ロレックスはなぜ高いの?高騰理由と人気の高いモデルを紹介

ロレックス(ROLEX)は、世界的な高級腕時計のメーカーであり腕時計のブランド名でもあります。精密な時計の製造で有名なスイスを発祥とするメーカーで、創業から100年以上の歴史をもっています。
ここでは、ロレックスの歴史や価格の高騰について紹介しながら、投資の対象として現在も支持されている理由を解説します。買取専門店などでロレックスを高く売却する方法も紹介していますので、売却を予定している方はぜひ参考にしてください。

 

ロレックスとは

ロレックスの歴史や価格帯を簡潔に紹介します。
ロレックスは、ドイツの実業家であるハンス・ウィルスドルフが創業した時計のメーカーです。
ハンスは孤児として寄宿学校を卒業し、単身スイスに渡ってから事務員として働きはじめました。そののちに渡英し、ロンドンでわずかな資金を元にビジネスを立ち上げます。初期は高品質の時計を手頃な価格帯で提供しており、イギリス国内での販売拡大を目指していました。
第一次世界大戦の影響により、ロレックス・ウォッチカンパニーという社名に変更。スイスで商標登録を行い、さらに販路を拡大したのち、1931年に技術部長のエミール・ボレがパーペチュアル機構を発明しました。
特許を取得し高性能な腕時計が開発できるようになったロレックスは、1910年にスイス政府公認のクロノメーター認定に合格し、最先端の時計開発会社としても知られるようになります。
1945年にはデイトジャスト機構の特許を取得、1960年には特殊モデルがマリアナ海溝の最深部に到達するなど、高い品質力を実証。創業者のハンスが亡くなってからもコスモグラフ・デイトナ、シードゥエラー、エクスプローラーⅡ、GMTマスターⅡなどの有名モデルが登場し、2013年にはF1の公式計時(タイムキーパー)を担うようになりました。
高性能かつ精密、実用的でありながら高級感も兼ね備えたロレックスは、海中から陸上、空まで幅広いシーンの計時に関わる世界的なメーカーに成長。信頼性や知名度の向上が製品の価格にも反映されています。現在、日本国内で販売されているモデルの価格帯は50万円台〜600万円を超えるものまでが揃っています。

 

ロレックスが価格高騰している理由

ロレックスの価格が高騰している理由は、大きく分けて4つです。腕時計としての品質と資産価値の高さ、ブランドとしての知名度、希少性が挙げられます。ここからはそれぞれの理由を詳しくみていきましょう。

腕時計としての品質が高い

ロレックスは腕時計として高い品質を備えており、高級の代名詞といわれる「パーペチュアル機構(自動巻き機構)」「デイトジャスト機構」「防水機構(オイスターケース)」がすべて搭載されています。
パーペチュアルとは機械式腕時計に搭載されている、自動巻き上げ機能のこと。手動であった時計を自動で巻き上げる画期的な機構です。デイトジャスト機構は、日付を表示するための機能。文字盤の中に小さな窓が用意され、日付がひと目で分かるようになっています。
オイスターケースとは、牡蠣(オイスター)の殻のように堅牢な時計のケースを意味するもので、ロレックスの防水モデルには必ず採用されています。かつてイギリスの水泳選手がオイスターケースのロレックスを身に着けてイギリス海峡を横断したことからも、ロレックスのオイスターケースの高い防水性能が実証されました。

ブランド力が高い

ロレックスの製品は、高級感のある風貌と実用性、時代を経ながら着実に精巧につくりあげられてきた腕時計ブランドとしての知名度をすべて併せ持っています。
いち早くクロノメーター認定を受けたこと、スイスにおいて商標登録を行ったことも含め、ブランド力を損ねない工夫と努力を重ねています。
セレブリティや芸能人が愛用するメーカーとして知られていますが、元はファッション用ではなく精巧な腕時計を開発・製造する会社です。プロの水泳選手やレーシング・ドライバーなど一分一秒を争う専門家の実用を経ているため、現場での実用性を追求しています。
人気のシリーズ「GMTマスター」は、パン・アメリカン航空のパイロットウォッチとして要請を受けて生み出されたものです。常に現場のことを第一に考え、時間を正確に測る工夫がブランド力につながっているのです。

資産価値が高い

丁寧な手作業と、3大発明と呼ばれる3種類の機構を搭載したロレックスは、限定モデルやラグジュアリーモデルも数多く販売されています。
特にダイヤモンドやサファイア、ルビーのような貴金属をあしらったアイテムは数千万円〜1億円を超える価格帯になるものもあり、資産として買い集めているセレブリティも少なくありません。
もちろん平均的な価格帯であり100万円台のロレックスも、それだけで資産価値を有しています。世界中にコレクターや愛好家がいるため、売却がしやすく高額査定も期待できます。

