その金製品もしや偽物?本物との見分け方や信頼できる買取業者を選ぶポイントを解説

「持っている金製品が偽物ではないかと不安」
「刻印がなくても本物か確認できる方法を知りたい」
このような悩みはありませんか。
金製品には、稀に純度を偽った偽造品が存在します。その場合、査定時に思ったほどの金額にならなかったというケースも少なくありません。
持っている金製品が本物かどうか、自宅で簡単に判別できればと思う方もいるでしょう。
そこで、本記事では、以下の内容について解説します。
<この記事でわかること>
- ・金製品でよくある偽物の種類
- ・偽物か本物かを判別する方法
- ・信用できる査定先を選ぶ際のポイント
お手持ちの金製品が本物か知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
金製品は大きく3つに分類される
金製品は、大きく分けて以下3つの種類に分類されます。
金製品の種類 | 概要 |
純金 | 純度99.99%の金製品 |
合金 | 金と他の貴金属を混ぜ合わせた製品。混ぜる貴金属により、色味や強度を調整できる |
メッキ・金張り | 金を薄くまとわせる加工方法を用いた製品 |
一般的には、純金・合金・メッキ・金張りのいずれかに該当するものが「本物」とされます。メッキ・金張りを金製品の偽物と認識している方もいますが、正しくはどちらも本物です。
金製品の代表的な偽物3つ
金製品でよく見られる代表的な偽物の特徴は、以下の通りです。
- ・純度を偽ったもの
- ・メッキ・金張りの刻印を施していない
- ・部品の一部が金以外のもの
それぞれの特徴を解説します。
純度を偽ったもの
偽物のなかには、刻印と実際の純度が異なる製品があります。例えば「K18と刻印されているにもかかわらず、実際はK16」という商品です。
また、純度を偽ったものは、以降で解説する偽物の特徴と併用しているケースも見られます。
国内製は厳しい基準をクリアしているため純度の偽造はほぼありませんが、海外製には注意が必要です。
メッキ・金張りの刻印を施していない
メッキ・金張り製品を、純金・合金と偽っている偽物もみられます。
メッキ・金張り製品は、その性質を表すために以下の刻印が施されていますが、偽物の場合はその刻印がないため、純金・合金と間違ってしまうケースがあります。
また、刻印自体が義務ではないため、製品によっては刻印がない場合もある点は覚えておきましょう。
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金メッキ・金張りの刻印の種類
刻印 意味 GF・GP・GEP・HGE 金メッキ GE・GS・GR 金張り M・1M・ 3M・5M メッキ(金メッキの場合の例:K18 3M) 1/10・1/20 メッキ(金メッキの場合の例:1/10 K18)
貴金属は比重が異なるため、基本的には重量によって金メッキ・金張りかが判断できます。
しかし、なかには金と比重が酷似している「タングステン」という金属を本体に用いているものもあり、この場合は重さだけで判断するのが困難です。
部品の一部が金以外のもの
本体部分やチェーンには金が使用されているものの、小さなパーツで金以外の貴金属が使用されている偽物もあります。
アクセサリーなどによく見られる偽物の例では、「マルカン・留金」だけが金で作られており、あとはすべて本物のような場合もみられます。
本体部分には純度を表す刻印が施されていますが、すべてのパーツが刻印通りではないため、金製品としての価値が下がってしまいます。
刻印の種類と施されている場所
ほとんどの金製品には以下の刻印が施されており、その表記によって純度や製品の性質を判別できます。
なお、日本造幣局お墨付きの刻印には「1000分率」という表記が用いられており、日本国旗の横に数字が刻印されています。
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金の刻印の種類
刻印(カラット表記・1000分率) 純度 K24・999(旧記号は1000) 99.9% K22・916(旧記号は917) 91.6% K20・廃止(旧記号は835) 83.5% K18・750(新旧同じ) 75.0% K14・585(新旧同じ) 58.5%
