ロレックスの保証書の役割は?有効期間や保証内容・再発行について解説
「ロレックスの保証書は何のためにある?」
「有効期間や保証内容が知りたい」
このような疑問はありませんか?
新品のロレックスを購入すると5年間有効の保証書が付属しますが、中古品であっても商品によっては保証書が付いています。
保証書は商品の品質を保証するものですが、その役割について詳しくない方も多いのではないでしょうか。
今回は、保証書の有効期間や保証内容・再発行について解説します。
<この記事でわかること>
- ●保証書の役割
- ●有効期間・保証内容
- ●再発行は可能か
- ●保証書の有無による買取額の違い
保証書の有無で、売却時の買取額も変わります。お手持ちの時計の修理や売却を考える方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ロレックスの保証書(ギャランティカード)の役割とは
保証書は「ギャランティカード」と呼ばれ、商品が本物である証明になります。以前は紙製の書類でしたが、2007年からカードタイプに変更になりました。保証期間内の品質を担保するものであるため、修理や売却する際に重要になります。
正規代理店で修理を行う場合は、保証書の提示を求められます。保証書を失くすと修理の対象にならないため、大切に保管しましょう。
また、売却時は商品の価値を判断する材料になり、保証書の有無で買取額が変わる場合もあります。付属品は可能な限り残しておくのが、高価買取の鉄則です。
次項からは保証書の期間や内容・再発行について解説します。
ロレックスの保証書の有効期間
正規代理店で購入した場合の保証期間は5年間です。2016年以前のメーカー保証は2年間でしたが、現在は延長されています。
他のブランド時計と比較してロレックスの保証期間は、長く設定されています。例えば、有名人も愛用するZENIS(ゼニス)や日本時計の代表であるグランドセイコーの保証期間は3年です。保証期間を2年から5年に延長したのは、ロレックスの自信の表れでしょう。
なお、正規代理店では購入した日付が記載されますが、並行輸入店では海外で商品を買い付けた日が記載されます。並行輸入店で購入する場合、すでに保証期間が開始された商品を買うことになります。購入する店舗によって保証の残り期間が異なるため注意が必要です。
ロレックスの保証書の保証内容
保証期間中は、正常の使用で内部機械が破損・故障した場合でも無料で修理やメンテナンスを受けられます。
ただし、ロレックス公式サイトによると以下の場合は保証の対象になりません。
- ●通常の使用による消耗(特に非金属製ブレスレットやストラップ)
- ●紛失
- ●盗難
- ●誤った使い方による故障
- ●純正部品・付属品以外の使用
ロレックスは購入から5年間、正常に時計が動くことを保証していますが、消耗品の交換は保証の対象外です。また、紛失・盗難は修理する時計本体がないため保証の対象になりません。
乱暴に使ったり改造したりすると保証を受けられないため、愛情をもって大切に使いましょう。
ロレックスの保証書の再発行は可能?
保証書の発行は1つの時計に対して一度きりであり、いかなる場合も再発行できません。保証書には、製品の型番・シリアル番号・購入日が記載されています。再発行をゆるせば不正に利用される危険があり、商品が本物である証明になりません。
第三者の不正使用や保証書の内容改ざんを防ぐための措置です。
そのため保証書の名義変更もできません。また、中古品は個人情報保護のため名前の欄を塗りつぶして販売されます。
海外で買い付けた並行輸入品は購入者の欄が、店舗名になっている場合もあります。
【年代別】ロレックスの保証書は4種類
ギャランティカードは年代によって種類が異なります。以下の4つに分かれます。
- ●現行
- ●1世代前
- ●2世代前
- ●紙製
それぞれの特徴を解説します。
現行
現在使われている保証書はグリーンを基調としたカードで、2020年からデザインが更新され現在の形になりました。
カードは全体が深みのある緑色で、ゴールドの王冠マークが印象的なデザインです。カードの周りに金の縁取りが施され、高級感を演出しています。
カード裏面には型番・シリアル番号・購入日が記載されており、前の世代にはなかったICチップで情報管理をしている点も特徴です。スマホアプリを起動してカードをスキャンすると公式ホームページが表示されます。
また前世代の保証書と同様に、ブラックライトを当てると偽造防止用のホログラムが浮かび上がります。
1世代前
1世代前は緑と白のカラーでした。2013〜2020年まで使用されたデザインで現行のカードより馴染みのある方は多いのではないでしょうか。
表面は白をベースにしながらサイドが緑色のおしゃれなデザイン。型番・シリアル番号・ブレスや文字盤が記載されています。
裏面には、国番号・購入した店舗・購入者・購入日が記載。
現行カードと同様に、表面の左上部にブラックサイトを当てると、偽造防止ホログラムが表示されます。
2世代前
濃いグリーンのカードで、2007年~2013年まで使用されていました。表面には国番号・型番・シリアル番号・商品名が記載されています。裏面の情報からは、購入した店舗・購入者・購入日を把握できます。
紙製との違いは商品名が表記されるようになった点です。また、ブラックライトを当てるとホログラムが現れる偽造防止対策は、2世代前の保証書から初めて実施されました。
紙製
1980年代〜2006年までは紙製の保証書が使用されていました。記載内容は、シリアルナンバー・型番・国番号・購入者・購入日・購入した店舗です。
購入店のスタンプやシリアルナンバーのシールが貼られています。これらの情報をもとにロレックスの詳細を把握できます。
保証書の有無による買取額の違い
保証書がある商品は買取額が高くなりやすい傾向です。保証書の有無で買取額に、数万円から数十万円の差がでる場合があります。
また買取を依頼するモデルによっても買取額に違いがあります。買取額の差は以下の通りです。
商品名 |
買取相場(保証書あり) |
買取相場(保証書なし) |
デイトナ (ref.116520) |
約330万円 |
約300万円 |
GMTマスターⅡ (ref.126710BLNR) |
約245万円 |
約225万円 |
デイトジャスト (ref.16334) |
約102万円 |
約95万円 |
デイトジャスト (ref.79174) |
約36万円 |
約33万円 |
オイスターパーペチュアル (ref.176200) |
約32万円 |
約30万円 |
なお、上記はあくまで例であり、商品の状態や査定に出すタイミングによって異なります。
参考記事:ロレックスは買ってすぐ売ると違法?タイミングや方法を知ろう
『買取むすび』なら保証書なしのロレックスも買取可能
本記事では、ロレックスの保証書の役割や有効期間・保証内容を解説しました。
保証書は修理依頼をする際に必要な付属品です。再発行はできないため、紛失には十分注意しなければなりません。また、本物を証明する担保になるため、保証書の有無によって買取額が変わります。
保証書なしでは買取を受け付けていない業者もありますが『買取むすび』なら買取可能です。
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