純金積立とは?メリット・デメリットを解説

純金積立に興味はあるものの、具体的にどのような資産運用なのかをご存じではない方も多いのではないでしょうか。
純金積立には、どのようなメリット・デメリットがあるのかも気になりますよね。
そこで本記事では、純金積立とはどのようなものなのかを、メリット・デメリットとあわせて簡単に解説します。
今後、純金積立を利用したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
純金積立とは
純金積立とは、毎月一定額の金を継続して購入する投資方法のことです。
金価格の変動によって、購入したときよりも売却時の金価格のほうが高額になった場合に、利益が得られます。
純金積立の特徴には、少額から投資を始められることや、価格が暴落するリスクがないことなどが挙げられます。
また純金積立は、証券会社や地金商にWebサイトから申し込むことで、簡単に取引を始めることが可能です。
純金積立のメリット
純金積立には、金投資が初めての方にも向いている、さまざまなメリットがあります。
ここからは、純金積立の6つのメリットを簡単に解説します。
メリット①少額で投資ができる
純金積立の大きなメリットは、少額で投資を始められることです。
取り引きする証券会社や地金商にもよりますが、最小で1,000円から投資が可能です。
初めて資産運用を行う場合や、元手が少額である場合は、少額から投資を始められる純金積立が向いているといえます。
メリット②月額積立だけではなくスポット購入もできる
純金積立のメリットには、スポット購入という購入方法が選べることも挙げられます。
スポット購入とは、毎月の一定額の支払いとは別に、金を追加で購入する方法のことです。
この購入方法は、金の価格が下がった際に、安く金を購入するために使用することで効果を発揮します。
なお、証券会社や地金商によっては、1,000円または1グラム単位から金を追加で購入することが可能です。
したがって、臨時収入などで資金に余裕があるときに、スポット購入によって資産を細かく投資することで、ムダのない資産運用が実現できます。
メリット③ドルコスト平均法の効果が得られる
純金積立には、ドルコスト平均法によるメリットもあります。
ドルコスト平均法とは、価格の変動がある商品を定額で購入する投資方法のことです。
純金積立は、このドルコスト平均法を用いて金を購入する投資方法です。
ドルコスト平均法では、毎月決まった金額で商品を購入するため、対象の商品が安いと購入する量は多く、高いと購入する量は少なくなります。
こうしたドルコスト平均法の購入方法には、平均の購入単価を下げる効果があります。
平均の購入単価が下がるとはどのようなことを指すのかを、わかりやすく下記の表におまとめしました。
定量購入した場合の購入金量と購入金額
定量購入の場合 |
|||
購入金量 |
1グラム |
1グラム |
1グラム |
購入金額 |
100円 |
200円 |
300円 |
定額購入した場合の購入金量と購入金額
定額購入の場合 |
|||
購入金量 |
1グラム |
0.5グラム |
2グラム |
購入金額 |
200円 |
200円 |
200円 |
上記の表を例にすると、毎月決まった量の金を購入した場合は、3か月で600円を支払い、金を3グラム入手することになります。
一方で、ドルコスト平均法を用いて毎月決まった金額で金を購入した場合は、3か月で600円を支払い、金を3.5グラム入手できます。
定量で購入した際の平均の購入単価は200円ですが、ドルコスト平均法に則って購入することによって、平均の購入単価が約170円になるというわけです。
メリット④長期間の保有に向いている
純金積立には、金を長期保有できるというメリットもあります。
純金積立で取り扱う金の特徴は、価格変動が少ないことです。
したがって、短期間で売買してもあまり利益は上がりません。
むしろ5~10年ほどかけてコツコツと積み立てることで、徐々に価値が上がっていく傾向があります。
そのため、短期間に激しく価格が変動し、大きな損をするリスクのある投資は避けたいとお考えの方におすすめの投資方法です。
参考記事:金を高く売るタイミングは?売り時を見極めるコツを紹介
メリット⑤金の管理を任せられる
純金積立には、金を保管する必要がないこともメリットとして挙げられます。
金を購入すると聞いて、現物の管理に不安を覚えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、純金積立においては取引している証券会社などが金の保管を担います。
したがって、盗難のおそれがないうえに、個人で貸金庫を契約する必要もありません。
メリット⑥金地金や金貨でも受け取りができる
純金積立で得た利益は、もちろん現金化して引き出すことも可能ですが、金地金や金貨といった現物での引き出しも可能です。
金地金とは、金を保管しやすいかたちに加工した金の塊のことで、金の延べ棒とも呼ばれるものです。
金地金や金貨を自身の手元に保有することになると、保管の手間やリスクが生じます。
しかし、資産が手元にあると実感できることや、コレクションとして楽しめることなどの魅力があります。
純金積立のデメリット
純金積立には数々のメリットがありますが、投資の一種である以上、デメリットも存在しています。
ここからは、純金積立の3つのデメリットを解説します。
デメリット①手数料がかかることがある
純金積立のデメリットは、金を購入する際に手数料が発生するという点です。
純金積立の手数料は、購入金額の数パーセント程度ですが、長期にわたって積立を続けることで、大きな金額になります。
ただし、証券会社によっては、手数料がかからない場合や他社に比べて安い場合もあるため、取り引きする証券会社を決める際は手数料を比較して判断するとよいでしょう。
デメリット②元本割れする可能性がある
純金積立には、元本保証がないという点もデメリットとして挙げられます。
元本保証とは、投資の元手である資産が、資産運用を行うなかで減らないことを保証することです。
純金積立にはこの元本保証がないため、運用の仕方によっては、損をする可能性があります。
したがって、あくまで生活費に影響しない範囲で投資することをおすすめします。
デメリット③即時に取引ができないため買い時を逃す可能性がある
純金積立のデメリットとして、即時に取引ができないことも挙げられます。
金の価格は日々変動するため、安くなったタイミングで普段よりも多く購入したいと思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、純金積立は一定の金額で金を購入する仕組みの投資方法であるため、即時の購入ができません。
金が安くなったタイミングで追加購入したい場合は、純金積立とは別にスポット購入を利用することがおすすめです。
参考記事:金の売却にかかる税金とは?貴金属や宝石の場合も解説
参考記事:今後の金価格の相場はどうなる?価格が変動する原因も解説
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純金積立とは定額で金を購入する、安定した資産運用方法
いかがでしたでしょうか。
純金積立とは、毎月同じ価格で金を購入する投資方法のことです。
純金積立のメリットとしては、少額で投資できることや、スポット購入を利用できることが挙げられます。
くわえて、金を長期間保有できることや、金を個人で保管する必要がないこともメリットであるといえます。
一方で、購入時に手数料がかかることや、即時の取引ができないことなどのデメリットもあることを押さえておきましょう。
以上の特徴から、純金積立は投資に慣れていない方にもおすすめの投資方法であるといえます。
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