刻印はとても小さく、なかには刻印が見つけられないという方もいらっしゃいます。そのような場合は、以下の表を参考にしてみてください。
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刻印が施されている場所
アクセサリーの種類 刻印の場所 ネックレス・ブレスレット 留金・ペンダントトップの裏・ペンダントとチェーンをつなぐ部品 指輪 リングの内側 イヤリング・ピアス 本体のどこか・ピアスの場合はキャッチにも 金貨・メダル 表面か裏面(千分率で刻印されているケースがほとんど) 金杯 底面
その他の金製品も、本体のどこかに刻印が施されています。
金製品を本物か見分ける方法
金製品を本物か見分ける代表的な方法は、以下の5つです。
- ・磁石を当てる
・色味で判断する
・重さを量る
・比重を量る
・【番外編】試金石を用いる
上記のなかには、刻印がなくてもある程度判別可能な方法も含まれています。刻印がなくて困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
磁石を当てる
金には、磁石に反応しないという特性があります。磁石を近づけて何も反応がなければ、純金と判断してよいでしょう。「K24・1000・999」の刻印があるにもかかわらず磁石に反応した場合は、合金またはメッキ・金張りの可能性があります。
ただし、金と同じように磁石に反応しない銀・錫(すず)が本体に使われている場合は、磁石での判別ができません。
磁石に反応しなかったが、どうしても疑わしいと感じる場合は、鑑定士に査定してもらうのがよいでしょう。
色味で判断する
金は、他の貴金属と混ぜることで色味が変化します。そのため、なかには色味で純金か合金かを判別できるケースも少なくありません。
特徴としては、純度が高ければ輝きの強い金色で、純度が下がるにつれて山吹色に近いオレンジ味が増えていきます。また、メッキの場合は輝きとは違うテカリが見られる傾向です。
重さを量る
金貨の場合、本来の重さを把握していれば、重さを量るだけである程度偽物かが判断できます。金貨の偽物は、金の純度を偽っているものがほとんどのためです。
摩耗による重量の変化は0.1g程度のため、それ以上の誤差があった場合は偽物と判断してよいでしょう。
比重を量る
比重とは、1立方センチメートルあたりの質量です。純金や合金の場合、比重を用いて偽物かを判断できます。自宅で簡単にできる比重の計測方法は以下の通りです。
- ①水が入った容器ごとスケールで量る
- ②対象の品をヒモなどでくくり、底につかないよう
- ③水の中に入れる
- ④品物が入った状態の容器の重さを量る
- ⑤「①の重さ÷③の重さ」を計算
算出した重さが刻印の純度と合致した場合、お手持ちの金製品は本物と判断できます。金の純度による比重は以下の通りです。
純度 | 比重 |
K24(24金) | 19.13~19.51 |
K18(18金) | 14.84~16.12 |
K14(14金) | 12.91〜14.44 |
比重を用いた偽物の判別方法は、以下のページでさらに詳しく解説しています。気になる方はぜひ読んでみてください。
【番外編】試金石を用いる
最後に試金石を用いる方法を解説します。試金石とよばれる特殊な石に金製品をこすり、その跡で金可動化を判断する方法です。メッキ・金張りの場合は、こすっただけで本体が剥き出しになるため、この時点で見分けられます。
ただし、メッキのなかには金の層を厚くしている製品もあります。この場合、一度では判別できないため、塗装だけで純金と判断してしまわないか注意が必要です。
また、そもそも試金石は素人での判別が難しく、試金石自体を購入しなければならないため費用もかかります。品物を傷つける前提の判別方法なため、アクセサリーなどの宝飾品は価値が下がってしまう点にも注意が必要です。
確実に判別するためにはプロに依頼しよう
金製品が本物か偽物かを確実に判断するためには、プロに依頼するのが一番確実です。プロとは、貴金属やブランド物の査定を専門とした鑑定士を指します。鑑定士であれば、持ち得る知識と経験を活用し、金製品の価値を正しく判別してくれます。
