金インゴット購入時の注意点とは?本物と偽物を見極める5つのポイント

「金インゴットを購入するときの注意点はある?」

「金インゴットの偽物を見極めることはできるの?」

このように考えていませんか?

近年、金の高騰により世界中で金投資やインゴットに注目が集まる一方で、実際には詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?

今回は、金インゴットの定義や偽物の見極め方について紹介します。

金インゴットの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

<この記事でわかること>

  • ・金インゴットの定義
  • ・金インゴットを取り扱うブランド
  • ・偽物を確認する方法

金インゴットとは

金

はじめに金インゴットの特徴や定義を確認しておきましょう。

  • ・金インゴットの種類
  • ・厳格な規格基準
  • ・地金との違い

ひとつずつ紹介します。

金インゴットの種類

金インゴットは、取引可能な形状(バー状)に成形されたものを指します。「延べ棒」や「ゴールドバー」などと呼ばれ、金取引をするうえで一般的な形です。

インゴットにはメーカー名・重量・品位・シリアルナンバーなど、非常に重要な情報が刻印されています。

また、インゴットにはさまざまな重量のものが存在します。

重量

用途

1~20g

ペンダントなどのアクセサリーとして需要が高い。

50g~1kg

投資対象として人気が高い。

12.5kg(400トロイオンス)

ロンドンの金市場で使用される一般的な規格。

厳格な規格基準

金インゴットは投資対象として厳格な管理基準に則って製造・売買されています。インゴットの素材は、最高純度のK24(純金)です。

ジュエリーでは、一部他の金属を混ぜて強度を増したK18やK14の金が使用されますが、インゴットは混合金ではなく、純金であるK24が使用されます。

純金だけがインゴット素材として認められていますが、実際には100%の純度を持つ金を作り出すことは非常に困難です。

そのため、純度規定を満たさない商品の流通を防ぐために、金インゴットの規格は厳格に定められています

規定には、精錬する業者や品質保証する機関まで定められており、認定リストも存在し、条件を満たさないと、市場で金インゴットの取引を行うことはできません。

地金との違い

インゴットと地金は、どちらも金を精錬したものですが、それぞれ形状や用途において違いがあります。

インゴットは、精錬された金を棒状に成形したもので、取引や投資、貯蓄の目的で使用されています。

一方、地金は金を精錬して一定の形にしたものを指し、形状は問いません。

つまり、金の塊を地金と呼び、一般的には製品製造の原料として使用されています。

金インゴットのブランド

金

金インゴットには多くのブランドが存在します。ここでは以下のブランドを見ていきましょう。

  • ・日本のブランド一覧
  • ・海外のブランド一覧

それぞれ信頼できるブランドが多数あるため、確認しておくと良いでしょう。

日本のブランド一覧

日本で主なブランドは以下の通りです。

日本では純金を使用した信頼できるブランドが多くあるため、この中から購入するものを決めるのも良いでしょう。

海外のブランド一覧

続いて海外のブランドを確認していきましょう。

主な海外のブランド

インゴットブランド

イギリス

  • ・Johnson Matthey
  • ・Engelhard
  • ・Engelhard-CLAL

スイス

  • ・Argor S.A.
  • ・Argor-Heraeus S.A.
  • ・Valcambi S.A.
  • ・Metalor
  • ・PAMP
  • ・Swiss Bank
  • ・Credit Suisse

ドイツ

  • ・Degussa

オーストラリア

  • ・Golden West Refining
  • ・AGR Matthey
  • ・Perth Mint

カナダ

  • ・Royal Canadian Mint

海外製のインゴットには、既定の純度を満たさないものもあるため、表にあるような信頼できるブランドから購入すると良いでしょう。

金インゴットブランドを認定する場所

男性

金インゴットは、価値を維持し流通を確保するため、特定の組織により厳密な基準で認定されています。

信頼できる機関で認定されたブランドは品質が保証されるため、購入する際はぜひ参考にしてみてください。

主要な認定組織は以下の通りです。

  • ・『LBMA』(ロンドン貴金属市場協会)
  • ・『TOCOM』(トコム)

それぞれの認定機関を紹介します。

ロンドン貴金属市場協会(LBMA)

ロンドン貴金属市場協会(LBMA)は、世界的な金取引の中心地として知られているロンドンにあります。

LBMAが発行する「グッドデリバリーバー」に名前が記載されたリファイナー(精錬業者)が製造するインゴットは、品質と純度が保証されます。

東京商品取引所(TOCOM)

東京商品取引所(TOCOM)は、日本国内の貴金属取引の中心地であり、東京市場の基準に基づいて取引が行われています。

TOCOMではLBMAと同様に、リストに記載されたリファイナー(精錬業者)が製造するインゴットの品質と純度を保証しています。

偽物の金インゴットを見極める5つのポイント

ポイント

金インゴットは残念なことに偽物が市場に出回っています。

そのため、購入する際は注意が必要です。

しかし、以下の5つのポイントを押さえることで、偽物の金インゴットを見極めることが可能です。

  • ・刻印に記載の重量と1g以上の誤差
  • ・磁石につく
  • ・刻印の仕上がりが雑
  • ・無傷
  • ・アトK表記

それぞれのポイントを解説します。

刻印に記載の重量と1g以上の誤差

金インゴットは重量によって価値が決まります。そのため、重さの表記は重要な要素となりますが、記載された重量と実際の重量が1g以上異なるものは、偽物の可能性が高いため注意が必要です。

金は貴金属の中でも重い素材のため、表記よりも軽い場合は金以外の素材が混ざっている可能性があります。

磁石につく

純度の高い金は磁性を持たないため、磁石に引きつけられることはありません。

磁石につく金インゴットは他の金属と反応しているため、純金ではないと判断できます。

磁石を持っている場合は簡単に確認ができるため、試してみると良いでしょう。

刻印の仕上がりが雑

正規の金インゴットには、メーカー名・重量・品位・シリアルナンバーなどの重要な情報が刻印されています。

刻印が雑に表記されている場合や表記がない、不鮮明である場合は偽物の可能性があります。

無傷

純度の高い金は非常に軟らかいため、細かな傷が付きやすい特徴があります。

完全に無傷のインゴットは、他の金属でコーティングされている可能性があるため注意が必要です。

「アトK」表記

金の純度を示すK(カラット)表記が、数字のアトについている通称「アトK」には注意が必要です。

アジア諸国で製造されることが多い刻印ですが、実際の純度と異なる場合が多く見られています

すべての製品が偽物とはいえませんが、アトK表記の場合は他のポイントと合わせて確認しておくと良いでしょう。

これらのポイントを押さえ、偽物の金インゴットに注意しておくと、安心して金取引が行えます。

金インゴットは偽物に注意して購入しよう

金

今回は金インゴットのブランドや偽物の見極め方について紹介しました。

金インゴットの購入は、長期の投資や資産保全として非常に人気があります。しかし、価値の高さから市場に偽物が出回ることもあります。

そのため、慎重に品質を確認し、信頼できるブランドから購入することが重要です。金インゴットを購入する場合は、正しい知識を身につけて、偽物に騙されるリスクを減らしましょう

『買取むすび』では、金インゴットの無料査定を行っています。予約不要で無料査定が可能なため、鑑定が必要な場合はぜひご利用ください。

新着記事一覧

ご利用はこちらから

買取むすびなら今すぐ無料で査定します! 買取むすびなら今すぐ無料で査定します!

お気軽にご相談ください

0120-444-675

10:00〜19:00 年中無休

写真を撮って送るだけ!
キャンペーン配信中

LINEで
無料査定

査定と併せて
買取相談も受付中!

メールで
無料査定