不成就日を打ち消す強い吉日はあるの?手軽に運気を高める方法を解説

「不成就日を打ち消す吉日はあるの?」
「運気を高める方法が知りたい」
このように考えていませんか?
不成就日は「何をやってもうまくいかない日」とされ、古くから多くの人が行動を控える日とされてきました。
しかし、暦のなかには不成就日の影響を打ち消す強力な吉日もあります。
本記事では、不成就日の捉え方や避けるべき行動、悪い影響を打ち消す吉日を解説します。
不成就日にとらわれ過ぎない助言もあるため、凶日にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
目次
吉日の効果を打ち消すといわれる不成就日(ふじょうじゅび)とは
不成就日(ふじょうじゅび)とは、日本の暦の中で「何をやってもうまくいかない」とされ、重要な行動や決断を控えるべきと考えられている日です。
不成就日が生まれた背景には、昔から伝わる陰陽道の考え方があります。
陰陽道では、毎日の吉凶を占い、物事がうまく運ばないとされる日を「不成就日」として特定しました。
日本文化は陰陽道の影響を色濃く受け継いでおり、暦に従った暮らし方が人々の日常に深く根づいています。
不成就日にしてはいけないこと
不成就日は、「何をやってもうまくいかない」とされるため、以下のイベントや活動には不向きと考えられています。
- ・結婚・入籍
- ・新生活・引っ越し
- ・開業・開店・開院
- ・記念パーティー・イベント
- ・転職
- ・子どもの命名
- ・地鎮祭や上棟式
- ・新規の契約
- ・習い事をはじめる など
ただし、こうした考え方を信じるかどうかは人それぞれです。
スピリチュアルな意味合いが強いため、信じない人もいるでしょう。
しかし、不成就日は長い歴史の中で受け継がれてきた習慣であり、今なお多くの人に「大事なことは避ける日」として影響を与え続けています。
不成就日以外のネガティブ要素の強い日
不成就日以外にもネガティブな印象を持つ日があります。
ネガティブな印象が強い日は以下の通りです。
- ・仏滅(ぶつめつ)
- ・赤口(しゃっこう)
- ・黒日(くろび)
順番に解説します。
仏滅(ぶつめつ)
仏滅は、六曜(六輝)のひとつで、凶日として多くの人に知られています。
元々は「虚亡」や「空亡」と書かれ、「すべてが空しい」という意味が時を経て「物滅」となり、さらに現在の「仏滅」という呼び名に変わりました。
「仏滅」と聞くと、結婚式は避けたほうが良いと思われがちですが、実は「一度物事が終わり、新たに始まる日」とも解釈されます。
そのため、新しい人生をスタートさせる結婚式や入籍には縁起が良いという考え方もあるのです。
一方で、「物事が消える日」という意味合いから、物を買ったり、家を建てたりといった物質的な始まりは避けたほうが良いとされています。
赤口(しゃっこう)
赤口は「すべてが消え去る日」とされ、仏滅以上に不吉な大凶日と考えられています。
「赤」という字が火や血を連想させるため、祝い事はもちろん、火や刃物を扱うことも避けたほうが良いとされている日です。
ただし、11~13時(午の刻)は「鬼が休む時間」とされ、吉時間と考えられています。
黒日(くろび)
黒日は、葬儀以外のすべての行事において避けるべきとされ、特に注意が必要と考えられている日です。
仏滅以上に不吉な日とされるため、入籍日や結婚式などの大事な予定を黒日に入れないようにする傾向があります。
不成就日を打ち消すポジティブな日
不成就日のネガティブな印象を打ち消すポジティブな日も存在します。
不成就日を打ち消すポジティブな日は以下の通りです。
- ・天赦日(てんしゃび)
- ・一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
- ・母倉日(ぼそうにち)
- ・大明日(だいみょうにち)
それぞれ紹介します。
天赦日(てんしゃび)
天赦日は「すべての神々が天に昇り、世の中のあらゆる罪を許す日」とされ、日本の暦の中でも特に縁起の良い日です。
年間でわずか5~6回しか訪れない貴重な吉日で、大安よりも強い開運力があるとさえ言われています。
