暴落局面でも大きく値崩れしにくい傾向があるのです。

製造終了モデルや限定モデル

すでに製造終了しているモデルや、製造数が限られるモデルも相場が下がりにくい傾向にあります。

流通量が限られ手に入れにくい上、新品やコンディションが良好な中古品が少なく、相場下落時にも影響を受けにくい傾向にあるためです。

特に短期間のみ出回ったモデルや、高年式ヴィンテージなどは、一時的に相場が下落したとしても、将来的にはしっかりとした「資産価値」を示してくれる可能性が高いでしょう。

ステンレススチールや個性的なカラーや仕様のモデル

定番品の相場が下落せず安定しやすい一方で、流通量の少ないオイスタースチール(ステンレス)や、ターコイズブルーやグリーンの人気色のモデルも狙い目です。

中でも、現行モデルで仕様が希少なものは資産価値が保ちやすいため、仕様を意識的にチェックしてみるのもおすすめです。

暴落・下落局面ではこのモデルが【買い】

ロレックス相場の下落は、売却には不向きな一方、購入するにはベストタイミングです。本章では、暴落・下落時に購入しておくとよいモデルをご紹介します。

  • ・サブマリーナー デイト
  • ・コスモグラフデイトナ
  • ・GMTマスターII
  • ・エクスプローラーⅠ・Ⅱ

それぞれ紹介します。

サブマリーナー デイト

サブマリーナー126610LN

サブマリーナーはロレックスの王道でもあるダイバーズウォッチです。実用性と人気の高さから、相場が落ち着いている2025年現在も狙う価値のあるモデルです。

特にRef.126610LNは現行のサブマリーナーデイトの定番モデルで、相場も発売初期より大幅に上昇しており、今後も資産価値が伸びると予想されています。

コスモグラフデイトナ

コスモグラフデイトナRef.126500LN

コスモグラフデイトナは、ロレックスの中でも圧倒的な投資価値を持つステンレスクロノグラフです。

新型のRef.126500LNは、下落傾向でも定価に対して2倍以上の相場水準を維持しています。

旧型のRef.116500LNについても同様で、二次流通市場でも人気が高く、揺るぎない資産価値を誇ります。相場の下落を心配せず、安心して持ち続けられるモデルといえるでしょう。

GMTマスターII

GMTマスターⅡ 126710BLRO

非常に高い人気を誇るGMTマスターIIの中でも、注目すべきはRef.126710BLRO【ペプシ】と、Ref.116710BLNR【バットマン】です。

いずれもリセール率が高く、資産価値はロレックス全体でも上位に位置しています。

赤青セラクロムベゼルのペプシと黒青セラクロムベゼルのバットマンは、資産価値の観点からいっても【買い】のモデルといえるでしょう。

エクスプローラーⅠ・Ⅱ

エクスプローラーⅡ(Ref.226570)

エクスプローラーⅠ・Ⅱは、シンプルで飽きのこないデザインと実用性の高さから安定した需要を誇り、暴落時にも相場が下がりにくいモデルです。

また、製造終了後は値上がりが加速する傾向にあるため、現行モデルを購入しておくのも検討する価値があります。

ロレックス相場との向き合い方

ロレックスは、圧倒的な知名度とステータス性から、資産価値の高さを重視しがちです。しかし、ロレックスなどの時計は本来、自分が好んで買う嗜好品です。

ロレックスのCEOであるジャン=フレデリック・デュフールは「時計を株と比較するな」といった趣旨の発言を2024年の春に述べています。

つまり、時計は資産運用ではなく、本来「好きで買う」べきものというものです。

自分が本当に好きで、身につけたいと思った1本を愛用するのが、唯一無二の価値につながります。

資産価値が上がるか、買った時よりどのくらい高く売れるか、といった相場のみに振り回されすぎると、ロレックスが与えてくれる本当の価値や満足を見失ってしまう可能性があります。

投資的な観点を加える場合、前述した「資産価値が落ちにくいモデル」の中から、自分好みの1本を見つけてみてください。

迷った場合、「人気のある現行モデル」に注目してみるのがおすすめです。

【全モデル共通】ロレックスを高く売るポイント

ロレックスを所有する場合、いずれ売却すると見越してあらかじめ、以下3つのポイントを意識しておくとよいでしょう。

  • コンディションを整え付属品を揃える
  • ・需要期に相見積もりを取る
  • ・買取実績が豊富な買取業者に売却する

それぞれ見ていきましょう。

コンディションを整え付属品を揃える

ロレックスの箱・保証書・タグ・ブレス余りコマなど付属品を全て揃えれば、査定額が万単位で上がる可能性があります。

ロレックスに限らずブランド時計は新しいものほど高値が付くため、未使用品が最も査定が高くなります。

中古品でも、目立つ傷がなく、メンテナンス履歴がわかる場合は、査定額アップが期待できるでしょう。

需要期に相見積もりを取る

ロレックスには、需要が高まる時期があります。市場が活性化するボーナス時期や、円安で国内相場が高騰しているタイミングは絶好の売り時といえます。

売却タイミングを見極めて、複数の業者に査定依頼し、最も高い査定額が提示された業者に売るのがベストです。

買取実績が豊富な買取業者に売却する

買取専門店やロレックスを主力とする業者は、商品の価値を正しく評価できる専門の鑑定士が在籍しています。

経験豊富な鑑定士は、付属品完備の有無・状態まで細かく査定し、最大限の買取額を提示してくれるでしょう。

また、海外に販路を持つ業者なら、さらなる高額買取も可能になります。

ロレックスの売却には『買取むすび』がおすすめ

『買取むすび』は、ロレックスをはじめとした高級腕時計を積極的に買取しています。以下の3つの買取方法からお客さまのニーズに合わせて選択可能です。

  • 店頭買取
  • ・宅配買取
  • ・出張買取

店頭買取は、店舗にお越しいただき売却する方法です。査定無料・査定後のキャンセルも無料で、営業時間内であれば、予約不要でいつでもご利用いただけます。

宅配買取は、売却予定のアイテムを宅配便で送る方法です。

『買取むすび』から送られてくる宅配キットに詰めて発送するだけのカンタン2ステップで、お売りいただけます。もちろん、配送料や、キャンセル時の返送料も無料です。

出張買取は、鑑定士がご自宅にお伺いし、査定・買取する方法です。売却予定のアイテムがたくさんある場合や、外出する時間が取れない場合にも適しています。

まずは、友だち登録して画像を送るだけのLINE査定で、お手元のロレックスの査定額をチェックしてみてはいかがでしょうか。

まとめ:ロレックスの資産価値はモデルによって差が大きくなる予想

コロナ禍を背景に起きたロレックスの暴騰・暴落は、2025年現在は落ち着きを取り戻しています。

一方で、モデルによる価格差が鮮明になってきました。お手元のロレックスは、予想以上に価値が高まっている可能性もあるため、ぜひ一度査定依頼をしてみてください。

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