お近くに信頼できる買取専門店がある場合は、品物を持っていき鑑定してもらうのもよいでしょう。
『買取むすび』には、腕の確かな熟練の鑑定士が在籍しています。刻印がない金製品などの買取実績も豊富です。1つひとつ丁寧に査定し、他社よりも高く買い取れるように尽力しています。
お手持ちの金製品が本物か確認したい方、金製品をなるべく高く売りたい方は、ぜひ『買取むすび』をお試しください。
信頼できる査定先を選ぶポイント3つ
大切な金製品を鑑定してもらうためには、信頼できる査定先を選ぶ必要がありす。信頼できる査定先を選ぶためのポイントは以下の3つです。
- ポイント①買取実績が豊富
ポイント②実店舗がある
ポイント③手数料が発生しない
それぞれ解説します。
ポイント①買取実績が豊富
金製品を査定してもらう際は、買取実績が豊富な会社を選ぶようにしましょう。買取実績が豊富な業者は、経験によって蓄積されたノウハウで、正しい価値を査定してくれるためです。
反対に、実績の少ない業者は経験が浅い可能性があります。査定が難しい品物の際に、本来の価値よりも低く見積もられるかもしれないため、買取実績は必ずチェックしましょう。
ポイント②実店舗がある
金製品を査定してもらう先は、実店舗がある業者を選びましょう。近年は店舗を持たずにネット上のみで営業している買取業者も多くありますが、トラブルが発生した際に連絡が取れないなどの事態に発展してしまう危険性があります。
その点、実店舗がある業者は対面でのやり取りが可能です。トラブルの際も来店すれば必ず対応してもらえるため、連絡が取れなくなるという心配が必要ありません。
ポイント③手数料が発生しない
査定時の手数料も大切なポイントです。金製品が本物かどうかを査定する場合は、できるだけ手数料の発生しないところを選びましょう。手数料が発生しない買取業者は、お客様の負担軽減に努めている企業の可能性が高いためです。
『買取むすび』では、査定に対して手数料いりせん。どんな状態の金でも無料で査定いたします。『買取むすび』の買取査定に関して詳しく知りたい方は、以下のページから詳細を確認いただけます。
『買取むすび』で金を査定・買取する方法
『買取むすび』では、金の査定・買取を大歓迎しています。以下3つの査定方法に対応しているため、自分の都合に合わせて査定・買取が可能です。
- ・店頭買取
・出張買取
・宅配買取
それぞれ解説します。
店頭買取
店頭買取とは、『買取むすび』へ直接来店していただき、その場で査定する方法です。鑑定士から直接結果を聞けるため、「なぜその金額になったのか」を納得いくまで確認したい方に向いています。
キャンセル料も一切発生しません。刻印のない物・純度のわからない物でも査定可能です。自宅にある金製品が本物かを知りたい方は、ぜひ店頭買取をご利用ください。
出張買取
『買取むすび』の鑑定士が自宅へお伺いし、金製品を直接査定する方法です。玄関先での査定にも対応しているため、「近くに店舗がないけれど、自宅にあがってもらうのも気が引ける」という方に向いています。
出張料・手数料は完全無料です。店舗に行く時間がない方は、ぜひ出張買取をお試しください。
宅配買取
宅配で金製品を査定する方法です。時間・場所に関係なく査定依頼できるため、お店が近くにない方、店舗の営業時間内に来店できない方などにおすすめです。ご希望があれば品物を送る際の宅配キットも『買取むすび』の方で用意するため、負担も軽くすみます。
1点からでも利用できるため、お気軽にお試しください。宅配買取は以下のボタンから申し込み可能です。
金製品を本物か確かめたいなら買取実績が豊富な『買取むすび』へおまかせ
金製品を本物か確かめたい際には「刻印を確認する・磁石を当てる・色味で判断する・重さを量る」などの方法が有効です。試金石を用いる方法もありますが、対象物を傷つけるのが前提なため、装飾品の場合は価値がなくなってしまう可能性があります。
確実に金製品が本物か確かめたい場合は、鑑定士に査定してもらうのがおすすめです。
『買取むすび』では、熟練の鑑定士が一つひとつ丁寧に査定いたします。査定に際する手数料は完全無料で、1点からでもよろこんで対応いたします。
本物かどうか不安な金製品をお持ちの方は、ぜひ『買取むすび』をご利用ください。近くの『買取むすび』は、以下のボタンから確認可能です。