たとえ仏滅と重なったとしても、開運効果は失われないとされ、新しい挑戦を始めるのにぴったりな日と考えられているのです。
結婚・入籍・会社の開業・車の納車など、「新しいスタート」に最適な日として、多くの人々に選ばれています。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
一粒万倍日は、「たった一粒の籾(もみ)が万倍の稲穂に育つ」という意味を持つ吉日です。
この日に始めたことは、何倍にもなって良い結果をもたらすとされ、結婚式・入籍・商売の開始に選ばれています。
月におよそ5日ほど巡ってくるため、比較的チャンスが多い吉日といえるでしょう。
ただし、良いことだけが増えるわけではなく、借金やトラブルのような悪いことも万倍になるとされているため、注意が必要です。
母倉日(ぼそうにち)
母が子にするように、天が人を慈しむ日といわれるのが母倉日です。
天が恵みをもたらすと言われ、結婚式や入籍など婚姻にまつわることには吉とされている日です。
月に4~5回、多い月は10回訪れることもあります。
単独でというよりは、他の吉日と組み合わされることが多い日です。
大明日(だいみょうにち)
大明日は、「天と地の道が開け、太陽の光が世の中の隅々まで照らす」とされる縁起が良い日です。
結婚・お祝いごと・旅行・引越し・建築など、移動や新しい始まりにぴったりの日と考えられています。
また、大明日は他の吉日と重なることで、さらに縁起の良さが増すと信じられています。
たとえ他の凶日と同じ日になっても、その影響を気にせずに物事を進められる特別な日ともいわれている日です。
縁起が良いとされる吉日
前章で紹介した日のほかにも、以下の日は縁起が良い日として多くの人に親しまれています。
- ・巳の日(みのひ)
- ・寅の日(とらのひ)
- ・鬼宿日(きしゅくにち)
- ・大安(たいあん)
- ・月徳日(つきとくにち)
- ・神吉日(かみよしにち)
また、他の吉日と重なる場合には、さらなる神の御利益があるとされています。
順番に見ていきましょう。
巳の日(みのひ)
巳の日は、芸事や財運の神様である弁財天(べんざいてん)の縁日とされています。
この日にお参りをすると、弁財天の使いとされる巳(へび)が人々の願いを聞き入れ、それを弁財天へ届けてくれると伝えられています。
そのため、巳の日は財運や金運に恵まれる吉日とされ、金運アップを願う人にとって特別な日です。
また、巳の日のなかでも60日に一度訪れる「己巳の日(つちのとみのひ)」は特に強い金運効果があるとされ、この日に銭洗い(お金を清める行為)を行う人が多いことでも知られています。
寅の日(とらのひ)
寅の日は、「金運を呼び込む日」として知られ、数ある吉日の中でも特に金運アップに効果があるとされています。
寅の黄金色の毛並みは、風水で「富・繁栄・高級感」を象徴し、古くから金運と深い縁があると信じられてきました。
金運の象徴とされる寅の日には、財布を新調したり、宝くじを購入したりするのに良い日とされています。
寅は毘沙門天(びしゃもんてん)の使者ともされ、一晩で千里の距離を駆け抜け、人々の願いを毘沙門天に届けて回ったと伝えられています。
このことから、「出ていったお金がすぐに戻ってくる」「旅に出ても安全に帰ってこられる」という意味も込められ、大きな買物や旅行に適した日と考えられているのです。
ただし、「すぐ戻ってくる」という意味が裏目に出てしまうこともあり、結婚(=離婚を連想させる)や葬儀(=成仏できないという意味合い)には不向きとされることがあります。
鬼宿日(きしゅくにち)
鬼宿日は、二十八宿(にじゅうはっしゅく)という暦の中で「鬼宿」にあたる日のことで、旧暦の毎月15日にやってくる特別な日です。
名前の由来は「鬼が自分の宿(家)にいるので、人間の世界に現れず、邪魔をしない」という意味があり、物事を行うにはとても縁起の良い吉日とされています。
また、一説にはお釈迦(しゃか)様の誕生日ともいわれています。
ただし、新郎新婦が新しい家庭に入ろうとすると、家にいる鬼と鉢合わせしてしまうことから、結婚式や入籍といった婚姻に関する行事には向きません。