流通が少なく希少性が高い

2020年から2022年にかけて、新型コロナウイルス感染症の拡大にともない、世界的に貿易や流通が縮小傾向となりました。
輸入品であるロレックスも少なからず影響を受けており、高額なモデルは元から流通量が多くはありませんでしたが、感染症の影響でさらに供給量が限定されてしまいました。
数百万円を超えるロレックスは購入者が限られやすく、はじめから流通量は多くはありません。しかしコロナ・パンデミックによって世界的な需要が満たせなくなり、2021年には企業から生産量の低下についてコメントが発表される事態に陥っています。
今後もしばらく感染症の封じ込めは続き、貿易も含めた流通が制限されると考えられます。製造元であるスイスなどの拠点も、感染状況によっては生産量がさらに落ちる可能性があり、ロレックスアイテム全体の希少価値が高まると考えられます。

参考記事:【ロレックス】価格が高騰しているロレックスの定価推移

 

ロレックスが投資対象になる理由

ロレックスは安いモデルでも50万円以上の値段がつく高級時計です。高価なアイテムも多く、資産価値のあるものは投資の対象となっています。ここからは、投資対象に選ばれる理由をみていきましょう。

流通量が少なく販売方法がコントロールされている

ロレックスはデイトジャストGMTマスターなどモデルごとに生産量や生産期間が決められています。生産終了になるとそのモデルは打ち切りの状態となり、新しいモデルの生産が始まります。
限られた個数を、一定期間のうちに製造する方法のため流通量は元から多くはなく、アンティークモデルとなった古いロレックスは希少価値が高まります。
販売方法についても、正規販売店の店頭のみが取り扱っており、それ以外は中古品などが出回るのみとなっています。最低限に流通をコントロールすることで、価値を失わず投資の対象として高いブランド力を維持しているのです。

セールなどの値引きがない

ロレックスは、一般的な時計製品のような値引きがありません。元から価格が決められており、その価格のままで販売されています。
期間を過ぎたものは生産終了品となり、次のモデルの販売へ移ります。ロレックスの愛好家は、「ほしい時に購入」しなければならず、セールを待つことなく正規価格で購入をしなければなりません。

需要が安定している

世界中に愛用者がいるロレックスは、突然大幅に価格やデザインを変更することなく、常に一定のクオリティを保っています。そのため、ロレックスを身につける人も安心してアイテムを手に入れることができ、古いモデルのコレクターや有名人による宣伝効果も重なって、安定した需要があります。
流通量の少なさやコロナ・パンデミックによる生産量の低下も、需要に拍車をかけています。「ほしいのに買えない」という人が増えるほど需要は増していき、それを満たそうと取引が活発になるため、結果としてロレックスの人気は衰えずに維持されています。
新品で手に入れられない場合は中古市場に需要が殺到するため、ロレックスは常に古いモデルや経年劣化のあるアイテムでも人気があります。国内だけではなく海外のファンにとっても中古品は安く手に入れられるアイテムとして魅力的に映るため、全体的に価格が下がりづらくなっています。

参考記事:腕時計投資で資産価値が高いブランドをランキング形式で紹介

 

ロレックスの価値が落ちにくいモデル

ロレックスは高級腕時計ブランドの代表的な存在ですが、そのなかでも人気のモデルが「ステンレスモデル」と「スポーツモデル」の2種類です。ここからは、それぞれのモデルの人気の秘密を詳しくチェックしていきましょう。

ステンレスモデル

ロレックスの腕時計にはさまざまな素材が使われていますが、特に人気が高いステンレスモデルは、堅牢性・耐久性・美しさを兼ね備えています。
ステンレスは鉄にクロムを混合させた合金で、ステンレス・スチール(SUS)という名称で呼ばれている素材です。ロレックスのステンレス・スチールは航空宇宙産業や化学産業に用いられている特殊な「スーパー・ステンレス・スチール」を外装に採用しており、加工の難易度が高い一方で非常に高い耐久性を搭載しています。
ロレックスのアイテムのスペック表には、「オイスタースチール」という表記があります。これがまさにスーパー・ステンレス・スチールであり、SUS904Lとも呼ばれ、耐食性と耐アレルギー性にすぐれています。

スポーツモデル

プロのスポーツマンも愛用しているスポーツモデルは、傷がつきにくいステンレス・スチールを採用し、スポーティな雰囲気に仕上げられています。クラシカルな雰囲気のドレスモデルとは違った雰囲気で、時間を視認しやすくアクティブに動く人に向けてデザインされています。
サブマリーナ」「シードゥエラー」「ヨットマスター」は海中・海上を想定したモデル。登山や探検に適した「エクスプローラー」や、パイロット向けの「GMTマスター」もそれぞれスポーツモデルとして人気があります。
ヨットマスターは2007年に上位機種を発売しています。世界で初めての「レガッタクロノグラフ機能」を搭載したヨットマスター2は、レースのスタートにふさわしい正確なカウントダウンが可能。
約1,220mの防水性能を誇るシードゥエラーも、約3,900mまで防水性能を高めた「ディープシー」が販売されています。

