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掛け軸は床の間以外に飾ってもいい?部屋を美しく彩る飾り方も解説

「掛け軸を手に入れたものの床の間がない」

「床の間以外の場所に飾ってもいいの?」

このように考えていませんか?

掛け軸といえば、伝統的に“床の間に飾るもの”というイメージがあります。

しかし近年では和室が減少し、床の間がない住まいも増えているため、リビングや玄関、書斎などに掛け軸を飾る方も少なくありません。

本記事では、掛け軸を床の間以外で美しく飾る方法や、お部屋の雰囲気に合った選び方を解説します。

また、掛け軸を長く美しい状態で保つ保管方法も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

掛け軸を飾る場所は床の間以外でもかまわない

結論として、掛け軸を飾る場所は床の間以外でもかまいません。最近では和洋折衷型の住まいが増え、床の間がない家庭も多く見受けられます。

客間やリビング、玄関など来客の目に触れやすい場所に飾ることで、品のある雰囲気を演出できるのです。

また、掛け軸には「おもてなしの心」が込められており、飾る場所を問わず訪れた人の目を楽しませ、心を和ませる役割を果たします。

床の間の掛け軸に意味はある?

掛け軸は、もともと格式のある床の間に飾られるもので、宗教的な意味や客人をもてなす役割を持っていました。

掛け軸が中国から伝来した当初、床の間は神様が宿る高貴な場所とされ、掛け軸は神様を拝むためのものと考えられていたのです。

また、掛け軸を飾ることで幸運を招くとされ、開運祈願や厄除けの願いを込めた書や絵を飾る風習が生まれました。

時が経つにつれ、宗教的な意味合いに加えて、美術品としての鑑賞価値が高まり、客人をもてなすための装飾としての役割も強まったのです。

このように、掛け軸は伝統的に床の間に飾られてきましたが、現代ではインテリアの一部として、リビングや玄関など自由な場所に飾るスタイルも広がっています。

次章では、お部屋の雰囲気に合わせた掛け軸の最適な選び方を紹介します。

【部屋別】掛け軸の選び方

掛け軸を選ぶ際は、床の間の大きさや飾るスペースに適したサイズ、部屋の用途などで選ぶことが重要です。掛け軸は、風水上の目的だけではなくインテリアとしての役割も担います。

本章では、掛け軸の選び方を部屋別に解説します。

  • 【和室】部屋の用途で選ぶ
  • ・【洋室】モダンな空間づくりを考えて選ぶ
  • ・【床の間】横幅に合わせて選ぶ

お部屋の雰囲気に適した掛け軸を見つけるための参考にしてみてください。

【和室】部屋の用途で選ぶ

床の間がない和室に掛け軸を飾る場合は、部屋の用途に応じたデザインを選びましょう。

客間であれば、華やかな四季の風景や著名な書道家の書など格調高い掛け軸を選択することでおもてなしの心が演出できます。

茶室であれば、和の風情が感じられるシンプルなモチーフや禅の心が表現されている書を選ぶと伝統的なわびさびの世界に触れられるでしょう。

いずれの場合も、部屋のサイズに合った大きさの掛け軸を選び、美しく見えるものを飾るのがポイントです。

【洋室】モダンな空間づくりを考えて選ぶ

掛け軸は、洋室にも調和します。和風の掛け軸を洋室に飾ると、和モダンな空間づくりが可能です。

シックな雰囲気を強調したければ、墨絵やモノトーンのアートを選択するのも1つの方法です。

近年では芸能人やアニメなどの掛け軸も制作されており、インテリアとして好む方もいます。デザイン次第でタペストリーのように手軽に飾れる点も、掛け軸の魅力です。

【床の間】横幅に合わせて選ぶ

床の間に掛け軸を飾る場合、床の間の横幅に合ったサイズを選ぶことが重要です。一般的な床の間の横幅は、1間約180cmと半間約90cmの2種類にわかれます。

推奨される掛け軸のサイズは以下表の通りです。

床の間の幅

掛け軸の推奨サイズ

1間

  • 尺五立(61×191cm)
  • 尺八立(71×194cm)

半間

  • 半切立(51×181cm)
  • 尺巾立(47×181cm)

最も見栄えの良いサイズは、床の間の横幅3分の1程度とされています。

ただし、掛け軸を選ぶ際は、横幅だけではなく縦の長さも確認が必要です。実際に壁に掛けた状態で畳に座り、美しく見えるかどうかを確かめましょう。

作品によって若干サイズが違う場合もあるため注意が必要です。また、床の間の下に窓や棚があると掛け軸が床についてしまう可能性があります。

その場合は、尺五横(61cm×142cm)や尺八横(71cm×136cm)といった長さが短い掛け軸を選択するか、「自在」と呼ばれる高さ調整の道具を活用するとよいでしょう。

