金かどうか調べる5つの方法|金の種類や貴金属・金メッキ・金張りの売却ポイントを解説

「金かどうか調べる方法が知りたい」

「金なら売りたいけど、本物かどうかわからない」

このように考えていませんか?

金相場はここ数年で高騰を続けています。自宅にある不要な金を売却したくても、金かどうかわからず、ためらっている方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、お持ちのアイテムが金かどうか調べる方法を、確実性が高い順に解説します。

金の種類や、金メッキ・金張りを売却する方法も紹介するため、金かどうか知りたい方や、売却を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

ゴールドアイテムの種類を解説!純金・合金・金メッキ・金張りの違いとは

金色のアイテムでも、素材が判別できず売却しようか迷う場合もあるでしょう。装飾品に使われる金には、いくつかの種類があります。

本章では、以下の点を解説します。

  • ・純金
  • ・合金
  • ・金メッキ
  • ・金張り

一つずつ、見ていきましょう。

純金

近年相場が高騰し、資産価値をさらに高めている純金は、ほぼ100%(99.99%以上)が金の素材です。

純金の純度が100%ではない理由は、金の特性にあります。金は徐々に柔らかくなるため、軟化の予防にごくわずかな添加物を加える必要があるのです。

純金は柔らかく加工が難しいため、日本ではアクセサリーの素材としてはあまり使われていません。

一方、諸外国では「持ち歩ける資産」として純金や22金(金の割合が約92%)がアクセサリーの主な素材として活用されています。

金製品には刻印が施されているケースが多く、純金は、K24・24K・999などです。先頭につくKの刻印は日本製、後ろにつくKの刻印は海外製と区別されています。

合金

金を加工しやすくするため、金と他の金属を加えたものが合金です。金の割合は以下のように品位(刻印)から読み取れます。

  • 金の品位(刻印)と含有率

    品位(日本)

    品位(日本以外)

    金の含有率

    24金

    999

    99.99%

    22金

    916

    91.7%

    18金

    750

    75.0%

    14金

    585

    58.5%

    10金

    416

    42%

    9金

    375

    37.5%

例えば18金は、75%の金に25%の割金(わりがね)と呼ばれる金以外の金属が加えられていることを意味します。

混ぜる金属の種類や配合割合によって金の色合いが変化したものがカラーゴールドです。

金に銀と銅を加えればイエローゴールド、金・銀・パラジウムを加えればホワイトゴールドなど様々な色合いがあります。

金の純度やカラーゴールドについてさらに知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

金メッキ

金メッキは、金以外の金属を薄い金の膜でコーティングしたものです。メッキとは、加工法です。金属であればメッキ加工ができるため、銀メッキや銅メッキも存在します。

例えば、プラモデルの金の部品は、真鍮(しんちゅう)という金属に金メッキ加工を施したものです。

金メッキの刻印はGPです。18金を使ってメッキ加工している場合、「18KGP」と刻印されるため、金が使われているのは表面のみだとわかります。

金張り

金張りは、メッキよりも厚めの金の膜を真鍮やチタン、銅などに貼り付けたものです。

圧着するため、メッキよりも剥がれにくく強度が高いのが特徴で、ゴールドフィルドとも呼ばれます。

金張りは、アイテムの総重量の5%以上の金を貼り付ける必要があります。

内部まで金を使うより安く、金メッキよりも耐久性に優れるため、欧米では昔からアクセサリーやジュエリーなどにも金張りが使用されている方法です。

金張りの刻印はGF。18金で金張りしたアイテムであれば「18KGF」と刻印されます。

偽物の金に注意!刻印や金種を偽ったアイテムも存在する

金は高価なため偽物も存在します。金の偽物は、以下のような偽造をしたアイテムを指すのが一般的です。

  • ・金メッキや金張りにK18の刻印
  • ・K24と刻印があるが、地金はK14

素材と刻印が異なるのは偽物です。通常は、18金メッキのアイテムにはK18GPと刻印します。しかし、K18と刻印しているにもかかわらず、金メッキ・金張りで作られている場合があるのです。

