執筆:
買取むすび 編集部
【旧日本軍の勲章一覧】種類別の買取相場や価値が高い勲章の特徴を紹介
「戦争の勲章に価値はあるの?
「旧日本軍の勲章はいくらで売れる?」
このような疑問はありませんか。
戦争で授与された勲章には希少性が高く、高額で取引されるものがあります。しかし、勲章の種類や価値の高さがわからず売却するべきか迷っている方もいるでしょう。
本記事では、勲章に価値がある理由や種類別の買取相場・価値が高い勲章の特徴を解説します。ぜひ、参考にしてみてください。
目次
戦争の勲章の価値を決める5つのポイント

戦争での功績を認められ授与される勲章の価値は、以下のポイントによって総合的に決まります。
- ・希少性が高い
- ・保存状態が良い
- ・付属品が残っている
- ・歴史的価値がある
- ・コレクターに需要がある
ひとつずつ見ていきましょう。
希少性が高い
勲章には複数の等級があり、等級が高いほど授与される者も限定されるため希少性が高まります。
例えば、旭日章は、最上位の旭日大綬章から単光旭日章まで6等級に分かれており、金鵄勲章は功一級から功七級まで等級が定められています。
等級の最上位と最下位を比較すると、100倍ほど価値の差が出ることもあるのです。
等級が高い勲章ほどコレクターからの需要も高まるため、高額で取引される場合があります。
保存状態が良い
勲章の保存状態も価値を決める重要なポイントです。傷・サビ・リボンの色あせやほつれがない美品は高く評価されます。
ただし、汚れや傷を取りのぞくための無理な手入れは禁物です。
勲章の状態を悪化させる場合があるため、多少の汚れや傷があってもそのままの状態で査定に出したほうがよいでしょう。
付属品が残っている
授与時に付属していた品物が残っているほど、価値が高くなります。勲章の付属品の例は以下のとおりです。
- ・桐箱
- ・勲記
- ・略綬…など
オリジナル付属品が揃っていると、その勲章の信憑性と来歴を証明でき、コレクターの関心が高まります。
箱の有無だけで価値が大きく変動するほど、重要なポイントです。
歴史的価値がある
歴史的な経緯が背景にある勲章も、中古市場での価値が高くなります。
例えば、戦時中に軍人を称えるために授与された金鵄勲章(きんしくんしょう)が該当します。
また、金鵄勲章は1947年に廃止されて現存数が限られているため、希少性の面でも高い価値がつきやすい傾向です。
コレクターに需要がある
勲章は国内外ミリタリーコレクターに需要があるジャンルです。
希少性高い勲章は高額で取引され、特に旧日本軍関連のものは人気があります。
また、以下のような重要人物が受賞された勲章であれば、コレクター需要が高まり、プレミアが付く場合もあります。
- ・東郷平八郎(元帥海軍大)
- ・山本五十六(元帥海軍)
- ・山本権兵衛(海軍大将)
- ・山縣有朋(元帥陸軍大将)
- ・川村景明(元帥陸軍大将)
- ・乃木希典(陸軍大将)
日本で授与される勲章の種類と買取相場