床の間に掛け軸を飾る際に、風水の観点からよい絵柄や選び方が知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

掛け軸を飾る際に知っておきたいポイント

掛け軸を飾る際は、部屋ごとに知っておくと役立つポイントがいくつかあります。本章では、場所別に掛け軸を飾る際の飾りつけ方法や知っておきたいポイントを解説します。

  • ・和室の場合
  • ・洋室の場合
  • ・床の間の場合

特に床の間は古くからの伝統ある場所のため、掛ける手順や風水上飾ってはいけないアイテムなどがあるため注意が必要です。

和室の場合

床の間のない和室も、掛け軸を飾るだけで厳かで神聖な雰囲気が感じられるスペースに変化します。

掛け軸だけでも和の雰囲気を楽しめますが、ひと手間かけると本格的な床の間風スペースを演出できます。

まずは「板」または「低い台」を1つ用意しましょう。次に、用意した板または台を掛け軸の下に置き、周辺に花や壺など好きなアイテムを飾ります。

板や台の色は和室の雰囲気に合わせて決めると、部屋全体に統一感が得られます。ホームセンターなどで購入できる貼り付け式ウッドタイルを利用するのもよい方法です。

来客のもてなしを考えて、掛け軸を飾る場所は部屋の上座にしましょう。

洋室の場合

洋室に和の要素を加えるなら、和室のときと同様に床の間風のスペースを作ると和モダンな部屋が出来上がります。

掛け軸の下に小さな畳を何枚か置き、部屋の一部を和風にするのも掛け軸を飾るアイデアの1つです。

洋室は、和風の掛け軸だけではなく、さまざまなモチーフの掛け軸が使用できる点が強みです。掛け軸にスポットライトを使用すれば、現代アートのような効果も作り出せます。

掛け軸とともに観葉植物を飾るのもおすすめです。背が低いタイプの観葉植物を置くと、主役である掛け軸を上手く引き立てられます。

既成概念にとらわれず、さまざまなアイデアを取り入れた自分だけの空間に仕上げましょう。

床の間の場合

床の間は、来客をもてなすための格式高い場所とされています。掛け軸の床の間への飾り方は次のとおりです。

  • ・箱から出す
  • ・巻緒(まきお)をほどく
  • ・矢筈(やはず)を使い、壁に設置したフックに掛ける

壁に掛ける際、巻緒は外から見えないように端に寄せてから裏に回しましょう。掛け軸を手汗で汚さないために、事前の手洗いも大切です。

床の間は神聖なスペースのため、足を踏み入れるのはマナー違反です。そのため、掛け軸をフックにかける際は床の間に上がらず掛けられるように矢筈(やはず)を使用しましょう。

床の間には掛け軸のほかに、生花や干支の置物、盛り塩などを置くと開運効果が期待できます。

飾ってはいけないもの

風水上の観点から床の間に飾ってはいけないものとして、以下のものがあげられます。

  • ・ぬいぐるみ・人形
  • ・家電製品

ぬいぐるみや人形は、運を吸収するため床の間に飾るのは良くないとされています。ただし、ひな人形や五月人形、仏像など縁起の良い人形は飾ってもかまいません。

家電製品は、磁場を乱すことから運気の乱れにつながるとして避けられています。ただし風水を気にしなければ、基本的に何を飾っても問題ありません。

飾ってはいけない花

床の間に花を置く方は多くみられますが、花にも風水上の観点から飾ってはいけない種類があります。飾ってはいけないといわれる花は、次のとおりです。

  • ・毒のある花:彼岸花・ユリ・スズランなど
  • ・運気低下につながる花:百日紅・藤・サボテンなど
  • ・虫が寄ってくる花:チューリップや椿など

ドライフラワーは枯れているため生気を吸収するといわれていますが、もし床の間に置くなら花瓶に入れたり赤いアイテムとともに置くとよいでしょう。

花瓶は邪気を封じる効果を有し、赤いアイテムは魔除けの効果があるといわれているためです。

掛け軸の取り扱いに関する注意点

本章では、掛け軸を良い状態で保つための注意点を4つ解説します。

  • ・掛け軸は2~3か月に1回交換する
  • ・湿気やカビに気をつける
  • ・日光や冷暖房が直接当たる場所を避ける
  • ・保管している掛け軸は年に2回程度虫干しする

