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【有田焼の名跡】酒井田柿右衛門は何代目の評価が高いのか?代表作や高く売却するコツを解説

「酒井田柿右衛門は、何代目の価値が高いのか知りたい」

「柿右衛門の花瓶を売却したいが、高く売るコツが知りたい」

このように考えてはいませんか。

日本で最も有名な焼き物の一つ・有田焼の中でも、特に著名な酒井田柿右衛門は、江戸時代から連綿と引き継がれる名跡です。

本記事では、歴代の柿右衛門作品において何代目の評価が高いのかを紹介し、代表作と買取相場もあわせて解説します。

所有している磁器を高く売るコツもわかるため、ぜひ最後までご覧ください。

酒井田柿右衛門(さかいだかきえもん)|380年以上の歴史を誇る有田焼の名跡

酒井田柿右衛門は、有田焼の伝統を継承する陶芸家の名跡であり、江戸時代から続く格式ある窯元です。本章では、柿右衛門の作品が持つ特徴を解説します。

  • ・特徴①|柿右衛門様式の生みの親
  • ・特徴②|国内外から評価される文化的価値

一つずつ、見ていきましょう。

特徴①|柿右衛門様式の生みの親

1596年(慶長元年)に筑後地方(現在の福岡県)に生まれた初代柿右衛門は、1635年ごろに有田に移り、陶芸に従事しました。

1640年代には赤絵磁器の焼成に成功し、1670年代には「柿右衛門様式」と呼ばれる磁器の作風を確立したと伝わります。

柿右衛門様式の主な特徴は以下のとおりです。

  • ・乳白色の素地(濁手・にごしで)に施された繊細な色付け
  • ・余白を十分に残した明るく絵画的な構図
  • ・初期は赤、その後は赤・青・緑・黄・金の5色の彩色を基本とした絵付け

柿右衛門窯だけでなく、他の窯元でも柿右衛門様式を踏襲した作品が製造されています。様式を継承しつつ、独自のアレンジを加えて高い評価を得ている作品も見られます。

柿右衛門は窯元として作品を発表する一方、一つの様式を確立したことで、陶芸文化の発展に寄与しているのです。

特徴②|国内外から評価される文化的価値

柿右衛門様式は、日本国内のみならずヨーロッパの王侯貴族にも高く評価され、マイセン窯などでも模倣されるほどの人気を博しました。

世界的な人気を得た柿右衛門ですが、長い歴史の中では、濁手の技術が失われた時期がありました。

しかし、12代目柿右衛門の尽力により復活し、その技術はさらなる高みへと向かいます。

柿右衛門窯の製陶技術は、1971年に国の重要無形文化財の総合指定、2001年には14代柿右衛門が人間国宝に認定されるに至り、日本の陶芸文化を代表する存在となりました。

現在、柿右衛門は15代目が襲名しており、380年以上にわたる歴史を守りながら新たな作品を生み出しています。

陶器と磁器の違いなども知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

柿右衛門は何代目の評価・価値が高いのか?

柿右衛門の作品は、どの代においても高い価値が付く傾向にありますが、特に以下の代における作品は市場で高く評価されています。

  • ・初期柿右衛門|濁手を確立し日本初の上絵付けに成功
  • ・12代柿右衛門|濁手を復活させ柿右衛門窯の存続と発展に尽力
  • ・14代柿右衛門|伝統を守りながら現代的要素を取り入れた人間国宝

初期の柿右衛門から見ていきましょう。

初期柿右衛門|濁手を確立し日本初の上絵付けに成功

初期柿右衛門の功績であり、最大の特徴ともいえるのは、独自技法である「濁手(にごしで)」の確立です。

濁手は、佐賀地方の方言で米の研ぎ汁を「濁(にごし)」と呼ぶのに由来します。

米の研ぎ汁のような乳白色の地肌に、赤を基調とした上絵を焼き付ける「柿右衛門様式」は、日本で初めて上絵付けに成功したものとされています。

濁手は一技法の枠を超え、焼き物の歴史・文化にも大きな影響を与えました。

初期の柿右衛門(初代~4代)は、全て極めて高い技量を持っていたとされ、国際的にも高い評価を受けています。

初期柿右衛門の作品は、オランダ東インド会社(VOC)によってヨーロッパに大量に輸出されました。

各国の王侯貴族に珍重され、マイセン窯などで模倣品が作られるほどの人気を博したと記録されています。日本に陶芸の技術を伝えた中国にも、柿右衛門は影響を及ぼしました。

影響力の強さは、中国を代表する名窯である景徳鎮窯(けいとくちんよう)において類似の作品が作られていたことからも推測できます。

技術力の高い初期柿右衛門の中でも、初代は濁手を確立した功績が大きく、作品も希少性があるため、市場に出れば高額での取引が期待できるでしょう。

12代柿右衛門|濁手を復活させ柿右衛門窯の存続と発展に尽力

18世紀に入ると技術の難しさや中国磁器の参入による市場競争の激化によって生産量が減少し、濁手の技術が失われます。

さらに江戸後期、ヨーロッパへの輸出が途絶えたことで有田焼は低迷します。時代のうねりに翻弄されつつも、柿右衛門窯の復興を志したのが11代柿右衛門でした。

そして、11代の意思を継いだ12代が、息子である13代と共に酒井田家に伝わる土合帳や赤絵之具覚などの古文書を解読し、途絶えていた濁手を1953年に復活させました。実に、約250年ぶりのことです。