勲章は国に対する功績や公共への貢献に応じて贈られる栄誉の証です。ここでは、日本で授与される勲章の種類を紹介します。
- ・大勲位菊花章(だいくんいきっかしょう)
- ・瑞宝章(ずいほうしょう)
- ・文化勲章(ぶんかくんしょう)
- ・旭日章(きょくじつしょう)
- ・宝冠章(ほうかんしょう)
- ・金鵄勲章(きんしくんしょう)
それぞれ見ていきましょう。
※以降で紹介する買取相場は『買取むすび』での査定額を保証するものではありません。実際の買取価格は、勲章の種類や状態など、さまざまな要因で変動します。あくあでも一般的な相場として参考にしてみてください。
大勲位菊花章(だいくんいきっかしょう)
大勲位菊花章は日本における最高位の勲章です。皇族や政治家などに授与され、過去には伊藤博文や山縣有朋などにも与えられました。
1876年に制定された大勲位菊花大綬章(だいくんいきっかだいじゅしょう)と1888年に制定された大勲位菊花章頸飾(だいくんいきっかしょうけいしょく)の2種類があり、位の上下はなくいずれも最高位の勲章です。
大勲位菊花大綬章は大綬(幅広の飾り帯)として、大勲位菊花章頸飾は首飾りとして身につけられます。
日本の国旗「日の丸」を象徴する光線と菊の花や葉をモチーフにしたデザインが印象的です。
授与される対象が限定的なため、市場に出回るケースはほとんどありません。
瑞宝章(ずいほうしょう)
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買取相場 |
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例:勲一等瑞宝章(現:瑞宝大綬章) |
〜300万円 |
瑞宝章は、公務や学術・産業・教育・福祉などの分野において、長年にわたって功績を残した人に授与される勲章です。
1888年に制定され、等級が高い順に以下の種類があります。
- ・瑞宝大綬章(ずいほうだいじゅしょう)
- ・瑞宝重光章(すいほうじゅうほうしょう)
- ・瑞宝中綬章(ずいほうちゅうじゅほう)
- ・瑞宝小綬章(ずいほうしょうじゅしょう)
- ・瑞宝双光章(ずいほうそうこうしょう)
- ・瑞宝単光章(ずいこうたんこうしょう)
古代の宝であった「宝鏡」を中心に大小16の連珠、四方または八方に広がる光線がデザインされています。
上位の等級であるほど市場価値も高まる傾向です。
文化勲章(ぶんかくんしょう)
文化勲章は、日本の文化・芸術の発展に大きく寄与した人物に授与される勲章です。
芸術家・作家・学者などが主な受章者で、毎年文化の日(11月3日)に授与式が行われます。2024年には漫画家のちばてつささんなど7名の方が受章しました。
橘の五弁の花をモチーフしたデザインが三つ巴の曲玉を含んだ円を取り巻くように配置されており、鈕(ちゅう:章と綬の間にあるもの)にも橘の実と葉が採用されています。
常緑樹である橘は文化の永久性に通じるとして文化勲章のデザインに採用されたと言われています。
文化勲章は中古市場に出回るケースがほぼないため、相場が存在しません。そのため、売却を検討する際は、勲章の価値を正しく判断できる業者に依頼する必要があります。
旭日章(きょくじつしょう)
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買取相場 |
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例:勲二等旭日重光章(現:旭日重光章) |
〜10万円 |
旭日章は、国家や公共に対して顕著な功績をあげた個人に授与される伝統的な勲章です。
1875年に制定された日章を中心に光線(旭日)を放つデザインであり、鈕には桐の花葉が採用されています。
等級が高い順に以下の6つに分けられます。
- ・旭日大綬章(きょくじつだいじゅしょう)
- ・旭日重光章(きょくじつじゅうこうしょう)
- ・旭日中綬章(きょくじつちゅうじゅしょう)
- ・旭日小綬章(きょくじつしゅうじゅしょう)
- ・旭日双光章(きょくじつそうこうしょう)
- ・旭日単光章(きょくじつたんこうしょう)
過去の受章者に政治家や企業経営者などが名を連ねる名誉な勲章です。
宝冠章(ほうかんしょう)
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買取相場 |
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例:勲二等旭日重光章(現:旭日重光章) |
〜10万円 |
宝冠章は、1888年に瑞宝章とともに制定されており、現在は外国人に対する儀礼叙勲等、特別な場合に女性のみに授与される勲章です。
中心に古代の女帝の冠をイメージした宝冠、周囲に真珠・竹枝・桜の花葉がデザインされています。
宝冠章の種類は以下の6つです。
- ・宝冠大綬章(ほうかんだいじゅしょう)
- ・宝冠牡丹章(ほうかんぼたんしょう)
- ・宝冠白蝶章(ほうかんしろちょうしょう)
- ・宝冠藤花章(ほうかんとうかしょう)
- ・宝冠杏葉章(ほうかんきょうようしょう)
- ・宝冠波光章(ほうかんはこうしょう)
章と綬の間にある鈕には桐・牡丹・蝶・藤・杏・紋を採用しています。
金鵄勲章(きんしくんしょう)
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買取相場 |
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例:功一級金鵄勲章 |
〜100万円以上 |
金鵄勲章は、かつての日本で戦時中に軍人の武勲を称えるために授与されていた勲章で、功一級から功七級までの7等級があります。
1947年の「内閣官制の廃止等に関する政令」によって制度自体が廃止されました。そのため、現存する金鵄勲章はすべて戦前・戦中に授与されたものであり貴重な品物です。
デザインは鵄(とび)という猛禽類がモチーフとなっており、軍事的な威厳を象徴しています。コレクターからの需要が高く、状態が良いものや付属品が揃っている場合は、高額で取引される場合があります。
一覧で紹介|旧日本軍に関連する勲章

旧日本軍において戦功や実績によって以下の勲章が与えられました。
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旧日本軍に関連する勲章
勲章の種類
内容
大勲位菊花章
(だいくんいきっかしょう)
天皇から授与される最高位の勲章。
特に優れた功績をあげた者に授与された。
旭日章
(きょくじつしょう)
1875年に制定された日本の勲章の代表。
戦功や功績を残した軍人に授与され、勲一等から勲八等の等級が設けられていた。
金鵄勲章
(きんしくんしょう)
1890年に制定された旧日本軍のための特別な勲章。
金鵄(きんし)は日本神話の霊長で、勝利を象徴する存在。
日露戦争・日中戦争・太平洋戦争などで活躍した軍人に授与された。
従軍記章
(じゅうぐんきしょう)
戦地から帰還した軍人に与えられた記念章。
階級の上下や軍功の有無にかかわらず全ての従軍者に与えられた。
「昭和六年乃至九年事変従軍記章(満州事変・上海事変)」や「支那事変従軍記章(日中戦争)」などの種類がある。
軍への貢献度によって授与される勲章も異なりました。上記のうち、大勲位菊花章と旭日章は現在も制度が残っていますが、金鵄勲章や従軍記章は太平洋戦争の終了を期に廃止されています。
勲章の処分方法