将来買い替えなどで売却する場合、商品の状態が良ければ思いがけない査定額になることもあります。それぞれの注意点を参考に、掛け軸を大切に取り扱いましょう。

掛け軸は2~3か月に1回交換する

掛け軸を掛けたままにしておくと、ホコリや湿気、外気の影響などで掛け軸が傷みやすくなります。

劣化を防ぐには、2〜3か月に一度のペースで定期的に交換するのがおすすめです。

交換の際は、天気の良い日に虫干ししてから桐箱に入れましょう。箱に入れる時は、防虫剤も一緒に入れておくと虫食いの被害を受けにくくなります。

ただし、洋服や着物の防虫剤ではなく掛け軸専用のものを使用してください。着物などの防虫剤は掛け軸専用のものと比較して成分が強いため、掛け軸を傷める恐れがあります。

湿気やカビに気をつける

掛け軸は和紙と布(烈地)でできているため、湿気に弱い性質を持ちます。そのため掛け軸を掛ける場所は、通気性の良いところを選ぶのがポイントです。

窓の近くや湿度の高い部屋は、結露が生じやすくなるため避けた方がよいでしょう。

カビが好む環境は、気温25度前後、湿度70%以上です。掛け軸を飾る場所を決める際は温度計や湿度計を用意し、カビが発生しにくい環境を整えましょう。

風が穏やかな晴れた日は窓を開けて風を通し、換気を良くすることも大切です。

日光や冷暖房が直接当たる場所を避ける

掛け軸は日光や冷暖房の風にも弱いため、注意が必要です。紫外線の影響を受けると、掛け軸の色褪せや日焼けが進み、絵柄の鮮やかさが失われる原因となります。

また、直射日光だけではなく、窓ガラスや鏡、家具の表面などに反射した「間接光」も掛け軸に影響を及ぼすため注意が必要です。

さらに、冷暖房の風が掛け軸に直撃すると、結露の発生や過度な乾燥による絵の割れ・折れにつながります。飾る場所を決める際には、冷暖房の吹き出し口の近くを避けるようにしましょう。

保管している掛け軸は年に2回程度虫干しする

飾らずに保管したままの掛け軸も、定期的な手入れが必要です。年に2回程度、すべて箱から出して虫干しすれば、良い状態を保ちやすくなります。

虫干しとは、風通しをよくして日差しに当てることで、虫やカビの発生を防ぐお手入れです。

虫干しする日は、天気が良く空気が乾燥している日がよく、季節は湿度が低めな日が多い春や秋に行うとよいでしょう。

屋外に干す場合は、風が強い日を避けてください。室内に干す場合は、エアコンの除湿機能を利用すると効果的です。

ただし前述のとおり掛け軸はエアコンの風に弱いため、エアコンの風が直撃する場所は避けるようにしましょう。

【Q&A】「掛け軸」でよくある質問

ここでは、「掛け軸」に関するよくある質問に回答します。

  • ・Q.掛け軸はかけっぱなしでもかまいませんか?
  • ・Q.作者名がわからない掛け軸の買取は可能ですか?

掛け軸の購入・売却を検討している方は参考にしてみてください。

Q.掛け軸はかけっぱなしでもかまいませんか?

A.掛け軸のかけっぱなしは、掛け軸が傷みやすくなるため極力避けるようにしましょう。

掛け軸をかけっぱなしにしていると、カビの繁殖やシミ、反りなどが生じる可能性が高くなります。年中掛けタイプも同様に定期的な交換が必要です。

掛け軸は定期的に掛け替えると長持ちしやすくなります。年中掛けのほかに、季節のものや祝い事のものなど複数用意して定期的に交換すると、自分自身の楽しみにもつながります。

Q.作者名がわからない掛け軸の買取も可能ですか?

A.買取可能です。『買取むすび』では、作者名・作品名が不明な掛け軸の買取も行っています。そのほかにも状態がよくない場合や数が多い場合でも、無料査定が可能です。

風水では「古い品を処分すること」が開運の基本とされています。不要品に溜まった陰の気を処分し、幸運を引き寄せましょう。

不要品の処分で運気をアップさせたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

『買取むすび』で不要品を売却して掛け軸の購入資金に充てよう

掛け軸を新しく購入したいと考えている方は、不要品を売却して購入資金に充てるのも一つの方法です。

『買取むすび』では、掛け軸をはじめとした骨董品だけではなく、あらゆるものが買取可能です。また、お客様のご都合に合わせて3つの買取方法を用意しています。

店頭で直接査定を受ける「店頭買取」、自宅から品物を送るだけの「宅配買取、鑑定士が訪問して査定・買取を行う「出張買取」があり、ライフスタイルに合わせた売却が可能です。

さらに、メールやLINE、電話での査定も行っているため、「まずは査定額を知りたい」という方も気軽にご利用いただけます。

ぜひ一度『買取むすび』の無料査定を試してみてはいかがでしょうか。

まとめ:掛け軸を飾って芸術に触れる毎日を

掛け軸は、床の間以外の場所に飾っても問題ありません。飾る際は部屋の日当たりや湿度に注意し、定期的な交換を心がけましょう。

不要品を売却して新たな掛け軸の購入資金に充てるのも一つの方法です。その際は、ぜひ高額査定に自信のある『買取むすび』にお任せください。

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