また、14金のアイテムを、K24(純金)と刻印して相当額で販売する悪徳業者もいます。純度ごとの色合いによる判別は難しく、刻印が偽造されると素人目には見分けるのは困難です。

そのほかにも、金と比重の近い金属に金メッキを施すなど、重さからも金と見分けがつかないよう巧妙に作られた偽物も存在します。

留め金やチェーンをつなぐパーツなど、部品の一部のみ合金を使用するなど、金の偽物は数多く出回っています。

金かどうか調べる6つの方法|確実性が高い順に解説

金かどうか調べる方法を、確実性の高い順に解説します。

  • ・【確実性:A】鑑定士に鑑定してもらう
  • ・【確実性:B】刻印をチェックする
  • ・【確実性:C】比重を算出し比較する
  • ・【確実性:C】強い磁石を近づける
  • ・【確実性:D】色味をチェックする
  • ・【番外】剥離をチェックする

確実性は、以下の基準で評価しています。

  • ・A:ほぼ確実に判断できる
  • ・B:確実性は高いが偽物として作られたものは見分けられない
  • ・C:条件によってはある程度判断できる
  • ・D:判断基準が主観のため確実性に欠ける

一つずつ見ていきましょう。

【確実性:A】鑑定士に鑑定してもらう

結論からいえば、金かどうか調べるには、鑑定士に見てもらうのがもっとも確実な方法です。

前章で解説した通り、金に見せかけて製造した偽物も存在するためです。また、海外製は日本製に比べ製作時の基準が厳しくありません。

製造場所によっては純度を偽っているケースもあるため、海外製の金アイテムが本物か知りたい場合は、鑑定士に依頼するのがおすすめです。

【確実性:B】刻印をチェックする

アイテムの刻印をチェックするのも有効です。刻印は、金のアイテムが一見してどのようなものかわかりにくいため、製造元が素材を保証する意味で施されます。

名のあるメーカーやブランドで直接購入したものであれば、刻印の信頼性は高いといえるでしょう。以下を参考に、刻印をチェックしてみてください。

  • ・刻印の場所
  • ・刻印一覧

一つずつ、見ていきましょう。

刻印の場所

アイテムによって刻印を入れる場所がおおよそ決まっているため、以下を参考にチェックしてみてください。

  • ・指輪:内側
  • ・ネックレス:留め金具・プレート部分
  • ・ピアス:ポストとキャッチの両方
  • ・イヤリング:デザインの裏側
  • ・ブレスレット:留め金具

日本では品位を刻むのは義務ではないため、本物でも刻印がない場合があります。

また、ピアスなど小さなアイテムは、スペースが少ないため刻印が施されないケースも珍しくありません。

刻印一覧

主な金の種類ごとの刻印は下表でご確認ください。

  • 金の種類ごとの刻印

    金の種類

    刻印

    純金

    K24・24K・1000・999

    22金

    K22・22K・916・917

    18金

    K18・18K・750

    14金

    K14・14K・585

    10金

    K10・10K・416

    9金

    K9・375

    金メッキ

    GP

    金張り(ゴールドフィルド)

    GF・GS・GR・RGP

    ホワイトゴールド

    WG

    イエローゴールド

    YG

    ピンクゴールド

    PG

金メッキ・金張り・カラーゴールドは、K18GP、K14WGといった形で純度とあわせて刻印されます。

刻印は国によって異なります。外国の刻印の種類についてもっと知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【確実性:C】比重を算出し比較する

宝石がついていない指輪やネックレスなどの金アイテムの場合、比重を確認すれば金かどうか判断しやすくなります。

もっとも簡単なのは、金アイテムを水を入れたコップに落とす方法です。金は密度が高く、水に沈みます。浮いてくる場合、金である可能性は低いと言えます。

調べるアイテムが水に沈む場合は、以下の手順で比重を調べてみるとよいでしょう。

  • ・金アイテムの比重を求める
  • ・金の比重と比較する

手順と確認方法を見ていきましょう。

金アイテムの比重を求める

以下の手順で金アイテムの比重を算出しましょう。

  • 1.アイテムの重さを、なるべく正確な量りで計測する

例)刻印が18Kのネックレス・200g

  • 2.水を入れた計量カップを量りに乗せ、「0g」にセットする

 