「捨てるのはもったいない」「どのように捨てればよいのかわからない」という方は多いでしょう。勲章の処分に悩む方は、以下の方法がおすすめです。
- ・親類や知人に譲る
- ・寄付する
- ・買取店で売却する
それぞれ解説します。
親類や知人に譲る
勲章には贈られた方の功績や思い出が詰まっているため、捨てるのは忍びない方も多いでしょう。
捨てることに気が引ける場合は、親類や親しい知人に譲るという選択肢があります。
受章者と関わりの深い相手なら、思い入れのある品として大切に保管してくれる可能性が高いでしょう。
ただし、無理に譲ろうとするとトラブルになる場合もあるため、相手の了承を得たうえで丁寧に譲りましょう。
寄付する
勲章は寄付を受け付けている団体を通して換金し、社会に貢献する方法もあります。
勲章を捨てるのは気が引けるものの、保管し続けるのも難しい場合があるでしょう。
故人が残した大切な品だからこそ、適切に処分したいものです。
勲章を廃棄するのではなく、社会を良くするために使用されるなら故人も喜ぶのではないでしょうか。
買取店で売却する
勲章を処分する方法として、買取店への売却もおすすめです。
骨董品や記念品を取り扱う店舗では、勲章に関する専門知識を持った鑑定士が在籍しており、希少性や保存状態を適切に評価されます。
状態が良好で付属品も揃っている場合は、高値での買取が期待できます。
また、戦前の勲章や現在では廃止された勲章はコレクターの需要が高く、価値が付きやすい傾向です。不用意に処分する前に、まずは査定を依頼してみるとよいでしょう。
勲章を売る際の注意点

勲章を売却する際は、以下の点に注意しましょう。
- ・無理な手入れは避ける
- ・専門知識があるお店に持ち込む
上記のポイントに留意しない場合、買取価格が適正な価値より低くなる可能性があります。
無理な手入れは避ける
勲章の汚れやサビが気になる場合も、自分でお手入れをするのは避けましょう。
自己流の手入れによって、傷の発生や劣化につながり、価値が下がることがあるためです。
査定に出す際は、なるべく現状のままにしておくことが大切です。
専門知識があるお店に持ち込む
骨董品や勲章の知識が豊富な買取店に持ち込みましょう。
勲章は価値の判断が難しいアイテムのため、適正な判断をするためには専門の知識が必要となるためです。
骨董品や勲章に関する知識を持つ買取店であれば、適切な価値を判断してもらえます。
また、付属品や由来が分かる資料があれば、あわせて持参しましょう。
『買取むすび』は勲章の買取実績が豊富

『買取むすび』は戦時中の勲章をはじめ、骨董品の買取実績が豊富です。祖父が記念にもらった勲章、価値がわからない勲章などに思わぬ高値が付く場合もあります。
『買取むすび』では以下の3つの買取方法を用意しています。
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買取方法 |
特徴 |
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・店舗に直接来店 ・予約不要 ・即日現金手渡し ・査定無料・査定後のキャンセルも無料 |
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・無料の宅配キットで品物を郵送 ・送料は『買取むすび』負担 ・自宅にいながら査定・買取完了 ・近くに店舗がない、売りに行く時間がない人におすすめ |
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・鑑定士が自宅へ訪問し、査定・買取 ・出張料・査定料は無料で、査定後のキャンセルも可能 ・玄関先での査定も可能 |
より手軽に利用したい方は、品物を撮影してLINEで送るだけで、おおよその査定額がわかる「LINE査定」もおすすめです。
ライフスタイルに合わせて買取方法をお選びください。
【Q&A】勲章の買取に関してよくある質問

勲章の買取に関してよくある質問をまとめました。
- Q.偽物やレプリカの見分け方はありますか?
- Q.勲章の価値が下がることはありますか?
ひとつずつ回答します。
Q.偽物やレプリカの見分け方はありますか?
A.専門家以外の方が見分けるのは困難です。
勲章には、偽物やレプリカが存在します。レプリカ自体は悪いものではなく、趣味のアイテムとして流通しています。
偽物の場合は悪質で、勲一等のような価値の高い種類が多く流出しています。
勲章の真贋を判断するのには専門知識が必要で、一般の方であれば見分けがつきません。
そのため、買取を検討しているのであれば専門知識を持つ買取専門店に依頼するのがおすすめです。
Q.勲章の価値が下がることはありますか?
A.勲章の状態や付属品の欠品などによって価値が下がるケースはあります。
塗装剥がれ・割れ・リボン(綬)の汚れなどが見られると、美品の状態と比べて価値が下がります。
勲章を入れていた箱や賞状がない場合も同様です。
勲章を高く売るなら『買取むすび』へ

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