大安(たいあん)
「大いに安らか」という意味を持つ大安は、六曜(ろくよう)のなかで最も縁起の良い吉日とされています。
特に結婚式では、この日を選ぶと夫婦の未来が安定し、幸せな結婚生活が続くと信じられており、お日柄として人気があります。
人気が高い分、大安の日は結婚式場やホテルの予約が早く埋まってしまうことが多く、通常より費用が高めになるケースもあるため注意が必要です。
月徳日(つきとくにち)
月徳日は、「その月の福徳(幸運)を授かることができる日」とされ、どんなことを始めるにも良いとされる吉日です。
特に土が関わる家の基礎工事・建築・リフォーム・増改築・引越しといった作業に適しているといわれています。
月は女性や過程を象徴すると考えられることから、女性にとっても幸運な日とされ、何事にも安心して取り組める日と伝えられている日です。
神吉日(かみよしにち)
神吉日は、「神様や仏様のご加護が受けられる日」とされ、神事や祈りごとに最適な吉日とされています。
この日は、神社へのお参り・祭礼・祈願・遷宮(神様を別の場所に移す儀式)・先祖供養など、神事に関わるあらゆることに良いと伝えられている日です。
また、他の吉日と重なると、さらに神様の御利益が加わるとされ、より強い幸運が得られると信じられています。
不成就日は気にしなくていい7つの理由
不成就日は「何をしてもうまくいかない日」とされていますが、「気にしなくてもいい」という意見もあります。
「気にしなくてもいい」理由は以下の通りです。
- ①昔は存在しない日だった
- ②科学的な根拠がない
- ③ストレスが増える
- ④チャンスを逃す
- ⑤結果だけではなく過程も大事
- ⑥時代の変化
- ⑦自分の決断が大切
ひとつずつ見ていきましょう。
①昔は存在しない日だった
不成就日の概念は歴史的に見ても新しい概念です。
平安時代の貴族たちは、日々の吉凶日を重んじていたため、陰陽師に相談してどのように過ごすべきかを決めていました。
天赦日をはじめとする多くの吉凶日は、朝廷がまとめた公式の暦にしっかりと記載されています。
しかし、不成就日という言葉や概念は存在しませんでした。
不成就日という概念が生まれたのは、朝廷の力が弱まり、各地で独自の暦が作られるようになった頃です。
当時、地方の暦にこの日が記されることはあったものの、全国的に広まっていたわけではありません。
どこかのタイミングで誰かがその概念を復活させ、暦に載せるようになったのです。
②科学的な根拠がない
不成就日の「何をしてもうまくいかない」とする科学的な根拠は存在せず、特別に悪い日だという証拠もありません。
不成就日だからといって「その日だけすべての人の運が悪くなる」わけではないのです。
そのため、気にしすぎる必要はないといえます。
③ストレスが増える
不成就日を過剰に気にしてしまうと、本来感じる必要のない不安やストレスを自分で生み出すことになります。
無用な心配は、精神的な安定を崩したり、冷静な判断力を鈍らせたりする原因になるかもしれません。
一方で、不成就日を気にせず前向きに行動すれば、余計なストレスを負わずに、ポジティブな気持ちで物事に取り組めます。
④チャンスを逃す
カレンダーに記された不成就日を気にして行動を避け続けていると、大切なチャンスを逃してしまう可能性があります。
そもそも、人生には良いも悪いもつきものです。
不成就日だからと行動を控えてしまえば、本来手に入れられるはずの機会を失うことになりかねません。
さらに、やらなければならないことや大事な用事を「今日は不成就日だから」という理由だけで取りやめるのは本末転倒です。
積極的に行動することでこそ、多くの経験を積み、成長できます。
⑤結果だけではなく過程も大事
目標を達成するために私たちは日々さまざまな努力を重ね、その過程で多くの学びや経験を積み重ねていきます。
最終的に目標が叶わなかったとしても、その過程で得た知識や体験は決して無駄にはなりません。
むしろ、それらは次の挑戦への大切な糧となってくれるのです。