  • 3.計量カップに糸でつるしたアイテムを沈め、重さの変化を確認する(側面・底に触れないようにつるす)

例)13g

  • 4.1で測定したアイテムの重量を、3で算出したアイテムの体積で割って比重を求める

例)200g ÷ 13g=約15.4g

次に、金の比重と比較します。

金の比重と比較する

金の比重には参考値があります。下表から、算出した金の比重に当てはまる純度を確認しましょう。

  • 金の比重|参考値一覧

    品位

    比重

    K24

    19.13~19.51

    K22

    17.45~18.24

    K18

    14.84~16.12

    K14

    12.91~14.44

例では、金アイテムの比重が15.4㎡だったため、刻印の18Kが正しいのが確認できました。

参考値に幅があるのは、合金は金以外の金属の比重も考慮する必要があるためです。

また、配合量のわずかな差で数値が変わるため、本物であっても上記の表の幅に当てはまらないケースも考えられます。

そのため、刻印のないアイテムが金かどうか調べる方法には向いていません。刻印が正しいか判断する目安が知りたい場合におこなってみるとよいでしょう。

金の比重と純度との関係性や調べ方は以下の記事でも解説しているため、参考にしてみてください。

【確実性:C】強い磁石を近づける

金アイテムに強い磁石を近づける方法もあります。金は、磁石に近づけてもくっつきません。

一方、鉄・コバルト・ニッケルは磁石にくっつく特性を持ちます。そのため、磁石に近づけて反応がある場合、金以外の金属が多く含まれている可能性があります。

ただし、銀や錫(すず)など、磁石に反応しない金属もあるため、これらが金の代用として使われている場合は判別できません。

また、鉄・コバルトなどの磁石にくっつく特性を持つ金属が含まれている場合でも、量が少ないと反応しないケースもあります。

例えば、50円玉や100円玉にはニッケルを含むものの、含有率が低いため磁石にはくっつきません。

アイテムに含まれている金属の種類や量がわかっている場合は、判断の目安になるでしょう。

【確実性:D】色味をチェックする

金アイテムの色合いから素材の傾向をさぐる方法もあります。純金は、山吹色に近いオレンジ味の強い黄色です。しかし、合金の割合によって金の色合いが変化します。

金の純度が低くなるほどオレンジ味が抜けてより黄色っぽい明るい色味になります。

例えば、金メッキの製品は色味が薄く、表面の光り方が純金・金合金とは異なるケースもあるのです。

ただし、よほどの目利きでなければ色合いのみで判別するのは困難なため、確実性は低いといえるでしょう。

【番外】剥離をチェックする

金色が剥離して素材が判明するケースもあります。古いアイテムの場合、表面の金が剥がれて中の金属が見えるケースがあるため金メッキと判断可能です。

あまり質のよくないアイテムの場合、新しいものでも衝撃やこすれで金メッキが剥がれる場合があります。

アイテムを隅々まで観察するだけでも、金かどうかわかるケースもあるでしょう。

注意!金を傷つける確認方法は避けるのが無難

金かどうか知りたくても、金アイテムにダメージを与える方法はできるだけ避けましょう。

インターネット上では、試金石と呼ばれる硬い黒石に金をこすりつけて感触や削られた色合いから判定する方法が紹介されています。

しかし、文字通り金アイテムを削るため、物理的にダメージが生じてしまいます。また、メッキを何重にも重ねている場合は、削っても判断できないケースもあるのです。

傷つけてしまうと、使うにも売るにもデメリットにしかならないため、避けた方が無難です。

また、金アイテムに傷をつけて硝酸を垂らして反応を見る方法もインターネット上で紹介されています。

硝酸は金アイテムにダメージを与える上、強酸性で取り扱いに危険が伴うため、避けたほうがよいでしょう。

金相場は高騰中|金・貴金属のアイテムを売るなら【今】

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