参考記事:ロレックスはなぜ高いの?高騰理由と人気の高いモデルを紹介

 

ロレックスを高く売る方法

ロレックスを高く売るためには、可能なかぎり新品に近い状態で、問題なく使用できる状態が理想的です。ここからは、高く売るためのポイントを3つに分けてみていきましょう。

付属品の扱い

ロレックスは時計本体はもちろん、内箱・外箱にも価値があります。箱のデザインに注目している人も多く、年代に応じてデザインは変化しています。これらの箱を含めたアイテムを一式美しい状態で保管できていれば、査定に有利に働く可能性があります。
ロレックスを購入すると、保証書(ギャランティ/国際保証書)・内箱・外箱・取扱説明書・カードケース・タグが付属品としてついてきます。カードケースは保証書を入れるためのもので、取扱説明書とは別に用意されています。
内箱は時計が収められている箱で、外箱は内箱を入れるための箱。さらに外箱を収納するショッパーも揃っていれば査定に良い影響を与えるでしょう。付属品のいくつかを紛失、または処分した場合は、メインの腕時計を中心に査定が行われます。

買取の相場価格

ロレックスは輸入品であり、日本国内に流通するアイテムの値段は円相場と深く関わってきます。買取店では、その時々で買取の相場価格を算出しますが、この相場にはロレックスの新品時点での値段が関係します。
日本円が外国の通貨よりも割高な「円高」になっているときは、輸入品は安くなります。国内の物価も下がり、ロレックスが買い求めやすくなるため、買取相場も低くなります。
反対に、日本円が外国の通貨よりも割安な「円安」の状態では、輸入製品の価格は高くなり、国内の物価も上昇。ロレックスのように、海外から買い付けるアイテムは軒並み価格が上昇するため、買取価格もアップします。
ロレックスを高く売るためには、元の価格が安い時期に購入したものを、値段が上がったタイミングで売却に出す必要があります。円相場や高級ブランド品の流通状況なども見極める必要がありますが、うまくタイミングが合えば高額買取が期待できるでしょう。

買取業者の選び方

信頼のできる買取業者を選ぶことも、高額買取に欠かせないポイントのひとつです。たとえば買取業者の中には、貴金属や金券を中心に買取を行っている、あるいは服飾ブランドのアイテムをメインに扱っている店舗もあります。
ロレックスを含む高級腕時計の取り扱いが豊富であり、店頭でも積極的に販売や買取を行っている店舗であれば、査定の経験が豊富で適切な目利きができると判断できます。腕時計に知識をもつ鑑定士が在籍しているかどうかもチェックしたいポイントです。
さまざまな査定・買取方法に対応している業者は、店舗に直接足を運ぶ心配がなく便利です。身近に買取店がない、買取店はあるけれど遠方にある場合は、遠く離れていても手持ちのアイテムを査定に出せる「宅配買取」がおすすめです。鑑定士の資格を持つスタッフが無料で査定・買取を行う出張買取や訪問買取も利用できます。

参考記事:ブランド品の鑑定に必要な費用や鑑定の依頼先を徹底解説

 

ロレックスの売却なら「買取むすび」にお任せください!

信頼のできる業者かどうかは、問い合わせのしやすさや対応力にも表れます。電話・メール・公式サイトの問い合わせフォームなど、さまざまな方法から問い合わせができる買取店は、顧客に対して誠実に対応してくれる可能性があります。
「買取むすび」は、全国に店舗をもちLINEでの「らくらく簡単査定」も実施している買取店です。不明点はフリーダイヤルのほか、公式サイトの問い合わせフォームからも連絡ができます。
お手持ちのアイテムの査定や買取に関する希望や不明点については、公式サイト内の問い合わせフォームからぜひご相談ください。

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ロレックスの売却は信頼できる店舗へ相談しよう

いかがでしたでしょうか。今回は、ロレックスの歴史と高額で取引されている理由について詳しく紹介しました。創業当時から精密さを追求して製作されているアイテムは、正しい時間の計測が求められるプロの職業人にも愛用されています。
買取むすびでは、お手持ちのロレックスが壊れている・動かない・保証書や箱がない・変色があるなどのケースにも対応し、査定を丁寧に行います。
事前のご相談やLINE査定で値段を聞いてから売却を行うこともできますので、ぜひ一度ご相談ください。

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