物事がうまくいかなかったときは、ただ結果の良し悪しだけに目を向けるのではなく、何が原因だったのかをしっかり分析してみると良いでしょう。
⑥時代の変化
不成就日は、室町時代から江戸時代にかけて生まれた考え方です。
もちろん、昔の知識の中に今でも役立つものはたくさんあり、それを現代に活かすことは決して悪いことではありません。
しかし、現代では、個人の自由や平等が尊重される時代です。
古い考え方にとらわれるのは、今の時代には合わないともいえるでしょう。
⑦自分の決断が大切
不成就日を気にするかどうかは最終的にあなた自身が決めることです。
そもそも気にしてしまうのは、どこかに不安や自信のなさがあるからかもしれません。
占いは時に心の支えになることもありますが、頼りすぎれば自分で考える力を失い、無責任な行動につながってしまいます。
周囲の声に流されず、あなた自身のしっかりとした軸を持って行動することが、これからの時代を生きるうえでとても大切な考え方です。
運気を上げるなら断捨離がおすすめ
自身の運気を上げたいと考えている場合は、断捨離がおすすめです。
「運気」とは文字通り「気の流れを運ぶ」ことを指し、風水の観点では、物が多くて空間が詰まっていると気の巡りが滞りやすくなります。
持ち物が少ないすっきりとした空間では、良い気がスムーズに巡るため、自然と運気も上がっていくと考えられているのです。
長期間使っていない物や忘れ去られた持ち物は「厄(やく)」を引き寄せるとも言われており、その空間には「停滞した気」が居座ってしまいます。
溜まった厄をリセットし、清々しい気を呼び込むためにも、日常的に「片付ける・処分する」という行動を意識してみてはいかがでしょうか。
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【Q&A】不成就日についてよくある質問
不成就日についてよくある質問は以下の通りです。
Q.不成就日に参拝してもいいですか?
Q.不成就日と大安が重なるときはどちらが優先されますか?
Q.不成就日にお金をおろすとどうなりますか?
ひとつずつ回答します。
Q.不成就日に参拝してもいいですか?
A.不成就日に神社へお参りすることは、特に問題はありません。
六曜の仏滅や赤口のように、そもそも不成就日は、神道とは直接関係のない考え方のためです。
また、不成就日とは、「この日に新しいことを始めても物事がうまく進まない」とされる日で、何も成し遂げられない日だと考えられています。
ただし、神社参拝は神様に感謝を伝えたり、お願い事をしたりする行為です。
不成就日だからといって、その日に参拝したら願いが叶わないということではありません。
ただし、どうしても気になる場合は、別の日に参拝すると良いでしょう。
Q.不成就日と大安が重なるときはどちらが優先されますか?
A.不成就日と大安が重なる場合、不成就日が優先されるという考え方があります。
一方で、不成就日の悪い運気が和らぐともされており、どちらとも言えないというのが答えです。
重なる日が、「天赦日」や「一粒万倍日」の場合は、ポジティブな運気が強くなると言われていますが、こちらも根拠はありません。
つまり、大切なのは自分自身の心の持ち方です。
不成就日だからといって過剰に気にせず、前向きな気持ちで日々を過ごすことが、むしろ良い結果を引き寄せる力になることもあります。
Q.不成就日にお金をおろすとどうなりますか?
不成就日に銀行でお金を引き出すと、手にしたお金がすぐ出て行ってしまったり、なかなか貯まらなかったりするかもしれないと考えられています。
また、不成就日は吉日の効果を弱めたり、かえって悪い結果を引き寄せたりする日ともいわれているため、金運が気になる場合、お金を動かすのは避けた方が安心かもしれません。
不成就日を打ち消すポジティブな日を選んで行動しよう
不成就日は「何をやってもうまくいかないため、新しいことを始めない方がいい」とされる日ですが、天赦日や一粒万倍日といった強力な吉日と重なれば、悪い影響を打ち消すと考えられています。
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