有田の泉山陶石を使用するなど材料へのこだわりを持つ12代は、近代柿右衛門を代表する名工として知られます。

写生に基づいた花鳥文は非常に評価が高く、「濁手芙蓉文瓶」や「色絵花鳥文大皿」などの代表作を残しています。

また、大正初期の経済的な困難を乗り越え、染錦の食器生産を主としながらも、伝統的な柿右衛門様式の復興に情熱を注ぎました。

12代・13代の功績により、1971年には柿右衛門(濁手)が国の重要無形文化財として総合指定されています。

14代柿右衛門|伝統を守りながら現代的要素を取り入れた人間国宝

14代柿右衛門は、2001年に重要無形文化財「色絵磁器」の保持者(人間国宝)に認定された名工です。

伝統を守りながらも現代の生活空間に調和する洗練された作品を多く生み出しました。14代作品の特徴は以下の通りです。

  • ・伝統的な柿右衛門様式を踏襲
  • ・余白を活かした大胆なデザイン
  • ・赤以外にも黄・緑・青・紫などを活かした色彩表現
  • 写生に基づく現代的な画風の導入

14代は国内外で高い評価を受け、サンフランシスコ市長から名誉市民号を贈られるほど国際的にも広く認知されています。

また、大学で教鞭をとるなど後進の教育にも力を注ぎ、柿右衛門製陶技術保存会の会長として、伝統技術の保存と育成に尽力したことでも知られます。

柿右衛門で有名な作品は?

柿右衛門の作品は、時代を超えて高い評価を受け続けています。

2024年10月から2025年6月にかけて、「日常の中の柿右衛門」と題された展覧会が東京・パリ・ニューヨークで順次開催されるなど、国内外での人気は今も健在です。

 

柿右衛門の代表作

柿右衛門の代表作として知られる作品を以下の表で解説します。

  • 柿右衛門の代表作と特徴

    作品名

    特徴

    濁手三方割花瓶

    (にごしでさんぽうわりかびん)

    胴を3等分し、それぞれ異なる文様を施した花器。濁手素地が特徴で、高値で取引される

    濁手花鳥文花瓶

    (にごしでかちょうもんかびん)

    花鳥画を施した花瓶。赤を基調としつつ、青や緑を取り入れた品のある色彩と非対称の構図が特徴。

    濁手芙蓉文瓶

    (にごしでふようもんへい)

    12代柿右衛門の代表作。濁手と上絵付けのコントラストや余白を活かした構図が特徴的。

    濁手菊文鉢

    (にごしできくもんはち)

    14代柿右衛門による作品。現代の生活空間にも調和する洗練されたデザインで高い評価を受ける。

 

 

所有している柿右衛門の買取価格が知りたい方は、気軽に『買取むすび』の無料査定を受けてみてください。

柿右衛門を見分けるためのサインとは?

柿右衛門様式とは、濁手技法を用いた伝統的な作風ですが、他の窯元でも類似の作品が作られています。

また、市場には精巧な贋作も流通しており、真贋を見極めるためには作品の「サイン」に注目することが重要です。

柿右衛門のサインには、時代や作品の種類によって様々な形態があります。

  • ・初代~11代|中国陶器の影響を強く受ける
  • ・12代以降|角福ではなく自分の名前を記入
  • ・13代以降|本人作と窯作(工房作)の違いが明確に

一つずつ、見ていきましょう。

初代~11代|中国陶器の影響を強く受ける

初期の柿右衛門作品では、中国陶器の景徳鎮から影響を受けたとされる「福」の字を用いたサインが多く使用されていました。

また、7・8代目の頃には「角福」と呼ばれる四角の中に「福」の字を記したサインが一般的になり、11代柿右衛門まで受け継がれました。

12代以降|角福ではなく自分の名前を記入

12代以降、柿右衛門のサインは大きく変化します。

12代は、角福ではなく自分の名前を記入し始めます。13・14代は、それぞれ特徴的なサインがあり、一見して誰のものか判断できるようになりました。

13代以降|本人作と窯作(工房作)の違いが明確に

13代以降は、サインの形式が変化し、以下のように本人作と工房作の識別が明確になりました。

  • ・本人作:銘が刻まれていないことが多く、技術と作風で価値が判断される
  • ・窯作(工房作):染付で「柿右衛門」と記された銘が入る

伝統技法の高度な習熟により、真の柿右衛門作品に銘は不要とする考えに基づくとも言われます。本物かどうか判断するには「共箱(ともばこ)」の有無も重要です。

共箱は作品を納めるための箱で、通常桐で作られ、作品の製作者や作品名、作者の印が押されます。高価な作品には共箱が付属するため、作品の真贋を見極める判断材料になるのです。

柿右衛門に代表される「磁器」を高く売る4つのコツ

そのままでも高い価値が見込める柿右衛門は、以下のコツを押さえておけばより高く売却できる可能性が高まります。

  • ・保管場所と取り扱いに注意する
  • ・付属品を捨てずにとっておく
  • ・過度に手を加えず状態を維持する
  • ・買取実績が豊富な買取業者を選ぶ

なお、磁器だけでなく陶器を高く売るコツも知りたい方は、以下を参照してください。

磁器を高く売るコツを一つずつ見ていきましょう

保管場所と取り扱いに注意する

磁器を高く売るためには、磁器の状態を損なわないことが特に大切です。欠けやヒビがあると査定額が大きく下がるため、以下の点に注意しましょう。

  • ・直射日光を避け、湿気の少ない場所に保管する
  • ・温度変化の激しい場所は避ける
  • ・衝撃に弱いため、落下やぶつけに注意する

特に花器や壺などの大型磁器はむき出しで飾るケースが多いため、取り扱いに注意が必要です。

付属品を捨てずにとっておく

共箱、栞、鑑定書などの付属品は、磁器の価値を証明する重要な要素でもあるため、捨てずに保管しておきましょう。

共箱は、作品の真贋を証明する判断材料になります。

栞は作品の説明書で、作者や製造地・製造年代などが記されているケースがあります。鑑別書が付属していれば、さらに査定アップにつながる可能性があるのです。

過度に手を加えず状態を維持する

売却する磁器に破損や汚れがあっても、自分で修理や清掃するのは避けましょう。

ヒビが入っていたり、欠けていたりすると磁器の価値は下がります。しかし、無理に手を加えると、破損がさらに広がるリスクもあります。

磁器は非常にデリケートなため、お手入れする場合も、柔らかい布で軽く拭く程度にとどめるのが無難です。

買取実績が豊富な買取業者を選ぶ

柿右衛門の作品を売却する場合、買取実績が豊富で、専門知識を持つ鑑定士がいる店を選びましょう。

前述どおり、偽物も出回っているため、経験豊富な鑑定士でなくては適正な査定が難しいためです。

また、複数の買取業者に査定を依頼し、価格を比較するのも効果的です。

複数の業者に見積もりを取れば、その作品のおおよその価値がわかるため、一社のみより売却先を決めやすいメリットもあります。

業者の選定には、カスタマーレビューも参考にしてみるとよいでしょう。

買取業者は査定アップのキャンペーンを行っている場合があります。ホームページをチェックして、ぜひ活用してみてください。

『買取むすび』では、2点以上まとめて査定するとおまとめ査定が適用になり、査定額がアップします。

例えば磁器製の花器と不要な金製品を一緒に出すことで、合計の査定額に上乗せした金額で売却できる可能性が高まります。

品目の組み合わせは自由のため、ぜひ検討してみてください。

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【柿右衛門を売却するなら】買取専門店の選び方が重要な理由

柿右衛門を売却するために買取専門店を選ぶ際は、以下の点を考慮するのがおすすめです。

  • ・陶器・磁器の買取実績が豊富
  • ・専門知識を持つ鑑定士が在籍
  • ・査定料や手数料が無料
  • ・複数の買取方法(店頭・宅配・出張)を提供している

磁器の査定には、鑑定士の経験値が必要なため、必ず買取実績を確認し、どの程度磁器の取り扱いがあるか確認するのがよいでしょう。

『買取むすび』は著名な作家ものから、作成者が不明な陶磁器・骨董品など数多く取り扱っています。

割れてしまったり、目立つ汚れが付いてしまったりしていても、驚くような査定が付く場合もあるため、捨てずにぜひお持ちください。

査定無料、査定後のキャンセルも無料なため、手軽に利用できるのもポイントです。

予約不要の店頭買取、宅配キットに詰めて送るだけの宅配買取、鑑定士がご自宅にお伺いする出張買取から、お好きな方法をお選びください。

『買取むすび』における骨董品の買取実績は、以下のボタンから確認できます。

まとめ:酒井田柿右衛門の買取は『買取むすび』におまかせ

有田焼の名跡として名を馳せる柿右衛門の作品は、国内外問わず非常に人気があります。柿右衛門は一点もののため、価値を知りたい場合、査定依頼してみるのが確実です。

ぜひお近くの『買取むすび』の店舗に足を運んでみてください。

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